ハードディスクに4GB以上のデータファイルを保存するには?

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パソコンなどで使用するハードディスクドライブ、または内部の論理ボリュームマネージャ(Logical Volume Manager)に、4GB(ギガバイト)以上のデータファイルを保存して、HDDの領域を運用する方法について解説しています。




当サイトでは、SSDやハードディスクドライブの内部ファイルの救出、外部接続のPCの機材やシステムを復元する方法、コンピューターの製品が壊れた時の原因と修復をする手順といったリカバリーによるトラブル解決について、詳細を解説しています。

また、読み込めない電子機器からの補助記憶装置の取り出しによるレスキューのサポートを行ってもらえるデータ復旧サービスセンターも紹介しています。


DIGITAL DATA RECOVERY 3



ハードディスクに4GB以上のデータファイルを保存するには?

Windows MeやWindows98・95のパソコン、またUSB外付けハードディスクやRAID、NASに単体で容量の大きさが
4GB(ギガバイト)以上ある巨大なファイルの拡張子を保存することができない、という疑問について。

まず、これらのHDDは『FAT32』(ファット32)という方式でフォーマットされている
製品が多く、単体で4GB以上あるデータを書き込みできない仕組みになっています。

Windowsのパソコンに使われているハードディスクは『NTFS』(エヌティーエフエス)
という方式のファイルシステムが使われていて、こちらには4GBを越えるファイルを保存できます。

なので、FATまたはFAT32の方式を、NTFSに変更することで解決できます。







ファイルシステムの変換

NTFSのファイルシステムへの変換の作業を行うにはまず、対象のハードディスクのデータを
外付けHDDやRAID、NASなどの他のデータ記憶装置にコピー&ペーストなどで移行して、
初期化してからでもあとでそこから復旧して、大丈夫なようにバックアップを取ります。

次に、HDDを接続してOSに認識させて、[スタート]⇒[ファイル名を指定して実行]で
『cmd』の3文字を入力してOKを押して、コマンドプロンプトの黒い画面を開きます。

この画面で『convert drive_letter:/fs:ntfs』と入力すると、FAT32からNTFSに方式が変更されます。

(パーティションのDドライブやEドライブの場合は『convert D:/fs:ntfs』 『convert E:/fs:ntfs』と入力。)

フォーマットによる再構成

同時にフォーマットされてすべてのデータが消去されますので前にコピーした場所から
ファイルを貼り直して、そして4GB以上の容量のデータを保存できれば完了です。

※注意点として、空き容量が4GB以上残っている記憶媒体である必要があります。

パソコンに内蔵されたSSDやハードディスクドライブ、またはBUFFALO(バッファロー)といったメーカー製の、
ポータブルHDDやRAIDケースをクイックフォーマットなどで初期化したり、
ディスクアレイを再構築した時には、これまでのデータはすべて消去されます。

そのため、必要なファイルやフォルダーは、必ず事前にバックアップをされることが重要です。

NASに搭載されたHDDの場合

LinkStationやTeraStationといったNASでも同様に、ディスクアレイの再構築による変更の際には、
これまでに保存したデータが一度消去されますので、バックアップを忘れないようにご注意ください。

リンクステーション

NASは、WindowsやMacといったパソコンとは別のファイルシステムでボリュームのフォーマットが行われるため、
直接ハードディスクドライブを移し替えてパソコンで読み込みする際には、専用のユーティリティーが必要です。

うっかり作業のミスで必要なファイルを消してしまった時には、すぐにデータ復元のソフトを使われるか、
専門のデータ復旧サービスセンターにて修復の措置を行ってもらうことで、まだ一定の確率で元に戻すことが可能です。





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