Adobe Reader(アドビ・リーダー)やAdobe Acrobat(アドビ・アクロバット)のソフトウェアで、
PDF(Portable Document Format)の文書ファイルフォーマットを開いて閲覧しようとした時に、
『この文章を開くときにエラーが発生しました。ファイルが壊れています。修復できませんでした。』
とエラーメッセージが表示されてしまう場合に直すには、どのようにすればいい?という際の対処法について。
目次
別の保存してあるファイルを試しに開いてみる
まず、その時にフォルダーに保存したPDFファイルをまだAdobe Acrobatで開いたままでしたら、
編集中のデータを再度、別のフォルダーに別名で名前を付けて保存されてみてください。
もしくは、インターネット上にアップロードしてあったファイルが壊れていて開けない時は、
試しにパソコンのフォルダーにある別のPDFの文書か、
別のウェブページにあるPDFのファイルを、一度開いてみてください。
Windowsまたは内部のソフトウェアにも不具合が出ていて、エラーからの修復の作業が難しそう、
という場合には、専門業者のパソコン修理サービスに出して、直してもらうことができます。
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「ファイルが壊れています。」と出てくる時の原因は?
次に、今までに開けていた古いPDFファイルが、特にエラーもなく無事に開けた場合は、
「ファイルが壊れています。」と出てくるデータの方が、読み込みの不具合が出ている可能性があります。
新しくファイルを保存して開こうとしてエラーが発生した方のPDFファイルは、
今パソコンにインストールしているAdobe Reader/Acrobatよりも、
新しいバージョンのAdobe Acrobatで、名前を付けて保存して作成されたものである可能性も高いです。
そのため、4.0や5.0、6.0と、ユーティリティーが古いバージョンのままだった時は、
最新のソフトウェアで作られた原稿のプログラムに対応されていないことが原因で、
「この文章を開くときにエラーが発生しました。ファイルが壊れています。修復できませんでした。」
といった警告メッセージが出てしまう可能性もあります。
Adobe Acrobatのバージョンを更新してエラーを解消する
ひとまず、Adobe Acrobatや、またはAdobe Acrobat Readerといった、
お使いのアドビ・アクロバット/リーダーのソフトウェアを、新しいバージョンにアップグレードされてみてください。
また、Microsoft EdgeやIE、Google Chromeといったウェブブラウザでの閲覧が正常にできない時も、
プログラムのアップデートをされてみてください。
Outlookでの添付ファイルや、Onenoteといったソフトウェアでのプレビュー画面で、
正常に読み取りができずに表示がされない時は、別のコンピューターで読み込みをし直してみるか、
試しに別のファイルを開いて、画面に正しく映るかどうかを確認されてみてください。
電子メールのテキストに書かれたPDFへのリンクのエラーが出る時は、
URL先のファイルが現在は存在していないか、アドレスの表記が間違っている場合があります。
また複合機のプリンタ―で印刷ができない場合は、スキャナーのモードになっていないかどうか、
製品のランプの点灯の具合やモニターの画面から、応答なしの状態の理由を見直されてみてください。
ウィンドウズのデスクトップPCまたはノートパソコンや、スマートフォン、タブレット端末の、
マシンのスペックが低い時は、推奨された動作環境にパーツを交換したり、買い替えをする必要も出てきます。
これで多くの場合は、正常に中身のコンテンツを閲覧できます。
また例として、PDFファイルを開くときに文書が破損していて開けないエラーを解決する の解説も参考までに。
HDDやRAID、NAS、DVD-R、USBメモリやSDカードといったストレージそのものが壊れている時は、
プロのデータリカバリーサービスにて、内部のファイルの復旧を行ってもらうことができます。
PDFの拡張子が壊れている時は?
しかし、閲覧しようとしたPDFファイルの拡張子だけが、プログラムが壊れている可能性もあります。
その場合はその「ファイルが壊れています。」と出たPDFの文書の製作元または提供元に尋ねてみて、
正常に開ける状態に再度のファイルの保存、またはエラーからの修復をしてもらえるよう、
電子メールか掲示板、電話、FAXなどの通信でお問い合わせをしてみる方法もあります。
また、壊れたファイルの修復を行う手段の一覧は、こちらのページにて。
もし同じサービスで提供されている、Microsoft OfficeのExcelやWord、PowerPoint、Accessなどのファイルも、
同じく破損していた時は、入手先に連絡をされてみることもおすすめします。
また、メモ帳などのテキストエディタや、エクセルやワード、パワーポイントといったオフィススイートなど、
ほかのアプリケーションソフトで書き出しして作成した別の拡張子から、
変換ツールのプログラムを使用して生成したPDFファイルが展開できない場合は、
データの書き換えによる保存に失敗したことが原因で、壊れて開けない可能性もあります。
PDFファイルに含まれたフォントの方は正常に映っていて、画像だけがブレて表示される時は、
ソフトウェア上の画面での拡大・縮小のサイズが合っていないか、
または編集でjpgなどの拡張子からデータを埋め込みで配置した時に、サイズの調整に失敗した可能性もあります。
データ復旧サービスセンターでファイルを修復してもらう
もし過去に、自分でAdobe Acrobatを使って作成したPDFファイルが壊れてしまった場合は、
まずはAcrobatの各種機能で何とかドキュメントのデータが開けないか、チェックをして試してみてください。
元のデータがある時は、「ファイルが壊れています。」といったエラーが出た際に保存のし直しを行ってみるか、
素材の画像やテキストを探して、再作成をされてみるのも一つの方法です。
それでもエラーが直らずに何らかの問題で展開ができない時は、やはりAdobe Systemのサポート、
または専門のデータ復旧のサービスセンターにて、パソコン本体かハードディスク/SSDを提出して、
対象のPDFファイルの修復の注文をされてみることをおすすめします。