MacBook Airのノートパソコンで前に、Macのパソコンが突然正常に開かなくなりデスクトップ画面が操作できず、
SSD(半導体ドライブ)に保存してあったデータも一時、読み込めなくなったことがありました。
そのような事態の際に、Macパソコンからデータ記憶装置にアクセスできなくなった場合には、
どのようにすればファイルを取り出しできる?という疑問について。
目次
セーフブートでOSを立ち上げてみる
まず、その時にはひとまず一度電源のシステム起動終了をして閉じてから
再度キーボード上の電源ボタンから起動した時にすぐ「Shiftキー」を押し続けて、
セーフブート(セーフモード)で立ち上げました。
最初の画面は一旦グレーの背景上にAppleマークが表示された状態で、
そこからMacのOSのデスクトップ画面を開いて、復旧することが出来ました。
システム環境設定にある復元機能を使ってみる
その後、ひとまずFinderに保存してあった大事なファイルを、
外付けのUSBメモリにコピーしてバックアップし直しました。
そして「システム環境設定」から「Time Machine/タイムマシン」を使って、
障害が起こる前の状態で事前にバックアップしていたデータ分を引き出して、macOS/Mac OS Xを回復させます。
また、Launchpadの一覧にある「ディスクユーティリティ」の「First Aid」や「復元」の機能で、
Macintosh HDの状態を復旧する方法も使えます。
MacのOSに重度のシステムエラーが起きたら?
しかし、重度のシステムエラーやコンピューターウイルス感染などにより、
macOSやMac OS Xそのものにかなり深刻な破損が起こっていて起動できない場合、
MacBook AirのSSDからデータを引き出すには少し手間がかかることもあります。
まず、MacBook Airは非常に軽量で厚みが薄い形状です。
そのため、内部に搭載されている近年のデータの二次記憶装置(Auxiliary memory)は、
SATA(Serial AT Attachment)やIDE(Integrated Drive Electronics)の
2.5インチハードディスクではなく、『SSD』(ソリッドステートドライブ/メモリディスク)になります。
SSD「Solid StateDrive」はHDDよりも小さい装置で値段も少し高額です。
最大容量も64GBや128GBや256GB、とまだ近年のハードディスクより低いですが、
そのかわりに故障が少なく低電力で運用できるメリットが強みです。
ですがちょっとした手間のかかりやすいこともあります。
MacBook Airの分解とSSDの交換をするには?
内部のHDDやSSDの容量が埋まったり故障して読み込めなくなったために交換したい時に、
普通のノートパソコンやデスクトップパソコンならケースのカバーを外して開ければ、
自分自身でもわりと簡単に交換と復旧の作業ができます。
しかしApple製品のMacBook Airの場合だと、SSDの製品に付属されている、
専用のプラスドライバーを取り外す、トルクスドライバーとペンタローブドライバーが必要になります。
本体裏面に見える10個のネジをすべて外して、カバーを開けます。
そして内部で固定されたネジやテープ、リボンケーブルを取り外して、
コネクタからSSDを取り出して、新品に交換します。
・WindowsのSSDをMacパソコンで読み込みするには?という疑問については、こちらのページにて。
MacBookにも対応された外付けSSDの製品を購入した時に、マニュアルブックを参照にして実践してみてください。
注意として、Appleサポートや購入した店舗でのメーカー長期保証のサービスが受けられなくなる可能性があります。
データ復旧サービスで読み込みしてもらう
macOSやMac OS Xのシステム自体に深刻な損傷が発生していても、ハードディスクと同じく、
外付けでパソコンなどに読み込みをすれば、MacのFinderやWindowsのエクスプローラー/マイコンピューターから
中身のフォルダやファイル自体は読み込みして開ける可能性が高いです。
しかし、macOS/Mac OS Xではなく、パソコンの本体自体が物理的に故障していた場合は、
一度、SSD(Flash Memory drive)の取り出しが必要になってきます。
MacBook AirやProの、macOSなどのオペレーティングシステムが破損してしまい、
故障したノートパソコンに内蔵されたSSDに保存したデータが自身で読み込みするのが難しい場合は、
専門のデータ復旧サービスに、メモリディスクに保存されたファイルを取り出ししてもらう方法もあります。
MacBookAirを自分自身で分解したり、専用の工具や代わりのSSDを買い揃えて
自分で行ってみるのにあまり自信が無い時には、プロのMacパソコン受付対応のPC修理サービスや、
データ復旧サービス業者に注文をして、作業の依頼をされてみることを推奨します。