シャープのレコーダーでHDDランプの点滅が続く時の対処方法

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シャープ(SHARP)製のブルーレイレコーダーで、HDDランプが点滅し続ける不具合が出た時の原因と録画した映像のファイルを保存する複雑な仕組み、装置の再起動やリセットの応急措置でトラブルからの修復を試みる対処方法、また故障したハードディスクドライブの内部のデータを復旧してもらえるサービスセンターについて解説しています。




当サイトでは、ハードディスクドライブやSSDの内部ファイルの救出、外部接続のPCの機材やシステムを復元する方法、コンピューターの製品が壊れた時の原因と修復をする手順といったリカバリーによるトラブル解決について、詳細を解説しています。

また、読み込めない電子機器からの補助記憶装置の取り出しによるレスキューのサポートを行ってもらえるデータ復旧サービスセンターも紹介しています。



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シャープのレコーダーでHDDランプの点滅が続く時の対処方法

電子機器の製造メーカーである、シャープ(SHARP)製のブルーレイレコーダーの製品を使用している際に、
HDDランプの箇所が点滅したままの状態が続いていて、本体か内部のハードディスクに問題が起きたと思われる時には、
どのような方法で対処すればいい?という疑問について。

ブルーレイレコーダーでHDDランプが点滅し続ける原因とは?

まず、シャープのブルーレイレコーダー(recorder)に搭載されているHDDランプが点滅し続ける時の主な原因について。

たとえばレコーダーの電源を付けてから、少しのあいだハードディスクに問題が発生していないかどうかの、
システムによる一時的な点検のための準備中でHDDランプが点滅している時は、すぐに止まる場合が多いです。

ですがその際に、電源コンセントが外れてしまったり急な停電などで強制的に機能がストップすると、
レコーダーに内蔵されたハードディスクドライブ、または外付けHDDに故障が発生するおそれがあります。

もしくは、ファームウェアのプログラムに異常が発生したり、リモコン番号の設定に不具合が起きるなど、
システム的な影響(論理障害)で不調になっている可能性もあります。

あるいは長年のハードディスクの使用による経年劣化で、ヘッドクラッシュといった重度の問題(物理障害)が起きたり、
掃除などでレコーダーを移動する時に落としたりぶつけてしまい、記憶領域ごと破損してしまうケースもあります。

HDDランプの点滅が10分を越えて出ている時は故障が起きている危険が高いため、いったん使用を控えてください。

これらの状態からでも、まだ適切な措置を行うか、プロのサービスでの復旧の対処でデータを開き直せる可能性があります。



シャープのレコーダーから自力で試みる初期対応の手順

次に、シャープのレコーダーでHDDランプが点滅し続ける不具合が出た際に、自力で試みる初期対応の手順について。

ひとまず、「ハードディスク準備中」と本体のモニターの画面に表示されている時には、
何も操作を行わず、10分ほど様子を見て処理が終わるかどうか様子を見て待機をしてください。

もし10分以上待機しても状況が変わらずに点滅し続ける時は、レコーダーの電源ボタンを長押しして、
一度電源を切ってから数十秒ほど後に再起動をすると、自動的に元に戻る可能性があります。

または念のため電源をオフにしてからコンセントも抜いて、少し待ってから再起動をしてください。

電源を付け直してもまだランプの点滅が止まらない時は、製品のガイドに沿って、
レコーダー本体のシステムのリセットを行ってみてください。

SHARP製のブルーレイレコーダーの扉内にあるリセットボタンを、針といった細いもので押すと、
モニターに「RESET」または「RST」リセットとメッセージが出て電源がオフになるので、再度起動させてください。

(リセットボタンがない機種の場合は、電源ボタンの長押しでリセットが行われます。)

ほかに、電源のACアダプターや外付けHDDのUSBケーブルが折れ曲がったりコネクタが割れてして破損している時は、
自力での修復は難しいため、メーカーに問い合わせて替えのアダプターやコードを取り寄せて交換してください。

自分で処置ができない重度の物理障害のトラブルとは?

ハードディスクドライブのストレージ

次に、もし内蔵されているハードディスクドライブが「物理障害」のアクシデントで故障していると、
内部のプラッタ(円盤の部分)に書き込まれたムービーのデータが開けなくなってしまいます。

特に、プラッタを読み書きする装置のヘッドが吸着する「ヘッドクラッシュ」の障害が起きていると、
ディスクの表面に傷がついて、データの保存された箇所が削り取られて破損するおそれがあります。

ほかにもモーターの部分が壊れたり、外部のコントローラーボード(基板)やストレージの差込口が、
強い衝撃などで割れてしまうとデータの読み出しができなくなり、HDDランプの点滅が延々と続きます。

ハードディスクは消耗品ともいえるデリケートな精密機器で、一度物理的に内部の回路が壊れるトラブルが起こると、
特に一般の個人ユーザーは技術や設備の面で自力では修理の処置が不可能なため、機器の分解などはお控えください。

基本的にハードディスクに不調が出た時は自力では直せないため、専門業者のデータ復旧サービスセンターにて、
プロのスタッフに専用のラボで見てもらい、内部のデータの取り出しをしてもらわれることを推奨します、


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SHARP製のレコーダーからハードディスクを取り外す対処方法

次に、SHARP製のレコーダーの本体が壊れてしまった時の対処方法として、まず内蔵されたハードディスクを取り外して、
シャープの修理相談窓口へ問い合わせて郵送をして直してもらい、後日HDDを付け直すことで解決ができます。

その際に故障したレコーダーを修理に預ける際には、保存してある動画データは初期化されて消えるため、
ハードディスクの方を取り出ししてから送付されることをおすすめします。

またハードディスクで空き領域が少なくなって動作が重くなっている場合の直し方については、こちらの解説にて。

古いレコーダーの製品は、本体ケースの固定ネジを一つずつドライバーで外してからカバーを開けて、
内部のSATAケーブルと電源ケーブルのコネクタを外して、内蔵されているHDDを取り出しします。

以前にHDDの交換をしたことがある方でしたら、同じ作業で簡単に取り外しができると思われます。

ですが、古い型番のレコーダーの製品はメーカーでの修理サポートがすでに終了している可能性もあります。

その際には、簡単な不具合であれば私設のコンピューター関連の修理サポート店で直してもらう方法もあります。

システム的なエラーが出て読み込めない時に修復はできる?

次に、レコーダーの方にシステム的なエラーが発生していて誤認が起きたために読み込めないと思われる時は、
上記と同じく一旦レコーダーの電源を止めてから、再起動をして読み込み直しを行ってみてください。

一方で、ハードディスクに比較的軽度のシステム的な問題が出ている場合には、パソコンなどの別のコンピューターに、
増設やUSBの外付けケースで一度繋げてみると、もしかすると自動でエラーが修復できるかもしれません。

ですが、場合によってはかえって読み出しの状態が混乱して悪化する可能性も考えられるためご注意ください。

その際、誤ってHDDのフォーマットをしてデータを初期化しないようにご注意ください。

ほか、シャープ 様での、HDDランプやBDランプが点滅したまま操作ができません。 の解説も参考までに。

一方で内部のデータ自体は、自力でパソコンなどの別の装置から開こうとしてもOSとファイルシステムが異なる上、
特に最近のレコーダーの製品ではかなり複雑に暗号化されて映像データが保存されていて、個人での読み出しは困難です。

専門業者のデータ復旧サービスセンターで救出をしてもらう

都市部

まとめとしまして、やはりレコーダーでデータ障害のトラブルが発生すると、
パソコンやモバイル端末と異なるシステムなどの面で、自力での解決がほぼ不可能な場合が多いです。

シャープといった各製品のメーカーのサポートで修理をしてもらう場合も、
録画したムービーのデータは基本的に残らないため、先に内部のファイルを取り出す必要が出てきます。

その際に、電源の付け直しを繰り返したり通電をずっと続けていると、故障したHDDの磁気ディスクへの傷がさらに広がったり、
ショートした基板のメモリチップが焼き焦げたりして、さらにデータの救出が困難になるおそれが出てきます。

また自力で強引にハードディスクを分解すると、湿気や埃、静電気が精密機器に侵入してさらに破損する危険が高いです。

録画した映像データの一覧が表示されなくなったり、外部の電子機器でもデバイスが認識されない、
またはHDDのあたりから異音が鳴る、といった症状が発生した際には、上記の初期対応で直らなかったら、
やはりレコーダーを扱われた専門業者のデータ復旧サービスセンターに依頼をすることが、最も確実で安全な解決策です。

専用のクリーンルームにて、個人だと通常では入手できない交換用の部品や専用の機材を用いて、
破損した箇所の修復や高度な解析、保存されているデータの抽出の作業を行ってもらうことができます。





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