NASのストレージの寿命が来た時にデータは復旧できる?

NAS(ナス/ネット・ワークアタッチ・ストレージ)を長い期間で使用していて、
ある時、故障が発生して動かなくなって製品としての寿命が来たと思われる場合に、
内部の重要なデータをバックアップしていなかった時、後から復旧することはできる?という疑問について。

主なNASの製品の一覧

・BUFFALO:リンクステーション ネットワークHDD 1TB LS410D0101C
・BUFFALO:テラステーション 管理者・RAID機能搭載 4ドライブNAS 4TB TS3400DN0404/R5
・I-O DATA:LAN&USB接続対応ハードディスク「LAN DISK」2.0TB HDL-CE2.0S
・ELECOM(エレコム):Linux搭載NAS 2Bay 8TB NSR-MS8T2BLB
・Synology:DiskStation DS416slim デュアルコアCPU搭載 超コンパクト4ベイNASキット CS6427
・東芝(TOSHIBA):キャンビオ AeroCast 1TB ネットワークストレージ Canvio HDTU110EKWC1
・QNAP(キューナップ):TS-228 専用OS QTS搭載 ARM デュアルコア1.1GHz CPU 1GBメモリ 2ベイ
・ASUSTOR:NAS 2-Bay Marvell ARMADA-385 Dual-Core 512MB DDR3 GbE x1 USB3.0 AS1002T
・NETGEAR:ネットワークストレージ 2ベイ 最大20TB ReadyNAS 422 RN42200-100AJS
・センチュリー:シンプルNAS BOX PLUS+ CSS35NASP

NASの故障の状況による修復の仕方の違いとは?

まず、BUFFALO(バッファロー)のLinkStation(リンクステーション)やTeraStation(テラステーション)、
またI-O DATA(アイオーデータ)のLANDISK(ランディスク)といったNASの製品は、
大まかに、機器の本体とデータストレージのハードディスクドライブとに分かれています。

ネット・ワークアタッチ・ストレージ(Network Attached Storage)の部品である、
コントローラ(ボード)やスイッチといった内部の回路が故障している場合と、
データ記憶装置にあたるハードディスクドライブ自体に寿命が来て故障している場合とで、
少し故障の具合と復旧の仕方についての状況が変わってきます。

まず、コントローラなどの重要なパーツが物理的な損壊で破損している場合には、
NASの製品をメーカー先の修理に出して、壊れた部品の交換をしてもらうことで修復してもらえます。

ですが、その際にはハードディスクのデータは、セキュリティ上の規則により消去されることになります。

そのため、まだ必要なファイルがある時は事前に、プロのデータリカバリーサービスに注文をして、
故障した電子機器のストレージにある内部データを、先に復旧してもらわれることを推奨します。




ファイルシステムの違いでデータが開けない状態とは?

次に、NASの製品はコンピューターのリソースを操作する機能の「ファイルシステム」(filesystem)は、
Windowsのパソコンで使用するNTFSやFAT、macOSのパソコンで使用するやHFSX(HFS+)と違い、
主に「SGI XFS」といった専用のファイルシステムがフォーマットされています。

ハードディスクドライブをNASの本体から抜き出して、外付けHDDケースなどに差し込みをしてから、
USB接続でパソコンに読み込みをしてみる場合、ファイルシステムの違いのため、
そのままではエクスプローラーやFinderなどの画面でデータが読み込みできません。

ソフトウェアからデータを読み込んで復旧するには?

もし、自身でNAS(Network Attached Storage)で搭載されていたHDDのストレージの、
内部のセクタにまだ残っている保存されたデータを開いて復旧をしたい、という際には、
各ファイルシステムに対応された専用の、「復旧天使」といったソフトウェアが必要になります。

ですが、RAID機能などでハードディスクドライブを多重化している場合は、
ネットワークアタッチストレージのデータの読み込みが正常にできない可能性もあります。

また例として、BTO-MANIA 様の、NASの寿命は何年?故障の原因とは の解説も参考までに。

別のRAIDケースにハードディスクを移し替えて読み込みしてみよう、という場合、
もしディスクアレイの再構成やフォーマットのし直しをしてしまうと、ストレージが初期化されて、
保存された個人データがすべて消えてしまいますので、くれぐれもご注意ください。

また初期化のミスをしてしまった場合も、プロのデータ復旧サービスセンターにNASを出して、
ある程度の割合で ストレージから表示が消えたファイルを復元してもらうことができます。




データリカバリーサービスで取り出してもらう

次に、だいぶ前に購入した古いNASが故障した場合に、製品の寿命が来ていることもある?という疑問について。

まず、メーカーの方でその製品のサポートが終了していると、修理をするのが難しくなります。

また独自のパーツを実装されているため、個人で交換したり性能の高い部品に替えるのも難しくなります。

そのため、製品としての寿命が来たと割り切って、最近で登場したNASに買い替えをされることもおすすめします。

また、3.5または2.5インチの各HDDは故障までの寿命が異なる?という疑問については、こちらのページにて。

パソコンやネットワークアタッチストレージなどに搭載されたHDDは、
元々精密でデリケートなパーツのストレージで、消耗品といわれるほど故障に弱い機材でもあります。

一度HDDの回路が故障したらパーツの寿命が来たのとほぼ同じことになるので、
ディスクアレイが完全に認識できなくなる前に、リビルド(再構築)のため換装をする必要があります。

もし、NASの製品本体ではなくハードディスクドライブ自体が寿命により物理的に壊れた場合、
あるいは両方とも強い衝撃や水濡れ、熱気、冷気などの原因で破損してしまった場合には、
個人でストレージの内部のファイルを引き出すことはほぼ不可能になります。

そのため、NASのストレージに対応された専門のデータ復旧サービスセンターに問い合わせて、
内部のファイルを取り出してもらう形で、リカバリーをしてもらわれることをおすすめします。