まだデジタルカメラが普及していなかった頃に、フィルムを使って撮影する
アナログ式のカメラ(写真機)で撮った紙焼き写真を、デジタル化してコンピューター上の
データ形式として保存しておきたい、という場合の対処法について。
まず、前に使用していた普通のフィルムカメラやインスタントカメラ、使い捨てカメラ
などで撮った写真をすでに現像してもらっていて、紙焼き写真が手持ちにある場合は
『スキャナー』を使った画像の検出を行ってみましょう。
スキャナーで読み込み
スキャナーは家庭用として使うものであれば、プリンターとセットになった
家庭用の『複合機』を電気店で購入して、パソコンにインストールして使うと便利です。
もちろんスキャナー単体としての製品も発売されていますので、
業務用としてさまざまな用途で使っていく場合は機能に特化した製品がおすすめです。
複合機をPCにセットアップしたら、まずはプリンターとパソコン両方の電源を入れて
デバイスに認識させます。
デジタル化して保存したい紙焼き写真をスキャナーのガラス面に裏返して置いて、
ふたを閉じます。
その際、小さいごみやホコリが映らないように、スキャナーと紙焼き写真を両方とも
軽く拭き取ってから、ガラス面に置きましょう。
次に、複合機本体のメニューから「スキャン」という項目を十字キーで選択して、
「OK」を押すと、画像のイメージ読み取りが行われます。
またはプリンターに同梱されているCDに入っている専用のアプリケーションツールを
インストールして、その読み取りツールから操作してスキャンする方法でもできます。
また、Photoshopなどのグラフィックソフトや写真編集用のソフトをお持ちでしたら、
そのソフトウェアのメニューにある画像読み取り機能で写真をスキャンして
デジタル画像としてすぐに編集できるように取り込みを実行することもできます。
これらの方法で写真をスキャナー機能から読み取ったら画像置き場のフォルダーに
「名前を付けて保存」をして、紙焼き写真のデジタル化が完了します。
『ネガフィルムや紙焼き写真をデジタル保存できるUSBフィルムスキャナーPS9700 USPS97BK』
(サンコー)など、より専門的なスキャナーの機材も販売されています。
プリンターやパソコンをご家庭でお持ちでない場合は、外のコンビニやネットコーナー、
デジタルコンビ二、写真屋に持っていってコピー機の機能などでスキャンを行って、
USBメモリーなどのデータ記憶デバイスに画像ファイルを書き込む方法でも保存できます。
Kenkoといった以前のアナログカメラで昔に撮った時の「ネガフィルム」がまだ残っていれば、そちらを
写真屋に持っていって、現像とともにデジタル上のデータを取ってもらう方法もあります。
ネガフィルムや紙焼き写真も時間とともに劣化していきやすいため、日光が当たらず、
高温や低音にさらされにくく、湿気の少ない場所に保管するように心がけることも大事です。