メッセージを間違えて削除した後でデータを復元

パソコンやモバイル端末でインターネットを日々お使いの際、SNSや電子メール、コメント投稿欄といった、
様々なサービスで「メッセージ」(message)といった通信の機能を使用している際に、
間違えて投稿済みのメッセージの文章、または書きかけの文章を削除してしまった時に、
後から文章や添付ファイルといったデータを復元することはできる?という疑問について。

ウェブサービス上の一時的なログデータの仕様とは?

まず、お使いのメールやSNSのサービスの仕様と、その時のウェブブラウザの状況によって、
そのメッセージの文書データを復元できるかどうかが違ってきます。

多くの場合、ページの再読み込み(リロード)をすると、入力フォームに記入したテキストのデータは、
すべて消えてしまいますので、ご注意ください。

もしメッセージの送信中に画面のエラーなどが起こって投稿に失敗してしまったり、
投稿したばかりのコメントなどを間違えて削除してしまった場合は、
すぐにGoogle ChromeMicrosoft EdgeSafariなどの、
ウェブブラウザの「戻る」を押して前の画面に移行されてみてください。

サービスによっては、コメント欄にまだ書きかけの文章が、
一時的なログデータとして表示されていることがあります。




「進む」や「戻る」のボタンでページを戻してテキストを再表示する

「戻る」のボタンを押してから、文書のデータが表示されましたら、
そちらをすぐにコピーして、テキストエディタなどに貼り付けて保存してから、再投稿します。

投稿サービスによっては、下書き保存のボタンや自動下書き保存の機能があり、
そちらにて投稿前の書きかけの文章データが保存されます。

また、ウェブブラウザの画面で正常に表示できないページを修復するには?という疑問については、こちらのページにて。

ほかにも、間違えてAltキー+左キーなどでページを一つ前に戻してしまった時は、
すぐに「進む」で戻れば、まだ入力フォームに書き込みしたテキストなどのデータが消えずに、
もう一度ウェブブラウザに表示されている場合もあります。

メッセージが消えてしまうトラブルとは?

しかし多くのウェブ投稿のメッセージのサービスの場合、簡易的なメッセージの機能では、
一度削除するとそのまま消えてしまい、ログデータも残らないため、ご注意ください。

特に入力フォームに文章が一時的にメモリで保存されないメッセージの機能の場合、
ブラウザ画面の「戻る」を押しても再表示されない状態になります。

また、RAM(ランダムアクセスメモリー)に一時的に保存されているデータは、
パソコンの電源を切ったり、アプリケーションソフトの画面を閉じると消えてしまいますので、
その前に、パソコンのハードディスクやサーバの領域といった二次記憶装置の方に保存する必要があります。

テキストエディタやバックアップの機能で復旧するには?

テキストエディタやオフィススイートなどで下書きをしてから貼り付けて投稿をすると、
誤って削除したり、送信に失敗してウェブブラウザ上から文書が消えてしまった場合でも。
すぐに元の投稿画面に戻って貼り付け直すことでデータの損失を回避できます。

携帯電話・スマートフォンのEメールやメッセージのサービスの場合、機能によって
バックアップデータが契約先の電話会社のサービスや、事前に設定したクラウドストレージに
保存されている場合がありまして、そちらからデータをサルベージすることもできます。

同様に、モバイル端末が故障したり紛失してしまった場合でも、後で購入した
新しい機種の端末に、バックアップデータから移し替えて復元することもできます。

一方で、インターネット上のデータのバックアップをしていたHDDやSDカードが、
もし故障して開けなくなった時は、物理障害のアクシデントに対応されている、
専門事業のデータリカバリーのサービスで、復旧をしてもらうことができます。



デジタルデータリカバリー

フォルダーから間違えて削除した拡張子を復元するには?

パソコン上の受信・送信・下書きメールのように、個別のファイルとして保存されている
メッセージのデータの場合は、誤ってファイルを削除した場合であれば、
まだ拡張子の痕跡はコンピューターのHDDやメモリーカードに残っていることが多いです。

ファイルが消えてからある程度の時間が経っていたり、上書きを数回行っている際には、
個人では復元が難しくなる場合があります。

その際には、プロのデータ復旧サービスに問い合わせて、
対象のコンピューター機器を提出して、リカバリーを行ってもらうことをおすすめします。