持ち運び中にHDDが壊れるトラブルからのレスキューの方法

デスクトップパソコンやノートパソコン、外付けハードディスクケースやポータブルHDD、NASといった、
データ記憶装置のハードディスクドライブ(hard disk drive)が搭載されたコンピューターの製品を、
近場へ、または遠出で持ち運びをしている際に、強い衝撃や振動、水濡れ、高温・低温などによって、
電子機器またはHDDが壊れた時に、装置やデータをレスキューする手順や、それらのトラブルを防ぐ方法について。

自動車のトランクに電子機器を積載する時の配置は?

まず、デスクトップパソコンの本体といった大型で重量のある電子機器を自動車のトランクに乗せて運ぶ際に、
高速道路(ハイウェイ)を使っての長距離移動では、時々ドライブインで休みながら、
念のため駐車場での停止中に、車内での機材の配置を再確認されてみてください。

また走行中は揺れが大きいので、なるべく機器に衝撃を与えないため、製品を購入した時に収納されていた
段ボールなどに入れて、発泡スチロールで固定した状態で収納をされることが望ましいです。

特に山道などの荒い車道を走る時は、もし走行中に座席の下の方に落ちていたりするなどで、
固定されていた位置からずれていたら、元の場所に戻して、よりしっかりと固定し直します。

またエンストやパンクなど、車の一部が壊れるトラブルが途中で起こらないように、
各部を点検をされてから行かれることも大事です。

パソコン本体などの電子機器が故障した場合は、まだ内部のハードディスクドライブやメモリーカードは
破損せずに無事であることが多く、データレスキューのサービスセンターで取り出しをしてもらうか、
読み込みをして別の補助記憶装置にファイルを移し替えてもらう形で、復旧ができる可能性が高いです。



カバンにコンピューターを入れて移動する時は?

次に、泊りがけで滞在をされる時は、寝具や洗面用具・着替えのほか、ノートパソコンやタブレットPC、
デジタルカメラ、またそれらの充電器やACアダプター、メモリーカード、コンピューターなど、
日帰りよりも荷物がずっと多くなりやすいため、大きなカバン=キャリーバッグなどが必要です。

宿泊込みでの移動の際には、荷物はやはり重くなりがちです。

特に自家用車やレンタカーではなく新幹線や飛行機での移動の際には、バッグを持って歩く時間も多くなります。

大きめのサイズのノートパソコンや大型のカメラといった機材が荷物に加わると、
空港内や駅構内で移動するだけでも、結構な体力を使いやすくなります。

そのために、キャスター(タイヤ)の付いたキャリーバッグを使うと、
車輪で引きながら歩いて移動ができるので、電子機器の持ち運びにも大変便利です。

キャリーバッグは四角く大きなカバンで、長さを調節できる取っ手を持ち、床で引くように移動できます。

ですが、機材にかかる振動が大きくなり壊れやすいので、破損のトラブルを回避するため、
なるべくコンピューターの電源はオフにするか、
スリープモードにして、HDDの回転を止めた状態で持ち運ばれることを推奨します。

また、Windows10でノートパソコンのカバーを閉じたときに休止状態にする方法なども参考までに。

特に、ハードディスクドライブを稼働するノートパソコンや外付けHDD、NASなどは、
電源を入れたままでのキャリーバッグの移動は、控えた方が無難です。

ほか、外付けHDDのデータが消える原因と復元の方法については、こちらのページにて。

ハードディスクドライブは本来、消耗品といわれるほどいつ故障が起きてもおかしくはなく、
ヘッド吸着障害やモーター、アームといった回路の破損が起こると、
異音が鳴り、内部のデータが読み込みできなくなりやすい部品でもあります。

もし持ち運びの後でいつもと違う、カコンカコン…と大きな音がHDDから鳴って開けなくなった時に、
まだハードディスクの内部に大事なデータが残っていてレスキューの措置をしてもらいたい、という際には、
専門のデータリカバリーサービスで、ファイルの復旧をしてもらうことを推奨します。



小さめのバッグに小型の電子機器を入れて持ち運ぶ時は?

次に、キャリーバッグだけでは簡易的に物を取り出すにはやや不便な点もあります。

なので、ショルダーバッグウエストポーチとの二つに荷物を分けて持ち運ぶと、
電車内や飛行機の中など乗り物で移動中の際に助かります。

たとえばノートPCやデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、タブレット端末、大きめのスマートフォン、
またはDVD-R、USBメモリ、SDメモリーカードなどのデータ記憶媒体を取り出しするのに便利です。

キャリーバッグの方は持ち運び中、トラブルを防ぐため空港で預ける時以外は必ず施錠をして、
またどこかにカバンを置いたまま手を離したりしないように注意しましょう。

また長距離での荷物の輸送の場合に、複数の商品の注文や機材の修復の依頼の際には、
一括での配送のサービスを利用されると楽で、また基本的にだいぶ割安な料金で済みます。

日本国内で北海道や九州、各地の離島、そして海外への遠い場所への渡航の際には、
やはり移動の費用や、配送にかかる費用は高めで、時間もかかりやすくなりますので、
余裕をもって事前にじっくりと予定を立てておかれることも大切です。

精密な機械を安全に収納するには?

次に、長距離での移動をするにはどこへ行くにしても、まず交通手段の選択が必要です。

飛行機や船舶の場合は基本的に、スーツケースなどの大きな荷物は持ち運びではなく別に預ける形です。

なので、パソコン本体といった精密機器は、移動中や出し入れの際の強い衝撃を防ぐため、
保護用のケースや段ボールに収納して預けることが大切です。

移送中に倒れたり積み荷から落ちて、HDDやノートPCといった精密機器が壊れてしまう可能性も考えて、
端子折れや水濡れ、水没を防ぐために、上記のように段ボールに入れておくと安全性がだいぶ上がります。

また、発泡スチロールなどで内部を固定して、ビニールをかぶせておくと、さらに安全度は大幅に高まります。

または持ち運びが大変な大型の電子機器は、配達サービスに注文をして、
「精密機器」「壊れ物注意」での指定にて、郵送してもらうこともおすすめです。

カバンの中のコンピューター関連の荷物は、ノートパソコンまたはタブレット端末、デジタルカメラやビデオカメラ、
予備のSDカード、USBメモリなど、特に必要なものを除いて、なるべく軽くされると良いです。

しかしながら一番良い電子機器の保護をする方法は、やはりできる限りパーツに負担を掛けないように、
配置の場所を整えたり、定期的な汚れの除去といった習慣を身に付ける形です。

滞在先の付近の店舗や移動手段のチェック

次に、行き先がかなり遠い場合や、東京都など都市圏のように道路が多く入り組んでいる地域では、
少し道を間違われてしまうと、特に渋滞の時には大きく迂回をする際に時間がかかることも多いです。

また、重い機材を抱えながら持ち運んで駅構内を歩くのも結構疲れてしまいます。

そのため、当日前には、インターネットの検索システムサービスを使って、
最短コースとその経路、交通にかかる料金などを調べてみると良いでしょう。

チケット売り場やウェブ上での券の販売サービスでは、格安で乗車券や入場券などが購入できますので、
こういった売り場を事前に見てみるのもお得です。

また、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、神戸、博多といった全国の各都市部でも、
パソコンのリカバリーやHDDなどのデータ復旧のサービスセンターが多く、大変高い需要があります。

付近のエリア内の対象での、即日サポートでの出張訪問によるパソコン修理といった、
リカバリーのサービスのプランを用意されている事業も多いです。

料金が格安で大変お得なプランを実施されている、データレスキューのサービスセンターも多くあります。