データ復旧とパソコンやスマホの修理にかかる金額の違いとは?

パソコンや外付けのHDDケース、NASで使われているSSDやハードディスクドライブ、
またスマートフォンやタブレット端末のメモリーカードといった補助記憶装置から、
ファイルを間違えて削除したり、機材が故障して読み取りができない時にデータを復元する際に、
パソコンやモバイル端末の修理とデータ復旧の作業はどれくらい金額が違う?という疑問について。

データファイルが読み込めなくなる原因とは?

まず、パソコンやスマホの故障と、電子上のデータファイルが読み込めなくなるトラブルは、
コンピューターが破損した時はストレージも開けなくなり、原因が同じになることが多いです。

一方で、誤った操作で重要なファイルやフォルダーを削除したり、
フォーマットでボリュームを初期化した時は、パソコンやモバイル端末に問題はなく、
HDDやメモリーカードに保管していたデータの表示が消えたのみの状態です。

パソコンやスマートフォン、外部の外付けHDDやUSBメモリやSDカードが故障する原因の時は、
まだデータ自体はそのまま残っていることがほとんどで、また誤ったファイルの削除の場合も、
拡張子の痕跡データが残っていて、そこから専門のサービスで引き出しできる見込みがあります。



パソコンやスマートフォンの修理とデータ復元の金額の違いは?

次に、パソコンやスマートフォン、タブレットコンピューターの修理と、
失ったデータファイルを復元する作業でかかる、サポートでの金額の違いについて。

まず、故障したパソコンの修理のサービスは、主に壊れた部品やパーツの交換、組み立てのサポート、
またハードウェア・ソフトウェアの破損の状態をチェックして、不具合から直してもらえる事業です。

SSDやCPU、マザーボードといった部品の交換もこの修理の作業に分類されます。

それとは別に、OS上での操作のミスで表示を消去してしまったファイルを復元する作業は、
論理障害という軽度の部類に該当するアクシデントで、値段は比較的に安めです。

一例として、パソコンの修理に22000円くらいのサービスで、
軽度の論理障害からのデータの復元がそれと同じくらいになる事業もあります。

ほか、データ復旧の料金の相場がコースや業者で違う時の選び方については、こちらのページにて。

なお、ディスクアレイが崩壊したRAIDからのファイルやフォルダーの読み出しや、
ファイルシステムの破損や誤ったフォーマットからのデータ復旧の作業は、
44000円など2倍前後くらいか、最大容量の高さによってはそれ以上の費用がかかります。

故障したHDDやメモリーカードからのデータ復活の料金は?

次に、HDDやSSD、USBメモリやSDメモリーカードの回路が故障して開けなくなった場合は、
物理障害というアクシデントに該当します。

こちらの場合、多くのコンピューターの修理に関する作業の中でも特に精密な作業で、
通常のパソコン修理と比べて、データ復旧にかかる金額は大幅に高くなります。

データ復旧のサポートは、起動しなくなったパソコンなどの本体そのものの修理と違い、
アクセスエラーや破損が出た二次記憶装置から、復活が可能なデータを引き出して、
別のストレージにデータファイルを書き写して、回収をするサービスです。

USBメモリやSDカードといったメモリーカードは、最大容量が低めのため、
読み込みに掛かる時間が短く、例として6万円からのコースなどがあります。

ハードディスクの場合は最大容量が高く、10万円以上かかることが多いです。

また冗長化されたRAIDの場合は、データ復活の金額が平均的に特に高くなります。

ストレージのパーツが破損すると、一般の個人ユーザーでは設備や技術の面で、
読み取りがほぼ不可能になってしまうのですが、デジタルデータリカバリー様といった、
プロのデータ復旧のサービスで、取り出しの作業をしてもらうことができます。



デジタルデータリカバリー


スマホが壊れた時にはデータを残したままで直してもらえる?

次に、スマートフォンやタブレット端末が壊れた時には、私設の修理サービスでは、
内部のデータを初期化せずに残したままで直してもらえる店舗が多いです。

例えばスマホの基板が壊れた場合には、4万円~5万円ほどの価格で、
データをそのままにして修理をしてもらうことができます。

またiPhoneのリンゴループや、その他のiOS、Androidのトラブルが起きた時も数万円ほどの金額で
データの復活(バックアップが可能な状態に戻す形)とともに修復を行ってもらえます。

パソコンのトラブル解決の店舗で依頼できるサポートの料金は?

次に、パソコン修理サービスの店舗では、電子機器の汚れが増えてきた時に、
コンピューターの内部の清掃といったトラブル解決の依頼もできます。

またSSDやハードディスクをもっと容量の大きな製品に交換したい、という場合に、
ストレージの換装と、データのバックアップと以降の作業をしてもらうこともできます。

ほかにも、以下のような様々なメンテナンスや修復のサポートが実施されています。

・パソコンの読み込み動作がいつも遅くて、データの表示が重くて困っている。

・ノートパソコンやスマホ、タブレットの液晶画面が割れたため交換をしてもらいたい。

・アプリケーションソフトウェアのインストール・セットアップができない。

・手持ちの組立のパソコンに、最適なメーカー製の部品を取り付けたい。

・メインメモリやグラフィックカードといった、パーツの増設をしてもらいたい。

これらの注文の多くは、軽度のトラブルであれば料金は数千円から2万円ほどが多いです。

また、パソコンの各機材の故障の原因と修理による解決方法の一覧は、こちらのページにて。

なお、うっかりデータ復旧の専門のサービスとパソコン修理のサポートセンターを間違えて、
業務が違う方の事業にお問い合わせをされてしまわれないように、ご注意ください。

NASやサーバー、レコーダーといった、ファイルシステムがパソコンと異なる機材は、
自力ではデータの読み込みが困難なため、専門の業者で復旧をしてもらう方が確実です。

メーカーの修理サポートでデータ救出のサービスはある?

次に、パソコンや外付けHDDケース、メモリーカードといった電子機器の、
製造メーカー先のカスタマーサポートセンターでは、マシンの修理のほかに、
データ復旧サービスセンターと業務の提携をされている企業もあります。

あるいは、自社でデータの救出のサービスを営業されているメーカーの事業もあります。

対象のメーカーの製品でのサービスでは、少しデータ復元の金額が安くて済むこともあります。

また例として、ヒューレット・パッカード での、HP Care Pack データリカバリ の解説も参考までに。

ほか、スマートフォンの電話帳やメールといったデータは、契約されている電話会社で、
バックアップのサービスや、機種交換の際の移し変えのサポートも実施されています。

データ復旧の専門のサービスで取り出しをしてもらうには?

次に、データ復旧の専門の業者ではハードディスクのプラッタやメモリーカードの差し込み口、
補助記憶装置のコントローラーの破損などにより、読み込みがきかなくなった時に、
内部のファイルを取り出しして回収をしてもらうサービスが実施されています。

ここが、コンピューター上のデータの復活とマシンの修理の主な違いという具合です。

データ復旧の業者へのお問い合わせの際には、電話やメール、ファックスにて連絡をして、
営業所に持ち込みか郵送、出張訪問の依頼で、補助記憶装置を提出して検査をしてもらいます。

そして、初期診断によるトラブルの判定と、ファイルの読み込みにかかる金額の算出の後に、
プロのサービスセンターのラボで、データの復旧の作業を行ってもらうことができます。