ガジェット(Gadget)とは、誰でも簡単に作成できるソフトウェアという意味です。
主にパソコンのデスクトップやインターネットを開く時のホームのウェブページ上に
天気予報やカレンダー、RSSフィード、時計、チャート、スライドショー、便利リスト、
といった小さなお役立ちの機能を配置できることなどを指す場合が多いです。
Microsoft WindowsのOSでは、新しくWindows7から『デスクトップガジェット』という
ソフトウェア表示の機能が追加されました。
スタートメニューからコントロールパネル⇒「デスクトップのカスタマイズ」画面の
「デスクトップ ガジェット」をクリックします。
初期設定でWindows7に入っているデスクトップガジェットの一覧が表示されますので、
アイコンを右クリックして「追加」を押すとこのようにデスクトップ上に配置されます。
他のガジェットを追加する時はインターネット上でガジェットを見つけて、
手順に従ってパソコンに保存して同じように配置していきます。
しかし長く使っていて急にデスクトップガジェットが動作を停止してプログラムが破損したり、
Windowsのシステムファイルにトラブルが出てOSに問題が発生したり、
ハードディスクが物理障害で故障する、などのアクシデントでパソコンが壊れてしまうと
せっかく集めて配置したガジェットのデータも失ってしまいます。
なので、後で元通りに復元できるように定期的にコンピューターのシステム設定やデータの
バックアップを外付けHDDなどに取って保存しておくことが大切です。
フルバックアップ機能がある専用のソフトを購入してセットアップすると定期的に外付けHDDや
RAID、NASへの更新差分のデータのバックアップが行えて便利なのですが、それら以外にも
手動でデスクトップガジェットに保管されたファイルのみ保存する手順もあります。
まずはマイコンピューターのCドライブ(ローカルディスクC)を開いて、
Users⇒ユーザー名フォルダ⇒APPData⇒Local⇒Microsoft⇒Windows Sidebar と進みます。
フォルダーが表示されていない場合はエクスプローラのアドレスバーに
「C:¥Users¥ユーザー名¥AppData」と入力して進みます。(¥は小文字に直してください)
ここにある「Gadgets」「Settings」というフォルダーとファイルをコピーして、
外部外付けのデータ記憶デバイスに貼り付けで書き込みしてバックアップを取り、後で復元ができるようにします。
その後何かのコンピュータートラブルが起きて、パソコンを買い換えたり再セットアップ
した後に、また同じように「Windows Sidebar」のフォルダーを開きます。
そして、すでに入っているGadgetのフォルダーとSettingsのファイルを削除して、
かわりにバックアップしていた方を貼り付けして入れ替えます。
これで、無事に機能が起動できればデスクトップガジェットの復元成功です。
ほか、MicrosoftのWindowsのパソコンでの、
デスクトップガジェットの表示がおかしい の解説も参考までに。
しかしもし事前にパソコンの内蔵ドライブ、または外付けHDD、RAID、NASなどにバックアップを
取っていなかった場合はまたインターネット上から探して保存し直すか、
システムの復元などの回復機能を試してみましょう。
それらの方法でも直せずに、どうしてもガジェットなどのWindows上のデータを元に戻したい、
という時には、PCのHDDを引き抜いて、専門のデータ復旧サービス業者に
持ち込みか郵送で出して、復元ができるかどうかの診断をしてもらわれることをおすすめします。