Microsoft Windows(マイクロソフトのウィンドウズ)のパソコンの、SSDまたはHDDに作成される、
Cドライブ(ローカルディスクC:)にある「ピクチャ」や「ビデオ」「ドキュメント」などのフォルダーで、
必要なデータが消えたりファイルが読み込めなくなった時に復旧をする方法について、解説いたします。
ピクチャやビデオ、ドキュメントにあるデータを失う原因
まず、「Windows(C:)」のプライマリパーティションにある「ユーザー名」や「パブリック」のフォルダーにある、
「ピクチャ」「ビデオ」「ドキュメント」「ミュージック」「ダウンロード」「お気に入り」「アドレス帳」、
といった特殊なフォルダーから、必要なデータが開けなくなるトラブルが出る原因には、様々なものがあります。
たとえば、ユーザー名とパブリックのフォルダーをうっかり間違えて開いて、
同じ名前で別のファイルを上書き保存したり消去してしまうミスが出てしまう可能性があります。
また、違うパソコンから外付けHDDにコピーして保管していた特殊なフォルダーを、
うっかりCドライブ内のフォルダーと間違えてしまうといったことが、筆者にもたまにありました。
あるいは、いつの間にか他のファイルとともに必要なデータを選択して削除していてゴミ箱に移動していたり、
パソコンを初期状態にリセットする際に個人用のファイルも消去してしまった、といったケースもあります。
または、上書き保存のミスやコンピューターウイルスなどの有害ファームウェアの悪影響により、
jpgやmov、txt、pdf、mp3といった各種ファイルの拡張子が破損するトラブルも一因としてあります。
ほか、WindowsのOSまたはPC本体のメモリやCPU、マザーボードなどのパーツが破損して起動しなくなったり、
SSDないしハードディスクの回路が摩耗などにより故障してデータが読み込めなくなる重度の不具合もあります。
ですが、場合によってまだ表示が消えてしまったデータを自力で復元する手順で元に戻せる可能性や、
専門のサービスで見てもらって開けないファイルの復旧ができる見込みがあります。
ごみ箱アイコンを開いて元に戻す
次に、WindowsのパソコンのCドライブに含まれるそれぞれの特殊フォルダーである、
ピクチャ・ビデオ・ドキュメント・ミュージック(またはライブラリから開いた各専用フォルダー)に、
保存したファイルをうっかり間違って消去した際に、復旧をする手順について。

まず、ドキュメントやピクチャ、ミュージック、ビデオといった特殊フォルダーにあるファイルも、
エクスプローラーやダイアログボックスで普通に削除した時は、ごみ箱のフォルダーに一度移行します。
デスクトップにあるごみ箱のアイコンを開いて、必要なファイルがありましたら、
そちらを選択して右クリックで「元に戻す」を実行すると、以前にあった位置に復旧ができます。
また「フォト」(Photos)といった、一部の標準搭載のアプリケーションソフトの機能を使って、
データを削除(Delete)した場合にも、直接消去されずにいったんファイルがごみ箱に移動します。
OneDriveやファイル履歴のバックアップを開く
あるいは、OneDrive(ワンドライブ)といったクラウドストレージを事前に設定していれば、
そちらにピクチャやドキュメントといった主要な特殊フォルダーのファイルを、
定期で自動バックアップする形での保存ができていますので、サインインをしてチェックされてみてください。
一方で、拡張子のプログラムが破損して開けなくなった場合には、壊れた状態のファイルが、
そのままオンライン上のストレージに転送されて上書きされることがあります。
その際には一度ネットワークの回線を切って、その間に破損したデータを別の場所に移してください。
ファイルを上書きしてからほぼ直後、または数分以内に自動更新で転送されることもあり、
タイミング次第ではクラウドの方のデータもすぐに破損した状態となる可能性があるためご注意ください。
また、「ファイル履歴」や「バックアップと復元」といった別のデータコピーの機能を設定していましたら、
そちらの画面を開いて、バックアップされたファイルを読み出しされてみてください。
しかし、予備の分がどこにもなくて、拡張子が消えてからだいぶ時間がたっていたり、
ファイルが破損して修復が難しい、といった時には、デジタルデータリカバリー様といった、
専門のデータ復元のサービスにて、復旧の措置を行ってもらわれることをおすすめします。
ユーザー名や専用フォルダーのロックを解除
次に、「ピクチャ」や「アドレス帳」「Documents」またはユーザー名フォルダー自体を、
誤って読み取り不可や書き込み不可に設定したりロックをかけた時の対処法について。
まず、対象の開けなくなったユーザー名や専用のフォルダーを右クリックして、
プロパティの画面にある「セキュリティ」のタブを開いてください。
この中の「編集」をクリックして、「拒否」の欄にチェックが入っていたらこれを外してください。
また暗号化ソフトでドライブのパーティションやフォルダーにロックを掛けた時は、
基本的には解除キーとなるパスワードの入力といった措置が必要です。
ほか、失ったデータの復旧が必要になるトラブルについて詳しくはこちらの解説を参考までに。
また別の場所に「ピクチャ」といった同名のフォルダーを作っても、コンピューター側では、
特殊フォルダーとして認識はしないため、そちらからデータを開くことはできません。
その際には、やはりフォルダーの回復キーのメモなどを探してロックを解除する必要があります。
もしOS自体が破損した時は、セーフモードやシステムの復元などの機能で修復を試してみてください。
また最近のWindowsでは、個人用のファイルを残したままで初期状態に戻すこともできます。
データ復元のソフトウェアを使用して修復する
次に、誤った削除の操作やディスクの初期化でCドライブからファイルの表示が消えてから、
あまり時間が過ぎていなければ、まだSSDやHDDのセクタの領域には、
データの「痕跡」が残っていて、そこから拾い上げる形で復元ができる見込みがあります。
たとえば、ソースネクストから販売されています「救出データ復元」(Stellar Data Recovery)といった、
データレスキュー用のアプリケーションソフトを使って復元する方法があります。
その際、「ピクチャ」や「ビデオ」のフォルダーがあるSSDやHDDに直接インストールすると、
以前のデータの痕跡が新しいファイルに上書きされて消えてしまう可能性が出てきます。
そのため、DVDまたはUSBメモリからのブート機能でデータ復元ソフトの起動を行ってください。
より詳しくは、『表示が消えたデータファイルを復活させるソフトウェアとは?』の解説ページにて。
ソフトウェアの画面が開きましたら、画面の指示に沿ってドライブ名を選択してスキャンを実行してください。
データ復元ソフトは大抵の製品は操作方法がシンプルで、またわかりやすい説明があります。
ストレージから検出したファイルを保存する
そしてストレージにドライブスキャンをかけて、消えた必要なファイルが検出できましたら、
外付けハードディスクといったボリュームにファイルを保存してください。

そちらのデータが正常に開けましたら、復元の作業は完了です。
ほか、Microsoft サポート 様での、Windows バックアップを使用したバックアップと復元 の解説も参考までに。
また、「Stellar Data Recover」には破損した画像や動画のファイルを修復する機能もあります。
パソコン本体やSSD・HDDが故障した時の復旧
一方で、パソコン本体に内蔵されたパーツが経年劣化や強い衝撃で回路が破損して故障した時は、
システム的な修復の方法では元に戻せなくなり、また各プログラムの実行もできなくなります。
その際には、故障したパーツを自力で交換するか修理サポート店で換装の代行をしてもらうことで、
壊れたコンピューターを直すことができます。
ですがデータ記憶装置であるSSDやHDD自体が壊れた時は、一般の個人ユーザーでできる範囲では、
ほとんどの場合で読み込み直しができなくなります。
その際には、物理障害のアクシデントからの救出のプランを実施されている、
専門業者のデータ復旧サービスセンターに依頼をして、ファイルの取り出しをしてもらうこともできます。







