先日、数年以上前に購入していた古い「USBカードリーダー/ライター」で、
デジタルカメラのSDHCカードやmicroSDHCカード、microSDXCメモリーカードを読み込もうとしたら、
パソコンでデバイスが認識できないトラブルがありました。
目次
古いUSBカードリーダー・ライターで読み込めない場合とは?
まず、かなり以前に購入した古いUSBカードリーダー/ライターだったので、
製品のパッケージや取扱説明書がもうどこかへ行ってしまい、
対応の媒体や動作環境が確認できなかったのですが、原因と復旧の方法は大体すぐわかりました。
そのカードリーダーに差し込みしたのが、高いGB(ギガバイト)の「SDHCメモリーカード」や「microSDXCカード」で、
やはり古い型番のメモリーカードの製品では非対応で読み込みできませんでした。
だいぶ前に購入した別の容量の低い、SDカードやコンパクトフラッシュ、xDピクチャーカードの方は、
しっかりと認識できてデータが開けて復旧できたので、機器の故障ではなかったようでした。
メモリーカードのフォルダーが表示されない時は?
ちなみに、USBカードリーダー/ライター(card reader/writer)を、
パソコンのUSBコネクタに差し込んでデバイスに認識させると、
「PC」(マイコンピューター)のリムーバブルディスクが、
(G:)や、H、I、J、Kと、一度に複数表示される場合があります。
なので、古いUSBカードリーダー・ライターで、
SDカードやコンパクトフラッシュなどのメモリーカードが、正常に読み込まれているか少しわかりづらい点もあります。
Microsoft Windows(マイクロソフト・ウィンドウズ)から発売されたWindows10や、8/8.1などの、
新しいOSのパソコンでの接続には、古い製品は正常に対応できずファイルが読み込めなかった、
という可能性もあるため、今回新しく購入したカードリーダーはWindows10/8対応の製品にしました。
こちらのBUFFALO製(バッファロー)の「BSCR06U2」という型番の、
Universal Media Reader(カードリーダー)は「Windows11や10、8」にも対応して読み込みできることが表示されていて、
16GBや32GB、64GBのSDカードもしっかりと読み込みできました。
もしくは、プロのデータリカバリーのサービスに最初から電話や電子メールで問い合わせて、
SDメモリーカードを提出して、より安全に修復の作業を行ってもらうこともできます。
対応されているメモリーカードの規格を確認
以前の古いカードリーダーだとやはり近年登場した、
・SDXCメモリーカード(64GB)
・microSDHCメモリーカード(Class6:32GB)
・マイクロドライブ(16GB)
などの大容量のメモリーカードには、読み込みが対応できずファイルが開けないケースもあります。
またコンパクトフラッシュやスマートメディア、MMC、マイクロドライブ、CF型HDDなど、
あまり普及率の高くないデータ記録装置だと、一部の製品では読み込みに対応されていない場合もあります。
データ復元ソフトウェアでスキャンを掛ける時は?
なお、デジタルカメラでmicroSDカードに以前保存していた写真画像のうち、
すでに削除したファイルをパソコンから新しいカードリーダー(card reader)に接続して、
市販のデータ復元ソフトウェアで、痕跡から元に戻して復旧できるかどうかも試してみました。
リムーバブルディスクとしてデバイスに認識した、microSDカードをスキャンして、
そして拡張子の破損もなく、パソコンのフォルダー上に写真をきれいに復元できました。
ほか、メモリーカードがデジタルカメラに認識されない時の復旧の方法については、こちらのページにて。
復旧するデータを保存する際には、外付けハードディスクが特にちょうどいいです。
また、HIDISC 株式会社磁気研究所といった、ファイルのコピーのサービスを実施されていたり、
データの復旧サービスと提携されている企業もあります。
データ復旧サービスでメモリーカードを読み込んでもらう
ですが、中にはスキャンで検出できなかった写真や動画のファイルや、
拡張子のプログラムが破損している状態でデータが開けない場合もあり、
やはり何カ月もたって何度も上書き保存したら、個人の方法では完全には元に戻らないこともあります。
もしクラウドストレージなどにバックアップしたデータを保存してありましたら、
そちらから引き出す形で消えたファイルを復元されてみてください。
かなり以前のファイルだったためにデータ復元ソフトウェアで元に戻らなかったり、
カードリーダーの対応性ではなくメモリーカード自体が故障して読み込みできない時は、
やはり専門のデータ復旧サービスを当たって見てもらうことが、より確実です。