ネットワークドライブから削除したデータファイルを復元するには?

リモート接続でアクセスができるネットワークドライブには、パソコンやタブレット端末、サーバーといった、
コンピューターから内蔵HDDと同じようにファイルを書き込みして、保存することができます。

しかしある時にうっかり、ネットワークドライブのディレクトリに保存していた、
必要なファイルの拡張子を、誤ってリモート操作で削除してしまった場合、
失ったデータを元通りに復元をするには、どういったやり方がある?という疑問について。

ハードディスクの本体がお手元にある場合は?

まず、データを削除したネットワークドライブの製品本体をご自身でお持ちの場合は、
搭載しているパソコン本体か、もしくはLAN経由で繋げている場合が多いことでしょう。

IDEケーブルやUSBケーブルの有線でパソコンやスマートフォンと直接繋がっていなくても、
通信回線によりコンピューターからアクセスできるハードディスク(もしくはその機能や内部フォルダーのこと)には、
BUFFALOの「LinkStation」(リンクステーション)や玄箱といった、
NAS(Network Attached Storage)などの製品が発売されています。

対象のディスクを外付けHDDと同じようにデータの保存場所として使用している場合、
パソコンに内蔵されたHDDをパーティション分けしたDドライブと違い、
ごみ箱のフォルダーに一旦移動されずに、直接ファイルが消去されてしまいます。

また、間違えて初期化(フォーマット)やディスクアレイの再構築をした時は、総てのデータが消去されます。

ネットワークアタッチストレージは、ファイルシステムの違いやRAID機能の導入といった点で、
外付けHDDよりもファイルの復元の難易度が高いため、できるだけ確実にサルベージをしたい、という際には、
NASに対応されたデータ復旧サービスに出して、リカバリーをしてもらわれることを推奨します。




主なNAS(ネットワークアタッチストレージ)の製品の一覧

BUFFALO(バッファロー):テラステーション ネットワーク対応HDD(NAS) 2TB TS-WX2.0TL/R1
I-O DATA(アイオーデータ):ミラーリング対応超高速LAN接続型ハードディスク LANDISK 4.0TB HDL2-A4.0
Synology(シノロジー):NASキットDiskStation DS220 +2ベイ デュアルコアCPU搭載 2GBメモリ搭載
QNAP(キューナップ):AS HDDセット TS-231K
CENTURY(センチュリー):シンプルNAS BOX PLUS 2BAY CSS35NAS2B
玄人志向:NAS組み立てキット 玄箱シリーズ KURO-BOX/HG

ネットワーク・ドライブ」(network drive)とは、
無線LANによるネットワークを経由して複数のコンピューターから接続して使用できる、
LAN接続対応型ハードディスクドライブのデータ記憶媒体です。

ネットドライブ」、また「リモートドライブ」(remote drive)、
ほか、ネットワークアタッチストレージ(Network Attached Storage)とも呼ばれています。

ネットワークドライブのHDDにアクセスするには?

次に、もし一台のパソコンかサーバのOSを直接インストールしていて、
ネットワークドライブ自体も一つのコンピューターとして使用している場合に、修復をする手法について。

まず、直接そのパソコン またはサーバを操作して、ごみ箱フォルダーを確認してみてください。

また、ファイルを削除する時に他のデータを一緒に選択して消した時は?という疑問については、こちらのページにて。

しかし多くの場合は、一つのデータ記録装置として使用されていると思われます。

なので、Windowsの「ゴミ箱」や「システムの復元」「ファイル履歴」といった標準機能では、
削除したファイルをそのままでは元に戻すことができません。

ですがLANDISKやTeraStation、LinkStationといった、そのストレージの製品本体を、
ご自身でお手持ちであれば、パソコンに直接USBケーブルでの接続でアクセスしてください。

また、何かのトラブルでNASの読み込みができなくなった場合も、
プロのデータのリカバリーサービスにて、アクセスの状態の修復をする対処をしてもらうこともできます。




NASに保存されたデータを間違えて削除したら?

次に、XFS(eXtents File System)といったファイルシステムがフォーマットされている、
ネットワークドライブのHDDをパソコンに増設するか、USB接続で読み込みしてスキャンをする場合の対処法について。

まず、そのままローカルディスクとして読み込みしただけでは、フォーマットの違いのため、
削除したファイルを復元することができません。

そのため、「復旧天使」といった、NASのストレージに対応ができる、
市販のデータ復旧のユーティリティーが必要になります。

ソフトウェアを起動して、ローカルディスクの一覧にHDDが正常に開ければ、
ドライブのスキャンを行ってみることで、まだ削除したファイルの痕跡から修復できる見込みもあります。

(時間が経つと、HDDのセクタ上から保存していた拡張子の痕跡のデータが、
 次第に他の新しいファイルに上書きされて消えていくので、早めに復旧作業を行ってください。)

また、アドバンステクノロジー 様の、
共有フォルダのデータを削除してしまった場合の復元方法の解説なども参考までに。

ほかに、データの空き容量のスペースをレンタルできる「インターネットドライブ」とも呼ばれる、
オンラインストレージサービス(クラウド)も近年、各企業により提供されています。

もし事前に、クラウドのディレクトリにネットワークドライブのHDDにあるデータを、
ある程度バックアップされていましたら、そちらのサービスのフォルダーも開いてみてください。

また電子メールなどのデータは、クライアントサービスの方でもゴミ箱(トラッシュボックス)が設置されていて、
そちらを開いてファイルを復元できる見込みもあります。

バックアップ機能や復旧サービスでデータを修復

また、インターネットを経由するオンラインストレージサービスなどのデータ保管庫から、
誤ってファイルを削除してしまった場合は、自身でストレージを所有していない領域なのですが、
特定のバックアップサービスなどを有効にしているかどうか、
一定期間内に復旧ができる予備の機能が備わっていましたら、ファイルの復元作業ができる場合もあります。

一応早いうちに念のため、サービス元の管理先にお問い合わせをして、
まだ過去ログの分などが保管されていて、元に戻せるかどうかを訊かれてみてください。

NASなどのネットワークドライブの本体をご自身でお持ちで、間違って削除してしまったファイルが自身で、
様々な手段を試しても直らなかった時は、専門事業のデータ復旧サービスセンターに、
ネットワーク対応HDDを出して、ファイルの痕跡から修復をしてもらうことをお薦めします。