携帯電話で喪失したデータファイルを復元するには?

今までに愛用していた携帯電話やスマートフォン(Mobile phone)を、
うっかり固い床に落としたり、壁や柱の角などにぶつけた衝撃で、本体の回路や液晶モニターが壊れてしまったり、
システムが動かなくなって、内部のデータも開けなくなった、といった手痛い経験を持つ人は多いことでしょう。

他にも、水濡れや水没、異物の混入、電圧の負荷、経年劣化などで、携帯電話が故障してしまう事例は多いです。

筆者も過去に一度、ポケットに入れていた時に不意に外部から強い圧迫をかけて、液晶モニターの画面を割ってしまい、
後で携帯電話の中身に記録していたデータを、ショップで回収して修復をしてもらったことがありました。

ケータイの故障によるデータの喪失のトラブルとは?

まず、携帯電話(ケータイ)やスマートフォン、タブレット端末が物理的に破損して壊れた場合の対処法について。

携帯電話(cellular Phone)の調子が悪くなった時は、
液晶モニターが映らなくなったり、電源ボタンが効かなくなり、画面自体が開けなくなることも多いです。

ですが、中身の内蔵フラッシュメモリの回路が壊れていなければ、
データファイル自体はそのままで残っていて、後から回収したりできることも多いです。

また、ソケットに差し込んでいた「microSDメモリーカード」や「MiniSDカード」の方は、
差し込み口が歪んでいなくてそのまま取り出しができれば、
別の携帯電話やパソコンのUSBカードリーダーで読み込みして、データのバックアップを取って復元することもできます。

しかし、携帯電話が壊れていない状態で、誤ってファイルを削除してしまった場合は、
液晶ディスプレイの画面の表示上では消えて、データが開けなくなってしまいます。



携帯電話のデータをバックアップするには?

次に、これまでに携帯電話やスマートフォンに詰め込んでいた、電話番号や着信履歴、連絡帳、
またインターネットのブックマーク、カメラ機能で撮影した写真のフォト画像、アプリケーション、エディタなどの、
作成・保存をしたアイテムといった膨大なデータが、一瞬で損失してしまうのが最も痛いものです。

それらの事態を防ぐのに最も効果的な対策は、まず、携帯電話にSDカードなどを差し込んで、
記録されたデータのコピーによるバックアップを取って、定期的に保存しておきます。

または、製品に付属されたUSBケーブルをパソコンにつなげて同期をして、
一部のデータをPC上にコピーして、同じくバックアップで保存して、後で復元できるようにします。

携帯電話やスマートフォンの内部に保存されているうち、拡張子としてバックアップできないデータは、
ファイルの喪失をしてしまうアクシデントが起こる前に、紙面やパソコン上の機能でメモを取ったり、
電話会社から提供されている、バックアップのアプリやクラウドサービスを使用して保管します。

バックアップする前に携帯電話が壊れてしまった場合は、まだ電源がなんとか付いて、
システムが起動できる状態であれば、ご契約されている電話会社のケータイショップの窓口に持っていって、
受付の方に渡して、別のケータイにそれまでのデータを移し替える形で回収してもらうこともできます。

また、携帯電話が故障した時にデータを復旧するには?という疑問について詳しくは、こちらのページにて。

必要なファイルを消去した場合には復元できる?

次に、メモリーカードの方に保存するように設定して記録していた方のデータを、
間違えてバックアップを取る前に、誤った操作で携帯電話から消去して、大事なファイルを喪失してしまった、
という場合に復元をする方法について。

まず、それ以上はメモリーカードに新しいファイルを上書き保存をせず、すぐに携帯電話から取り外します。

ご自身で携帯電話(Mobile phone)から喪失したファイルを復元させたい、という場合は、
もしパソコンをお持ちであれば、そのSDメモリーカードなどの補助記憶装置(Auxiliary storage)を、
「USBカードリーダー/ライター」(card reader/writer)に差し込んで、デバイスを読み込みます。

または、iPhoneといったスマートフォンに対応された私設のモバイル端末の修理サービスにて、
データの復旧と同時に故障の修理をしてもらうこともできます。

SDカードをスキャンしてファイルを修復するには?

次に、市販のファイナルデータといった、
失ったファイルの拡張子の痕跡をドライブスキャンで読み取ってから回収できる、
データ復元ソフト(Data recovery software)を、PCショップなどで購入します。

最初は試用の体験版をインストールして、先にデータのスキャンができるかどうかだけ確認することもできます。

これをパソコンにインストール・セットアップして、起動します。

そして、携帯電話やスマートフォンのメモリーカードにスキャンをかけて、誤って削除したファイルの検出を実行します。

ケータイのSDメモリーカードの、フォルダーの表示の上では拡張子が消えて失った状態になっていても、
まだセクタの痕跡データは喪失していない可能性が高いです。

またより確実に、SDカードから開けなくなったデータを発見して回収をしてもらえる、
プロのデータリカバリーのサービスに注文をして、ファイルを復元してもらわれることも推奨します。



読み込みができず拡張子の復元に失敗する場合とは?

ですが、アプリケーションソフトの機能だけでは、携帯電話のSDメモリーカードから失った、
すべてのファイルがスキャンできて読み込めるとは限りません。

喪失した拡張子の復元に失敗する可能性もありますので、あらかじめご留意ください。

また、携帯電話の本体にある内蔵のフラッシュメモリーから消去してしまったデータを元に戻したい、
という際には、一般の個人では基本的に、パソコンからUSBケーブルで接続して、
読み取りが可能なフォルダー(領域)に保存された、ファイルを開くことまではできても、
データ復元の機能によるドライブスキャンによる修復まではできません。

ほか、NTTドコモで用意がされています、ご利用方法(バックアップ・復元) サポートの解説も参考までに。

他に、携帯電話の端末の本体が故障して画面が開けなくなった時に、損傷の度合いがひどい場合は、
ケータイショップの窓口では内部のデータが回収できない、というケースもあります。

データ復旧サービスでファイルを回収してもらう

上記のようなトラブルで、ケータイの中身の大事なファイルやフォルダーが開けなかったり、
誤って削除したデータにバックアップがなくて元に戻せない場合は、
携帯電話を取り扱った、専門のデータ復旧サービスセンターに問い合わせてみてください。

この先、携帯電話が壊れてしまった時や、または過去に壊れてしまい、まだ取ってあるケータイがある場合も、
お気軽にデータリカバリーのサービスに注文されてみて、壊れた拡張子を復元したり、
失ったファイルが回収できるかどうか、一度リカバリーの措置をしてもらわれれることもおすすめします。