パソコンなどに繋げて使う外付け型のデータ記憶デバイスをUSBコネクタに接続して読み込んだ時、それまでは普通にフォルダーを
開けていたのが急に未フォーマット状態に認識されて開けない、というエラーのトラブルが出た場合の対処法について。
外付けハードディスクドライブやUSBフラッシュメモリ、SDメモリーカード、MO、コンパクトフラッシュ、
CD-RW、DVD-RW/RAM、メモリースティックなど、主に外部取り付けのUSB記憶装置に稀に起きるトラブルです。
「ディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」といった表記のバルーンが
出た時、「はい いいえ」のコマンド選択ボタンでうっかり勢いで「はい」と押さないようにご注意ください。
OKを選んでしまうとディスクやメモリに含まれているファイルやフォルダーが
すべて初期化の影響で削除されてしまいます。
ファイルが開けない時の復旧の仕方
未フォーマットとなるのは読み取りのエラーの障害による場合が多く、中身の書き出しデータは大抵そのまま
保存されて残っていますのでもう一度上手く再読み込みをすれば復元できるパターンも多いです。
まず一度ハードウェアの安全な取り外しを実行してUSBポートから
取り外し、PC本体を閉じて、外部のデータ記憶装置のドライブの電源も閉じます。
数十分から数時間ほど時間を置いて、他の余分なコネクタをすべて取り外してから
パソコンを再び起動して、もう一度外付けのデータ記憶デバイスを接続して読み込みを再度実行してみましょう。
デバイスの読み取り直し
それでもなお変わらず未フォーマット状態に表示される時は、スタートメニューのコントロールパネル
⇒パフォーマンスとメンテナンス⇒システム⇒ハードウェアの『デバイスマネージャ』を開きます。
その項目に「不明なデバイス」と書かれたメニューや黄色い!、?、×マークの付いた項目がありましたら、
それを削除して、その後でもう一度、対象のUSBメモリなどの機器の接続をし直してみましょう。
他のパソコン本体をお持ちでしたら、そちらにUSBポートやカードリーダーを
繋げて、試しにリムーバブルディスクの読み取りを実行されてみてください。
それでもなお正常に読み出しできない時は、データ記憶デバイスの方のインデックス部分や盤面が破損している影響である
可能性もありますので、専門のデータ復旧サービス業者の方で修復をしてもらいましょう。
また、うっかり勢いで中身の初期化をしてしまった後でも、
その直後の段階でしたらまだデータの復元をしてもらうことが可能です。