巡回冗長検査 CRCエラーを修復するには?

巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check:略称 CRC-シーアールシー)とは、
パソコンやCD、DVDディスクメディアといった媒体でのデータが出力先の装置への転送や格納、
上書きなどの処理が正常に行われているかどうかをチェックするためのエラー検出システムです。

「誤り検出方式」(error detecting system-エラー・ディティクティング・システム)
とも呼ばれ、CRCのほかにパリティ・チェック(奇遇検査)や
ハミングコードチェックといった、冗長ビット数の検出方式もあります。

巡回冗長検査(CRC)エラーの原因とは?

しかし、これらの媒体の読み込みやアクセス・接続・データ移行/削除を行う際に、
時々『巡回冗長検査(CRC)エラー』と表示されて動作ができないことがあります。

主な原因に、ハードディスクのエラーの読み取り不良や誤り制御の失敗、CD・DVDディスク/ドライブの傷や
汚れによる読み取り不良、ファイルの焼き込みミスやコピープロテクト、空き領域の不足などがあります。

ですが、まだ適切な手順を取るか、プロのサポートで修復ができる見込みがあります。



読み取りの復旧の手順

まずは、ディスクの読み込み面にキズやホコリが付着していないか、
またはデータ書き込みができないように設定されていないか、お確かめください。

盤面に付いた少々の引っかき傷や付着物程度でしたら、
ディスククリーニングの研磨機にかけて修復できます。

パソコンのSSDやHDDを軽くする

パソコンのSSDやHDDに問題がある場合は、まず空き容量が十分に残っているかを、
マイコンピューターのプロパティの画面で確認して、ゴミ箱を空にする、またディスクデフラグやクリーンアップを行いましょう。

データ記憶装置自体に大きな傷が付いたり、ケースやチップが割れてる場合は、
それ以上の使用を続けるだけで破損がさらにひどくなるおそれがあるので、
一度取り外して、専門のデータ復旧サービスの方へ、ディスクに起きたエラーの状態を
詳しく伝えて、診断サービスに出してみることを推奨します。



ローカルディスクのチェック

次にローカルディスク(C:)のプロパティ⇒ツール⇒エラーチェックの『チェックする』をクリックします。

ディスクのチェックローカル ディスク(C:)画面で「ファイルシステムエラーを自動的に修復する」
「不良セクタをスキャンし、回復する」にチェックを入れて『開始』を押します。

『再起動後にこのディスクの検査を実行~』で「はい」を押して、一度パソコンを再起動します。

ほか、サイバーセキュリティ 様での、CRCエラー(巡回冗長検査エラー)とは?原因や修復方法、注意点について解説 の解説も参考までに。

検査・CRCエラー修復の自動作業には状態次第で多少時間がかかります。 そして無事完了したら、終了です。

パソコン修理での検査

あるいは、パソコン修理店やデータ復旧サービスで、問題の検査と修復の作業を代行してもらうこともできます。

場合によっては、コンピューターからのOSの再インストールも検討されてみてください。

しかしそれでも、盤面の破損の状態などで巡回冗長検査(CRC)エラーが発生し続けてしまい、なお直らない場合も多いです。

その際には内蔵ハードディスクドライブを別のものに交換してみるか別のPC本体でも試しに読み込ませてみましょう。

それでも直らない時は、やはりCD/DVDディスクをデータ救出サービス店にて
エラーの原因をチェック・診断してもらい、ファイルの修復をしてもらう方法がお薦めです。