筆楽名人のハガキデザインや住所録のデータを復元するには?

はがき作成ソフトの「筆楽名人」を使用して、年賀状や暑中見舞い、クリスマスカードといった、
デザインの画像の編集や、宛先、挨拶といった文章の記入をしたファイルや住所録のデータを、
間違えて削除したり、開けなくなった時には、どのようにすれば復元することができる?という疑問について。

筆楽名人のテンプレートを「取り消し」で元に戻すやり方とは?

まず基礎的な操作としまして、筆楽名人のソフトでハガキのデザインを作成する際に、
テンプレート上で間違えてテキストを入力したり、違う画像を埋め込みした時には、
左メニューの下部にある「取り消し」を押すと、一段階前の状態ごとに元に戻すことができます。

住所録の編集画面の方では、各項目全体での記入で一段階ずつ元に戻す仕組みです。

また、Windowsでは「Ctrlキー+Zキー」、macOSでは「Commandキー+Zキー」を入力していくと、
同じく一段階ずつ、メモリに残っているデータを読み込みして復旧するやり方もあります。

(30MBを越える容量のファイルを編集する時は、取り消し・やり直しのできる回数が一回のみです。)

一方、筆楽名人で保存したファイル自体を消去してしまった時は、
専用のソフトを使用したり、専門のサービスに注文をして復旧ができる見込みがあります。



Windowsでの住所録ファイルの保存場所は?

次に、Windowsのパソコンにインストールした筆楽名人で使用する、
住所録のファイルが入ったフォルダーの保存場所について。

こちらは、ウィンドウズでエクスプローラーを開いてから、Cドライブ(ローカルディスクC)の、
Users→ユーザー名→AppData→Local→fude(年度)→User Data→Default→data、と進みます。

そして、この中にある「fdbl」「fdbf」「fdbc」という拡張子が住所録に該当します。

エクスプローラーやFinderから拡張子をバックアップする

次に、筆楽名人のソフトウェアではハガキデザインのエクスポートの機能は搭載されていないため、
作成・編集をして保存したファイルは、パソコンの機能や別のソフトで予備の保管をする形です。

基本的には、CドライブやDドライブに保存をした、テンプレートである「fdr」のハガキデータの拡張子を、
WindowsのエクスプローラーやMacのFinderの画面から手動で、外付けHDDにコピー&ペーストをしたり、
または名前を付けて保存をする際に、二つ以上のストレージの保存先にバックアップする手法が簡単です。

あるいは、OneDriveやGoogleドライブの専用フォルダーに保存をしたりiCloudを有効にして、
自動的にネットワーク上のオンラインストレージにコピーのデータを転送する方法も便利です。

削除して表示が消えた「fdr」や「fdbl」の拡張子を復元するには?

次に、間違えて筆楽名人のハガキデザインの「fdr」や住所録の「fdbl」といった拡張子を、
フォルダーから削除してしまい、そのフォルダー上から表示が消えた時は、
まだゴミ箱アイコンの内部に移行する形でデータが残っている場合が多いです。

しかし、ゴミ箱に残らない仕方でファイルないしフォルダーごと消去していた時は、
バックアップのデータがなければ、パソコン上の標準機能だけでは開き直せなくなります。

その際には、電気店やオンラインショップで販売されているデータ復元ソフトを使って、
表示の消えた拡張子の痕跡データをストレージから検出して、修復ができる見込みがあります。

また、Macintoshパソコン用のデータ復元ソフトのプログラムについては、こちらのページにて。

ですが、市販のツールでできる範囲には限度もあり、また検出がうまくできないことも多いため、
より確実には専門業者のデータ復元のサービスに出して、リカバリーをしてもらわれることを推奨します。



別のハガキ作成ソフトのアドレス帳のCSVファイルを取り込む手順は?

次に、ほかのソフトウェアで作成していたアドレス帳のファイルを、
筆楽名人の住所録の一覧に取り込む、データ移行の機能もあります。

CSVファイルの読み出しの手順はまず、「宛先入出力」のタブを開きます。

そして、CSVデータの読み込みの項目にある、
筆王や筆ぐるめ、筆まめ、宛名職人などの別のハガキ作成ソフトで保存をした、
CSVファイルの拡張子を筆楽名人から読み込みして、連絡先に追加できます。

また、筆王のはがきの住所録やデザインのデータを復旧する方法、またはバックアップの手順についてはこちらのページにて。

ほか、筆楽名人で作成した住所録のデータをCSVファイルとして書き出しの保存をすることもできます。

印刷した用紙の画像をスキャナーで読み取りする使い方とは?

次に、以前にプリンターでハガキのデザインのデータを用紙に印刷していた時は、
そちらの用紙の画像をスキャナーで読み取りして、デジタルデータとして使用する使い方もあります。

ほか、筆楽名人ヘルプページのマニュアルも参考までに。

また、今までに送られてきた年賀状や喪中、暑中見舞いや寒中見舞い、クリスマスカード、
ほかビジネス用の受信・送信メールや冠婚葬祭の書類、ラベルシール、名刺などに、
必要な宛先の住所が書かれていましたら、そちらを書き写して筆楽名人で再作成する方法もあります。

破損したHDDやメモリーカードのデータを復旧してもらう

次に、パソコン自体が故障して内部のハガキやアドレス帳のデータが開けなくなった時は、
例えばメーカーの修理に出す前に、内蔵のSSDやハードディスクを取り出しして、
別のPC本体に接続して、フォルダーを読み込みしてファイルを回収する使い方もあります。

また、HDDやRAIDケース、USBメモリ、SDメモリーカードといったストレージの回路が破損する、
物理障害のアクシデントが出た時は、一般の個人ユーザーでは読み出しができなくなるため、
プロのデータ復旧のサービスに問い合わせて、ファイルを取り出ししてもらわれることをおすすめします。