ドキュメントのデータを別のパソコンから取り出しするには?

Windows(ウィンドウズ)のエクスプローラーで表示される、Cドライブの特殊フォルダーである、
「ドキュメント」(Documents)を管理して日々データを保存している際に、
ある日パソコンが故障してしまい、ドキュメント内のデータが見れなくなったたため、
内部のファイルを取り出しするには、どのように対処をすればいい?という疑問について。

別のパソコン本体でハードディスクやSSDを開く

まず、別のパソコンをもう一台お持ちであれば、そちらのPC本体に、
対象のハードディスクやSSDを増設するか、外部からUSB接続をして開く方法があります。

壊れたデスクトップPCやノートパソコンから、ハードディスクないしメモリディスクを取り出して、
SATA/IDE用のHDDケースに接続して、別のパソコンとUSBケーブルで読み込みします。

あるいはデスクトップパソコンの予備がある場合は、空いているドライブベイに、
ストレージを一時的に、増設して開くこともできます。

ローカルディスク(G:)など、以前と別のアルファベットでパーティションが認識されます。

ボリュームのアイコンをクリックして、中身のフォルダーの一覧を開きます。

アルファベット:→ユーザー→ユーザー名→ドキュメント(Documents)と進んで、
ディレクトリを開くと、保存されている個人用のデータファイルが表示されます。

別のパソコンのCドライブや外付けハードディスクなどの場所に、
必要なデータをコピーしてバックアップを行います。

そして新しいパソコンのローカルディスク(C:)の方に、エクセルやワード、パワーポイントなどの、
今までに使っていたソフトウェアをまたインストールすることで、拡張子を開き直すことができます。

パソコンの分解に慣れていない、または小型・薄型のノートPCで取り外しが難しい、
といった際には、パソコン関連のトラブル解決のサービスで、作業を代行してもらうこともできます。




UbuntuでPCを立ち上げてデータを読み込みする使い方とは?

次に、別のパソコンをお持ちでなくて、オペレーティングシステムのみが破損した状態で、
PCの筐体の内部パーツ自体はまだ無事であれば、LinuxディストリビューションのOSである、
Ubuntu(ウブントゥ)をDVDブートで起動して、そちらでパソコンを立ち上げてデータを読み込みする使い方もあります。

Ubuntuのデスクトップの画面が立ち上がりましたら、ファイルマネージャーの画面を開きます。

ドキュメントに該当するフォルダーを開いて、バックアップする形でデータを取り出しします。
そして
また例として、Microsoft サポート での、失われたファイルまたは削除されたファイルを回復する の解説も参考までに。

またWindowsのパワーポイントやエクセル、ワードなどで扱う多くのファイルは、
Ubuntuに搭載されたソフトウェアで、そのままデータの拡張子を開いて使用することもできます。

クラウドサービスにバックアップした分からデータを引き出す

また、事前にクラウドストレージのサービスに登録していて、
OneDriveといったネットワーク上のディレクトリにデータを転送していましたら、
そちらにバックアップした分として保存されているファイルを確認されてみてください。

ほか、ドキュメントのデータをOSをリカバリーする前に復旧するには?という疑問については、こちらのページにて。

そして、外部のRAIDやNASのケース、外付けハードディスク、またはBDやDVDに保存をして、
そこから再度、引き出ししたデータファイルを開かれてみてください。

ですが、もしパソコンのフォルダー上からすでにファイルが消えていて、バックアップもなかった、
という場合には、それ以上のHDDやSSDへの新しい拡張子の上書き保存は一旦お控えください。

まだストレージに以前のファイルの痕跡データが残っている可能性がありますので、
プロのデータサルベージのサービスに出して、復旧をしてもらうこともできます。



デジタルデータリカバリー

スマートフォンやタブレット端末のフォルダーにアクセスするには?

次に、スマートフォンやタブレット端末が故障した時に、内部のデータを救出する手法について。

まず、機器の画面が割れて壊れた時でも、まだ電源自体は正常に起動できてOSも立ち上がる場合は、
USBケーブルでパソコンと同期して、内蔵メモリのフォルダーにアクセスして、
一部の必要なデータをバックアップする形で取り出しができる可能性もあります。

あるいは、microSDメモリーカードを搭載する仕様の端末であれば、
SDカードをソケットから取り外して、USBカードリーダーに差し込みして、
パソコンにUSBポートから接続して、内部の保存データを救出することもできます。

また、XperiaやAQUOS、iPhoneやiPadといったモバイルコンピューターでも、
いつでもデータを見やすくできるように、フォルダーのコントロールを行うと便利です。

たとえばドキュメントなどのフォルダーを、より使いやすくするために効率的に管理する際、
ディレクトリが無数に作られた階層が深い状態の時に、独自のカテゴリーに分類して、
ドキュメントを探しやすくする機能などがある、便利なソフトウェアもあります。

例として、スマートフォンやタブレットPCに保存されたPDFファイルなどを管理するための、
ドキュメントリーダー(document reader)といったAndroid用のアプリがあります。

モバイル製品はパソコンに比べて、ストレージの最大容量が低いため、
データの整理が必要になる機会もその分多くなります。

Windowsのドキュメントの管理とデータの整理

また、「ドキュメント」(document)とは文書や書類という意味で、
コンピューター上では説明書・仕様書という意味の用語です。

Windowsでは、『ドキュメント』(マイドキュメント)の特殊フォルダーなどが代表的です。

また、ドキュメンテーション(documentation)とは ご利用方法や仕様書を、
ドキュメントファイルにして取扱説明書(マニュアル)を作成することを指します。

ソフトウェアのアプリケーション・ウィンドウを開いている時、一時的に別に開かれる専用画面のことは、
「ドキュメント・ウィンドウ」(document window)と呼びます。

これらは、ディレクトリ上での容量が膨大になり複雑になってしまうことが多くなります。

そのため、時には「ドキュメント管理システム」のプログラムツールをインストールして、
大量に作成・保存したデータをドキュメントライブラリにして整理すると使い方として便利です。

データ復旧サービスセンターでファイルを取り出してもらう

もし、ハードディスクドライブやメモリーカード自体が物理的に故障していて、
ドキュメントを含めた内部のデータが開けなくなった時は、
ひとまずそれ以上の破損の進行を止めるため、ストレージへの通電を一旦お控えください。

回路が壊れた補助記憶装置は、一般の個人では修理がほぼ不可能になります。

内部のディレクトリにあるファイルを回収したい、という際にも、やはり専門業者である、
データ復旧サービスセンターに注文をして、取り出しの依頼をされてみることをおすすめします。