蓋の開かないポータブルHDDのデータを復旧するには?

2.5インチでSATA方式の小型のハードディスクドライブが搭載された
外付けHDDの「ポータブル・ハードディスク」(portable hard disk)が、

ある時、突然、内部のディレクトリ(ボリューム)にアクセスができなくなり、
しかもケースの蓋が通常では開けないようになっている構造の製品の場合は、
どうすれば内部に保存されているデータを復旧できる?という疑問について。

東芝のポータブルHDD

主なポータブルハードディスクの製品一覧

・WD(ウェスタンデジタル):ポータブルハードディスク 4TB USB3.0 WDBYFT0040BBL-WESN
・I-O DATA(アイオーデータ):耐衝撃ポータブルハードディスク HDPD-UTD2 (USB 3.0対応/2.0TB)
・Seagate(シーゲート):2TB ポータブル外付けHDD 4K 2.5インチハードディスク USB3.0
・Transcend(トランセンド):USB3.0/2.0 2.5インチHDD ポータブルハードディスク TS1TSJ25M3
・シリコンパワー:ポータブルHDD 2TB 2.5インチ USB3.0/2.0 耐衝撃 Armor A30 SP020TBPHDA30S3K
・東芝(TOSHIBA):USB3.0接続 ポータブルハードディスク 1.0TBCANVIO BASICS HD-AC10TK
・BUFFALO(バッファロー):2.5インチ(ポータブル) 外付けHDD 2TB HD-PCF2.0U3-GBE

まず、ハードディスクの取り出し・交換用の蓋が付いた外付けHDDケースの製品と異なり、
ポータブルHDDの製品は簡単に取り外しができるようにするための蓋がなく、
その多くはHDの交換が前提とされていない構造の製品です。

付属のUSBケーブルが折れ曲がったりして断線した場合でしたら、
メーカー先の専用のUSBケーブルを取り寄せるか、
ジャンクショップなどで購入して、交換することでアクセスを復旧できます。

ですが、USBコネクタの差込口が破損したり、ケースの内部にある
基板の回路などが壊れた場合は、そのままではデータが開かなくなります。

また、内蔵されているハードディスクドライブ自体がヘッドクラッシュなどで
物理的に故障した場合も同様です。

その場合、基本的には、プロのデータリカバリーサービスに問い合わせて、
内部の保存データを救出してもらうのがほぼ唯一の解決方法になります。




ケースの分解ができる製品の場合

Transcend(トランセンド)製のM3シリーズのような一部の製品は、
ケースの止め具が普通の固定ネジで、一般個人でも
内部のハードディスクの取り出し自体はできる仕組みになっています。

まず、ケースを覆っているカバーを取り外します。

次に小さめのプラスドライバーで、ポータブルHDDのケースの表面にある
固定ネジを回して取り外します。

ポータブルHDDのケース

プラスチックの蓋を丁寧に指かマイナスドライバーなどで上げながら、
ケース裏側の引っかけの部分を持ち上げてゆっくりと分解します。

コントローラーボード(基板)から2.5インチサイズのハードディスクを、
インターフェースからスライドするように丁寧に取り外します。

そして、そのHDDを2.5インチ用HDD変換マウンターに取りつけて
デスクトップパソコンの空いているドライブベイに一時的に増設するか、
別の専用の外付けHDDケースまたはアダプターに取り付けて、USB接続します。

そして、内部に保存されたファイルをバックアップする形でデータを復旧します。

ですが、東芝製のポータブルHDDのように、固定ネジがなく、ぴったりと
蓋がくっついている製品は、一般個人では通常取り出しができない仕様になっています。

無理やり割って取り出すのは、内部のハードディスク本体の
基板に傷を付けたり、差込口が割れる、または衝撃で内部の回路が
破損するおそれがありますので、おすすめできません。

これらのポータブル外付けHDDが読み込めなくなった時、
または異音が出てヘッドクラッシュ障害などのおそれがある時は、
やはり専門業者のデータ復旧サービスに問い合わせて、
製品を送付して、内部のファイルを取り出してもらわれることを推奨します。



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