上書きを繰り返したハードディスクからデータ復元はできる?

お使いのパソコンなどの電子機器に搭載されてたハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)に
保存されていた個人データなどのファイルを、だいぶ前に削除していて、
そこからかなり時間が経って、OSの更新や大量のデータの新規保存などでその間に
何度も新しいデータの上書き保存を繰り返していた場合、データ復元はできる?という疑問について。

ファイルの削除

[ハードディスクドライブの製品の一例]

・Seagate:内蔵ハードディスク 3.5インチ 3TB BarraCuda ST3000DM008
・WD:内蔵ハードディスク 3.5インチ 3TB WD Red NAS用 WD30EFRX 5400rpm
・東芝:MQ01ABF050 500GB SATA 6Gbps対応2.5型内蔵ハードディスク
・BUFFALO:USB3.0 外付けハードディスク PC/家電対応 3TB HD-LC3.0U3/N
・Transcend:USB3.0/2.0 2.5インチHDD ポータブルハードディスク 1TB TS1TSJ25M3

ゴミ箱からのサルベージ

まず、拡張子のファイルはハードディスクの「セクタ」に保存されています。

こちらの拡張子は、WindowsパソコンのエクスプローラーやMacパソコンのFinderなどのOS上で
フォルダーから削除しただけであれば、まだゴミ箱に一旦移行するだけで、データ自体は残っています。

ゴミ箱フォルダーを開いて、「元に戻す」を行うと、以前のフォルダーの位置に戻ります。

また、ゴミ箱の最大容量が満杯になってくると、古いファイルから徐々に消去されていくのですが、
容量が余っていれば、その後同じハードディスクで上書き保存を繰り返しても、
ずっと残り続けますので、いつでもファイルのサルベージができます。

パソコンが開けない時は、専門業者のデータリカバリーサービスに問い合わせて、
ハードディスクやSSDに保存したファイルの取り出ししてもらうこともできます。




表示上から消去された場合

ですが、他のユーティリティーの機能や、「Shiftキー+Deleteキー」、「ゴミ箱を空にする」
などで消去したデータは、ゴミ箱に行かずに、そのままフォルダーの表示の上では消去されます。

ですが、ハードディスクドライブのプラッタ(円盤)にあるセクタには、
削除してすぐの時点では、多くの場合、まだ拡張子の痕跡データが残っています。

ゴミ箱を元に戻す

なので、すぐに専門事業のデータ復旧サービスに提出、またはデータ復元ソフトでスキャンにかければ、
高確率で消えたファイルを検出して復元することができます。

ですが、この状態から新しく、ファイルをHDDに保存したり、オペレーティングシステムが
更新されていくと、セクタに新しいファイルを上書きすることになり、以前の痕跡データが
次第に消去されていくことになります。

特に、OSをインストールしてパソコンのプライマリ・ハードディスクとして使っている
ドライブ装置の場合は、更新のサービスなどで、データの上書きの回数も早くなりがちです。

そのため、必要だったデータを削除してからしばらく使い込んでいる状態では多くの場合、
新しいファイルの上書きが繰り返し行われて、データの痕跡が消去されている可能性が高まります。

ですが、それでもまだ以前のデータの痕跡が残っていることも多いです。

プロのデータ復旧サービスセンターの方で、高い復旧率で ある程度の数のファイルを
復元できる見込みがありますので、サルベージの作業を受けてみることもおすすめします。



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