故障したHDDを自分で修理することはできる?

パソコンをはじめとする多くの電子機器で補助記憶装置として導入されている、
ハードディスクドライブ(HardDiskDrive)で使用している時にある日、
製品が故障したのか、または軽いエラーなのか、何かしら様子がおかしくなってきた場合に、
HDDを自分で修理することはできる?という疑問について。

ハードディスクの製品の一例

・SEAGATE:20PK 3TB CONSTELLATION ES SATA 7200 RPM 128MB 3.5IN
・東芝:3.5インチ 内蔵 HDD 6TB 128MB SATA 6Gbit/s 7200rpm MD05ACA600
・Hewlett Packard:Enterprise 1.6TB 12G SAS VE LFF 3.5-in SCC EV 3yr Wty
・HGST (Western Digital):0B28955-20PK – HGST Ultrastar C15K600 300 GB 2.5
・MARSHAL:MAL3500SA-T72 (500GB,7200rpm,S-ATA) 3.5HDD

外付けHDDのUSBケーブルの接続の状態を確認

まず修理の作業の前に、USBコネクタからアクセスをする外付けHDDケースで接続をしている場合は、
ケースのUSBポートとコネクタ、また接続しているパソコンの本体のUSBポートに、
小さなゴミや埃が挟まっていないかどうかを見直されてみてください。

また、ケーブルを別の機器の付属の製品に付け間違えていないかどうかを確認をしてください。

ほか、カートリッジ内部のインターフェースにHDD本体のコントローラーが、
しっかりと差し込まれているかどうか、などの状態を確かめてみてください。

データ記憶装置のハードディスクドライブは、
精密機器でかつ消耗品と言われるほど壊れる時には壊れてしまい、また分解での修理が困難なパーツです。

そのため基本的には、故障したハードディスクからの、新しいHDDの交換による修復作業や、
プロのデータリカバリーサービスでの内部のファイルの取り出しによる措置が基本となります。




HDDのアクセスエラーからの修復を行うには?

次に、ハードディスクは内部のパーツであるヘッダーやプラッタが故障する、
といった重度の物理障害が発生した場合は、特に個人ではほぼ修理が不可能です。

ですが、不良セクタの軽度の障害や、軽いアクセスエラーくらいの問題であれば、
まだ特定のツールを用いて、ある程度の論理障害によるPCの故障は、自分で修理できる見込みがあります。

例として、外付けHDDにケースからアクセスできない時の復旧方法については、こちらのページにて。

また、Windowsのパソコンで、まだドライブ装置のデバイスが認識できる状態でしたら、
エクスプローラーの「PC」(マイコンピューター)の画面で、対象のボリューム名を選択します。

右クリック→プロパティ→ツール→「チェック」で、
不良クラスタが発生しているかどうかのエラーチェックを行います。

あるいは「最適化」をしてみたり、また空き容量がほとんど残っていないほどデータを大量に保存していたら、
一部のファイルを削除したり、別の場所にバックアップするなどして減らして簡単な修理をすることで、
読み込みの速度が ある程度戻る場合があります。

デバイスドライバのエラーが出た時に復旧するには?

次に、ハードディスクがデバイスで正常に認識できない場合に、故障した機器のレスキューを実行する方法について。

まず、コントロールパネルを開いて、デバイスマネージャーを展開します。

「ディスクドライブ」の項目を開いて、対象のHDDのドライブ名(デバイスドライバの名称)を選択します。

右クリック→「ドライバーソフトウェアの更新」を実行する、
もしくはデバイスドライバの項目で、「デバイスのアンインストール」(削除)をします。

そしてWindowsを再起動してからもう一度パソコンに接続し直すと、読み込みできる場合があります。

パソコンや外付けHDDケースに内蔵されたハードディスクが読み込めない場合、
HDDそのものの故障ではなく、PCやカートリッジの方に問題があると見られる時は、
別の外付けHDDケースやUSB変換アダプターに接続したり、
デスクトップパソコンに一時的に増設するなどして読み込んでみると、開けることもあります。

ハードディスクのインターフェースの部分が折れていたりして、
破損している時は、それ以上の通電は控えて、プロのデータレスキューサービスに出して、
内部のファイルを取り出ししてもらうことをおすすめします。




S.M.A.R.T.の検査ソフトからHDDの復元をする方法とは?

また、ハードディスクドライブには「S.M.A.R.T.」(スマート)=
「Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology」
(セルフモニタリング・アナリシス・アンド・リポーティング・テクノロジー)
という、HDDのモニタリング機能が搭載されています。

何らかの障害を早期に検知して、製品の寿命推移や故障の予測を立てるシステムで、
各HDDの製造メーカーで専用のモニタリングソフトが配布されています。

これらを公式ホームページからのインストールで入手するか、
またはCrystalDiskInfoといった検査用ソフトウェアで、
ハードディスクをスキャンして、現在どのような問題が起こりつつあるかどうかを確認します。

また、ソフトウェアによってはエラーの状態を修復する機能もあり、
簡単な故障の初期の問題など、軽い論理障害のみ、自分で修理することもできます。

ほか、HDDのコントローラーの問題などにより、Windowsでアクセスエラーが起こり読み込めなくなっても、
macOS/Mac OS XやLinuxディストリビューションのOSでは、ストレージが開ける場合があります。

また別のOSで読み込みすると、後でWindowsの方でもアクセスの状態が元に戻る、というケースもあります。

ハードディスクが物理的に壊れてしまったら?

ですが、物理的に強い衝撃が加えられて内部のプラッタの位置がずれたり、
停電や誤ったコードの引き抜きによる急な停止による磁気ディスクへの負荷、
経年劣化による寿命や、高熱、低温、日の光、湿気、水気、電磁波といった原因により、
物理的な障害でハードディスクが破損してしまうと、物理障害の故障が発生してしまいます。

上記のように、HDDは精密機器であるため、蓋を開けて外気に触れて小さな異物が混入するだけでも、
更なる故障につながるおそれが非常に高くなり、修理が難しいパーツです。

もし自分でケースを開けて分解をすると、再び読み込みできる保証がなく、
余計に破損の状態が悪化しやすいためご注意ください。

物理的に深刻な破損が起こったら、自分で修理をしようとはせずに、
専門事業のデータ復旧サービスセンターに問い合わせて、
診断とファイルのサルベージの作業をしてもらわれることを推奨します。