ノートパソコンを海外へ持ち運ぶ時の本体とデータの安全管理

海外(国外の地域)に仕事上での出張、知人に会う、といった用事で渡航する際に、
滞在先の現地でインターネットの閲覧やデスクワークをするために、ノートパソコンを持ち運ぶ時、
安全管理のためにはどういったことに気をつければいい?という疑問について。

ノートパソコンの電源を外で起動する時は?

まず、海外の各国(Overseas Countries)に持って行って使用するまでに運ぶ際に受けやすい、
外部からの衝撃から守るための要点について解説いたします。

基本的には、ノートパソコン本体を衝撃吸収の素材で作られている市販のカバーケースに、
正しく固定して入れて持ち運べば大丈夫です。

保護用のケースは、「ビジネスバッグ」などの持ち運びが簡単なものなら便利です。

電源を入れたまま位置を動かすと、強制終了やパワーダウン、HDDやSSDの故障のおそれが出てきます。

なので、電車内や飛行機内、大型の船内で座っている時などを除いては、
移動中にノートパソコンを起動するのは、なるべく控えましょう。

車や船、飛行機が激しく揺れている間は、安全管理上のためにいったんスリープにして、ふたを閉じておくこともおすすめします。

もしマシンに不具合が出てしまった時は、まだ適切な処置をするか、専門のサービスにて復旧ができる見込みがあります。



飛行機の搭乗前にノートパソコンを持ち運ぶ時は?

次に、国際空港のチェックインカウンター前に到着するまでの間は、
電車やバスの中で使わなければ、自宅からノートパソコンケースごと、
キャリーバッグの中に固定して入れて運ぶと、手荷物がまとまって移動も簡単です。

そして、チェックインしてキャリーバッグの荷物を預ける前に、近くの席などのスペースで、
ノートパソコンの入ったカバンを出してから荷物を預ける、という手順でいくとスムーズです。

ノートPCのバッグは、機内に持ち運ぶ手荷物としてなら追加料金もかからず、
他のショルダーバッグやウエストポーチなどとともに、飛行機内に持ち運べます。

手荷物検査の時には必ずカバーケースから一度取り出して、かごに乗せましょう。

(iPadやスマートフォンなど他のコンピューターも同じく、一度カバンから取り出しましょう。)

スーツケースやビジネスバッグの重量制限とは?

次に、エアポート内での手荷物検査を通過したら、またカバンの中にしまい直します。

ですが、ビジネスバッグのケースが分厚すぎたり大きすぎたりすると、
追加料金が別に掛かってしまう場合もあります。

ノートパソコンの本体とマウス、USBメモリ、拡張カードなどの最低限の機器のみケースに入れて、
残りの周辺機器は、キャリーバッグの方に入れるようにしましょう。

注意ポイントとしまして、逆にスーツケースの方が重量制限ギリギリになると、
帰りに荷物の管理が厳しくなりやすい点があります。

なので、ある程度は荷物を出発前によく整理して、重量やカバンの空きスペースに余裕を持たせておかれた方が無難です。

飛行機内で、ノートパソコン(Notepad Computer)の一式を特に使わなければ、
座席の上の収納スペースにしまっておけば、座席でのスペースにも余裕ができます。

一方で、SSDないしハードディスクに不具合が出て、ファイルの読み込みができなくなった時は、
プロのデジタルデータリカバリー様といった復旧のサービスで、開き直してもらうことができます。



デジタルデータリカバリー


外国の現地に到着した後でノートPCを保管するには?

続いて、渡航先の空港に到着して荷物の受取場(バゲージのフロント)で受け取ったら、
安全管理のためにも、またキャリーバッグの中にノートPCを入れ直すと、
海外での宿泊先までのシャトルバスや列車、タクシー、徒歩などでの移動中も楽に済みます。

また、高性能のノートパソコンを持ち運びする時にデータを保護する方法については、こちらのページにて。

海外のリゾートホテルやビジネスホテル、コテージなどでの滞在先では、ノートパソコンを使わない間、
特に部屋やホテル内を留守にしている間は、少し手間は掛かるのですが安全のために、
ルーム内やフロントの金庫に入れて保管することをおすすめします。

または、長い時間の持ち運びの安全管理のために、
ある程度硬い素材のキャリーバッグの中に入れて、またしっかりと鍵をかけて保管しましょう。

キャリーバッグもワイヤー式の鍵などで、柱や取っ手などに結び付けておけば、さらにしっかりとした安全管理です。

また、PC本体にもアカウントの認証パスワードを設定したり、たとえばノートパソコンの液晶モニターに取り付ける、
ナカバヤシ製の のぞき見防止 保護フィルムといった、
移動中の盗難や盗み見の防止グッズを事前に購入して、セキュリティを強化しておかれることもおすすめします。

また、オペレーティングシステムのセキュリティの設定の改良や故障の診断といった措置を、
専門のパソコン修理サービスで、事前に施してもらうこともできます。

海外での滞在中にパソコンが故障した場合に修理するには?

もしも海外にいる間に、持ち運びをしたパソコンのOSが故障してしまうトラブルを想定して、
修復用のリカバリーディスクも一枚持っていくと、さらに安全です。

また、海外の企業製のパソコンであれば、現地の付近の都市内でメーカーのサポートセンターがあれば、
英語が話せればそこで簡易的に破損の状態を見てもらって、
軽度のトラブルなら、すぐに直してもらえる可能性もあります。

海外での持ち運び中や稼働中の、いざという時のトラブルに対処できるようにするために、
携帯電話かスマートフォン、タブレット端末などの、インターネットが使えるコンピューターの機器を、
もう一台別に持っていくと、急なノートPCの故障の発生といった、もしもの時に役立ちます。

もし海外の現地で、ノートパソコンに急に深刻なトラブルが出て困ってしまった時には、
少し通話料金は掛かるのですが、あまり無理な対処はせずに、国際電話や電子メールで、
メーカーや修理サービスのサポートセンターに、ご相談をされてみることをおすすめします。

また、内蔵のHDDやポータブルハードディスク、USBメモリやSDカードが破損してしまい、
内部にあるデータが開けなくなった時には、そのまま廃棄処分をされずに、帰国してから、
専門事業のデータ復旧サービスに提出して、必要なファイルの取り出しをしてもらわれることもおすすめします。