NASの故障を修理するには?

ネットワークに直接接続して使用できるファイルサーバー型の補助記憶装置
NAS』(Network Attached Storage/ネットワークアタッチストレージ)が
ある時、何かのエラーや破損などのトラブルで故障して内蔵のハードディスクに
アクセスできなくなってしまった場合、正常に直すにはどうすればいい?という疑問について。

主なNAS・ネットワークHDDケースの製品一覧

・BUFFALO(バッファロー):リンクステーション ネットワーク対応ハードディスク LS-Y2.0TL 2TB
・BUFFALO:テラステーション ネットワーク対応HDD(NAS) TS-WX2.0TL/R1 2TB
・I-O DATA (アイオーデータ):LANDISK 4.0TB
・センチュリー:シンプルNAS BOX PLUS+ CSS35NASP
・QNAP:TurboNAS TS-469Pro
・NETGEAR Inc.(ネットギア): ReadyNAS 102 2ベイ Diskless RN10200-100AJS
・MARSHAL(マーシャル):ネットワークHDDケース MAL-4725NAS
・アユート:ネットワークHDD(NAS)ケース シルバー MV-NAS25U3-SV
・Synology:DiskStation DS214se NAS サーバー
・DIGITAL COWBOY:DC-MCNAS1 超小型 NAS&メディアサーバー ケース [MOVIE COWBOY]

製品の取扱説明書やトラブルシューティングを開いてみる

まず、どのような問題が出ているかによってやはり対処の方法も変わってきます。

ひとまず問題が起きた時はそれ以上は無理に稼働させずに、
一度安全に電源をオフにして、どのような原因で問題が起きているか確認してみます。

LinkStationやTeraStation、LANDISKといった各種NAS製品を購入した時に同梱されている
取扱説明書やトラブルシューティングの手引きの解説書を取り出して、開いてみましょう。

NASで起こりうるトラブルの事例

・「ネットワーク」のフォルダー上にNASの名称が表示されない。

・専用のユーティリティでネットワークドライブの検出ができない。

・「不明なエラー」というような表示が出たり、コンピューターに認識されない。

・電源ランプがずっと点滅したままで起動が正常に行われない。

・電源が入らず立ち上がらない、または途中で電源が切れる。

・ハードディスクドライブがフォーマットできていない。

・電源スイッチをオフにしてもシャットダウンしない。

・アカウントの管理画面にログインできない。

・NASのケースのどこかのパーツが物理的に破損している。

・HDD自体が故障している状態のようにように見える。

インターネットにアクセスできない時に復旧するには?

最初によくあるトラブルとして、インターネット上でNASに繋がらない場合は、
正確な手順でネットワークへのアクセスのための操作ができているか再確認します。

アクセスランプの光り方やエラー音の鳴り方でも、どういった問題が出ているかをある程度識別できます。

:無線LANルーター(モデム)はランプが正常に点滅していてエラーなどになっていないか。

:ルーターとNAS本体はLANケーブルで接続されているか。

:フォルダーのアドレス(場所)の入力を間違えていないか。

:インターネットサービスプロバイダ―の方で台数やアカウントなどの規制が設定されていないか。

:パソコンのネットワークは正常に繋がっていてLANケーブルや無線LANカードが壊れていないか。

などの点を一通りチェックします。

LinkStationの「NAS Navigator2」やLANDISKの「Magical Finder」といった専用ソフトは
インストールした後で適切なドライブの検出やアカウントの設定を行って、
あとでパスワードなどがわからなくなったりしないよう、しっかりとメモを取っておきましょう。

室内の温度が上がると機材が過熱の状態になりやすい?

NASやサーバ、ルーターなどの装置は24時間フルで長時間稼働させることも多いため、
夏の時期などに室内が暑くなってオーバーヒートによるダウン障害を起こすおそれもあります。

NASの置き場のすぐ近くに暖房やコンピューター装置などの熱を発する機器は置かないようにして、
また壁や物にぴたっとくっつけず、少し隙間を空けて配置するようにした方が安全です。

特に夏場は時々、各機材の発熱の具合を確かめて、定期的に電源をオフにして休ませたり、
あらかじめ室内の中でのあまり気温の高くない位置に置いておかれることもおすすめします。

コンピューターのサポートセンターに送付する時は?

NASの内蔵ハードディスクに行っているフォーマットやパーティションの設定を大幅に変更したり、
何かの理由で別のコンピューター機器に一時的に入れ替えて接続したりする場合に、
フォーマットの書き換えミスやRAID構成の崩壊といったトラブルが出てしまうことがあります。

もう一度NASケースに入れ直してもリビルドや初期化が行われず、
そのまま未フォーマットの状態などでディスクが使用できなくなってしまうことがあります。

マニュアルに沿ってリセットなどを行ってみても元に戻らなかった時には、
一度I-O DATAやBUFFALOなどメーカー先の企業で応対されていますサポートセンターに
電話かメールで問い合わせて、修理に出されてみてください。

購入した時の箱に付いている保証書や、販売先店舗の長期保証サービスのレシートを
一緒に取り出して、問題を記載して用紙とともに宅配便で修理受付先の宛先に送付します。

壊れたハードディスクドライブを交換して修理するには?

ハードディスクドライブの方が故障している場合は、
新しく3.5インチでSATA方式などのHDDを購入して交換すると、基本的に修復できます。

ACアダプターやLANケーブルが割れたり欠けたりしている場合は、
メーカーに問い合わせて製品に使われているものと同じものを注文して取り寄せてください。

長く使いこんできたためにファン(通気口)のプロペラや網の部分に埃やゴミが溜まって
空気の排出が阻害されている状態の場合は、NASのケースを開けて、きれいに掃除して除去します。
(機器の形状によっては固定されたネジをドライバーで開ける必要があります。)

専用のパーツが故障した場合に修復するには?

内蔵のメインボード(コントローラーボード)やコネクタ、電源ボタンなど
ネットワークドライブケース本体のパーツが破損してしまっている場合は、
基本的に部品の単品では(ジャンクショップなどを除いて)店頭で販売されていないため、
一般個人で交換して修理するのはハードルが高く、やはり修理サポートに出す必要があります。

メーカーのカスタマーサポートではお預かり時間が長くてどうしてもすぐに修理が必要、という場合は
軽度のトラブルなら専門事業として運営されています私設のパソコン修理サービスセンターに
問い合わせて、即日出張訪問などのトラブル解決サービスで
自宅・自社まで来てもらい設定を直してもらう方法もあります。

ハードディスクドライブに保存されたファイルを救出する際には、修理に出す前に、
NASを取り扱われている専門業者のデータ復旧サービスセンターに問い合わせて、見てもらわれることもおすすめします。