磁気ヘッドが設置された大容量記憶デバイスのハードディスクドライブが内蔵された、
パソコンをはじめとする電子機器が、ある時にハードウェアまたはソフトウェアの問題で破損して起動できない場合に、
HDDの内部に保存されているデータファイルを修復するには、どのように操作をすればいい?という疑問について。
目次
書き込みエラーが起きてデータが保存できなかった時は?
まず、ソフトウェアで行う、ハードディスクやメモリーカードといった補助記憶装置へのデータの保存の作業が、
適切に実行されずに書き込みエラー(writing error)が起こって、ファイルの作成や上書き保存に失敗した場合の対処法について。
ひとまず、その時点でウィンドウを閉じてしまうと、データが一次メモリから消えてしまうのでご注意ください。
データの転送が記憶媒体の記録速度に追いつかない例外動作の、バッファーアンダーラン(buffer underrun)が出ると、
書き込み不良のトラブルにより、すべてのファイルが保存されない状態です。
特に、数百ギガバイト(gigabyte)あるいは1テラバイト(terabyte)以上の、
大容量のデータを送受信する際にはご注意ください。
書き出しエラー(write error)が起きた際には、補助記憶装置を別のものに変更したり、
また一気に大量のデータを書き込みせずに、少しずつ転送するか、
または専門のサービスで代行の作業をしてもらって、やり直しを行ってください。
パソコンを再起動して問題が修復されているかどうかを確認
次に、パソコンのオペレーティングシステムやアプリケーションソフトの設定を大きく変更した後で、
一部が正常動作しなくなるエラーが出た場合に、問題からの修復をして状態を確認する手法について。
まず この状態は、HDDやSSDではなくシステムの方が原因である可能性が高いです。
ひとまずは一度、パソコンを再起動(restart)されてみてください。
それでも元に戻らなかった時は、セーフモード(safe mode)で一度パソコンを立ち上げてから、
いったんシャットダウンして、再度の起動をしてください。
その時に自動修復(automatic restoration)が行われて、アプリケーションソフトやシステムにある、
一部のプログラムの損傷やファイルの欠落といった問題が直ったかどうかを、確認されてみてください。
それでも修復ができなかった時は、以前の復元ポイントの状態までパソコンのOSを元に戻す、
システムの復元(system restore)といった、修復機能の実行(execution)をされてみてください。
また、ファイルの破損の状態をチェックして修復するには?という疑問については、こちらのページにて。
また、オペレーティングシステムの起動に必要な基本的なプログラムが書き込まれている、
システムディスク(system disk)を用いて、OSの問題を直すことも試されてみてください。
ハードディスクにあるOSが破損した時の修復とは?
次に、HDDは一度物理的に故障してしまうと、ほぼ修理は不可能ともいえる一種の消耗品でもあります。
ですが、論理的なシステムのみが破損しただけでしたら、『システムの復元』や
『再セットアップ』といった作業で、もう一度使用できるように修復ができます。
しかし、PCではない他のかなり精密な機器に内蔵されているHDDの製品の場合は、自力で行うには、
設備や知識が必要ですので、専門のコンピューターの修理サービスの方で行ってもらった方が安全です。
また、HDDを取り出ししてデータレスキューサービスの方で、ファイルの復旧の作業をしてもらうこともできます。
ストレージが損壊してデータが開けなくなるトラブルとは?
例えばHDDを使用する機器には、WindowsのパソコンやMacパソコンのほか、外付けハードディスクドライブ、
NASのTeraStationやLANDISK、RAIDケース、サーバー、ワークステーション、一部の携帯音楽再生装置、
また、ハードディスクビデオレコーダーやカーナビゲーションといった製品があります。
近年では数多くの高性能なコンピューターの機器に内蔵されて、HDDの普及率と知名度はますます高まっています。
また例として、PQIのポータブルハードディスクといった、
外付けのHDDも小型化したいコンパクトなサイズの製品が多くなり、持ち運びも便利になっています。
一方で持ち歩きが多い分、強打や水濡れによる回路の破損のおそれも出てきます。
上記のような電子機器には、データやプログラム、システムを大容量で保存できる便利な仕様になっている分、
HDDがヘッド吸着や老朽化、ショートなどで故障してしまった際での、データ損失のアクシデントが懸念されます。
内蔵されたHDDのファイルは取り出しできる?
また、磁気ヘッドを用いた大容量記憶媒体であるハードディスクドライブは現在、
パソコンだけでなくRAIDケース、NAS、サーバーといった、他のさまざまな電子機器の製品にも導入されています。
ある時にハードディスクドライブが破損するアクシデントが出たら、HDD自体の破損の修復は本来かなり困難で、
内部回路のヘッドやアーム、プラッタなどの部品が壊れているような状態でのドライブ装置の故障が起こると、
ハードディスクが搭載された電子機器の修理はできても、上記の通りストレージの修理はほぼ不可能になってしまいます。
しかしながら、ハードディスクドライブに保管されたデータはまだそのままで残っている可能性が高いため、
プロのデータ復旧サービスセンターにて、内部に取り残されたファイルの取り出しの作業も行ってもらうことができます。
もしバックアップをされていなかった場合でも、元に戻せる望みがありますので、まだあきらめないでください。