PC本体のメモリの増設や交換をする時の手順と注意点は?

パソコンの本体にあるマザーボードに搭載されているメインメモリ(一次記憶装置)を、
新しく増設して取り付けをしたり、さらに容量が高いものに交換をする際に、
PCの内部からパーツを取り外したり、設置をする際の手順と注意点は?という疑問について。

デスクトップパソコンのメモリを交換する作業は簡単?

最初に、デスクトップパソコンに内蔵されたメモリの交換・増設の作業自体は、
他のパーツの取り外しに比べると、わりと簡単にできます。

まずはPC本体の電源と接続されているコードを抜いて、PCケースのふたを開けます。

メーカーの取扱説明書がありましたら、そちらも開いてみてください。

ふたを開けると、マザーボード(システムボード)にある差込口に、
メモリが取り付けられていますので、ストッパー(レバー)を外して、丁寧に取り出します。

また差込口も複数用意されていますので、2~8枚ほどまでメモリの製品を増設することが可能です。

専門のパソコン修理サービスの方で、メモリの交換作業を代わりに行ってもらうこともできます。



ノートパソコンのメモリの容量を増設して増やす時の注意点は?

次に、マザーボードやハードディスク、SSD、CPUといったほかのパーツの性能と、
現在のRAMがあまり合わず、高い容量のメモリー(プライマリ・ストレージ)が、
生かせなさそうな構成の場合は、部品同士のバランスを見直してから交換されることも推奨します。

PC本体に増設をする時には、空いているインターフェースにそのまま新品のメモリを差し込みします。

筐体にあるメモリの差込口に、交換や増設でRAMを取り付ける際には、
わりとピンが固いので、やや強く押さえつけて両脇のピンを留めます。

RAM(ランダムアクセスメモリー)の交換の際には、差し込みの向きも間違えないよう、
最初に設置されていた向きを参照に取り付けてください。

スペックが低いマシンのメインメモリを換装する時は?

次に、パソコン本体の内蔵メモリ(外付けのUSBメモリースティックではなく、内蔵されている方のメモリ)は、
128MB・256MB・512MB・1GB・2GB・3GB・4GB~と、製品の種類によって容量が違います。

ですが、近年の高性能なパソコンやアプリケーションソフトウェアを動かすためには、
とにかくスペックが高く量が必要になるものが多い、重要なパーツです。

仕事などでは、スムーズな動作による効率も求められますので、
128~512ギガバイトくらいのメモリだと、スペック不足になってしまうこともあります。

また、ノートパソコンのメモリを交換して修理するには?という疑問については、こちらのページにて。

現在は、4GBくらいがわりと標準で、それ未満のメモリよりも大変読み込み速度や許容量が大きいので、
今のパソコンの処理速度に不自由さを感じられるようでしたら、交換・増設をされてみるのもよいでしょう。

また、パソコンやサーバーが故障してしまい、修理に出す前にSSDやHDDにあるデータを引き出したい、という時は、
デジタルデータリカバリー様といった、専門業者のデータ復旧のサービスセンターで、
取り出しの措置を行ってもらうことができます。



デジタルデータリカバリー


PC本体の筐体にたまったホコリやごみを除去する

また、もしマザーボードや電源ユニットなど、パソコンの中身にホコリがたまっているようでしたら、
メモリの増設や交換の機会に、筐体の内部の掃除(クリーニング)をされてみるのも良いでしょう。

そして作業の手順が終わりましたら、しっかりとPCケースを閉じてください。

パソコンを起動させてプロパティを開いて、メモリの容量が上がっていれば、無事成功です。

また例として、まめちしき 様での、パソコンを高速化!初めてのメモリー増設講座の解説も参考までに。

メモリの交換・増設の前には、万が一のパーツの破損やパソコンの故障の可能性を考えて、
貴重なデータファイルはすべて、バックアップを取っておいてください。

他のパーツの換装や追加も、専門業者のパソコン修理サービスにて行ってもらうことができます。

プロのパソコン修理サービス店で取り換えてもらう

もし、PCケースの構造がかなり複雑だったり、あるいはふたが開けにくいノートパソコンで、
カバーの取り外しやメモリの差込口からの換装作業に自信がない時には、
破損を防ぐため、あまり無理な分解の作業はお控えください。

プロのパソコンサポート店に申し込んで、持ち込みや郵送、または出張サービスで注文をして、
メモリの交換や増設の作業を代行してもらうのもお薦めです。