外付けハードディスクを使う時に起こるトラブルとは?

USBコネクタから、パソコンの本体といったコンピューターの装置に接続して、
データをコピーしてバックアップしたり大容量のファイルを移し変えるのに便利な、
「外付けハードディスクドライブ」または「RAID」を使う時にトラブルが起きた場合の、
主な原因と解決の方法には、どういったものがある?という疑問について。

リムーバブル記憶域として表示される外付けHDDとは?

まず、最初からケースの中にハードディスクドライブが一台内蔵されている市販の外付けHDDの製品は、
購入してからすぐにUSBポートに接続して、そのままUSBメモリのように気軽に使用できます。

フォーマットや暗号化フォルダーの作成、セキュリティ対策など、
用途によってはいろいろな作業をする必要もあるのですが、一度デバイスから認識されればOKです。

あとは、デスクトップやスタートメニューからファイルマネージャーを開くと、
リムーバブル記憶域があるデバイスの項目に表示されるので、ハードディスクの追加アイコンを開いて、
内部のフォルダーやファイルにアクセスできます。

もし、何度接続をし直してデバイスの状態を初期化しても外付けハードディスクが開けない時は、
プロのデータのリカバリーサービスにて、復元の対処をしてもらうこともできます。



データのバックアップなどでの活用方法とは?

次に、もし大容量のファイルを大量に書き写しする作業でもなければ、
1TBもあればそうそうすぐに埋まらないので、PC一台のデータの丸ごとバックアップも十分にできます。

しかし、後々の整理のために種類や日付ごとのフォルダー分けを適度に行って、
開いた時に見やすく便利な使い方をしていきましょう。

上記のタイプの製品は大体1万円以上の値段なのですが、販売店舗のサービスで安くなることも多く、
また容量が1TB未満の低いものや、付属のユーティリティーが少ないセットの商品などを選ぶと、
低コストで気軽に購入できます。

より容量と性能の高い製品を使う際には、値段の高い製品の購入が必要です。

外付けハードディスクの製品を購入するには?

逆に、中身の交換用の「外付けハードディスクケース」の単品で売っている製品と、
HDDの本体をバラで別々に買う方法もあります。

(3.5インチと2.5インチのサイズの違いに、注意してください。)

ケースから取り外しができるタイプなら、データの容量が短期間でどんどん増えていって、
HDDの追加分が次々と必要になる使用方法の場合に、1万円以上の高価なワンセットの製品を何度も買わずとも、
ハードディスクだけを複数まとめて買うことで、予算をうまく抑えていく使い方ができます。

しかし、外付けハードディスクケースの安価な製品はわりと構造が脆いこともあり、
少しの取り付け作業のミスで、内部の差込口やプラグの細い部分が折れ曲がったり、
割れてしまうこともあります。

外付けHDDのケースが破損したら?

もしも一度壊れてしまうと、CPUの差込口が折れ曲がってだめになってしまうように、
そのケースは壊れて使えなくなり、時には購入した直後にHDDの取り付け方を間違えて、
一度も使わないうちにケースを壊してしまうおそれもあります。

トラブルの事例として、ハードディスクが認識しない、起動しない時の対処方法は?という疑問については、こちらのページにて。

取り付けや交換の作業をする時には、事前にお取り扱いの説明書をよく読んで手順を把握してから、
慎重にトラブルへの対処の作業を行いましょう。

今まで使ってきた外付けハードディスクが開けなくなり、HDDの取り外しが難しい構造の場合は、
メーカー先のカスタマーサポートか私設の修理サービスにて、
交換による修理の対処をしてもらわれることをお薦めします。

RAIDケースで読み込みの問題が起きて開けなくなったら?

次に、パソコンといったマシンにRAIDケースを外付けで接続して使用する際に問題が起きた場合の対処法について。

まず、普通の外付けのハードディスクドライブと違って、
RAID(Redundant Arrays of Independent Disks)のシステムは、ディスクアレイで構成されています。

そのため、急に読み取り不可のエラーや故障といったトラブルが発生した時は、
内部のHDDを取り出して別の機器に移し変えただけでは、
ストレージに保存されているファイルやフォルダーを開き直すのが、個人では難しくなります。

特に、基板(コントローラ)が破損しているのが原因だと、完全に筐体が故障した状態になるため、
それ以上は動かさず、データリカバリーのサービスで、復旧の注文をされてみることを推奨します。



バックアップ機能が動かないトラブルとは?

次に、データを外付けHDDに書き込み保存するには、USBメモリやDVD-RW/RAMと同じように、
ファイルやフォルダーを普通にコピーして、貼り付けするだけでできます。

また、付属のバックアップソフトウェアを使うと、自動的に更新の差分を保存してくれます。

ですが、最初のうちは普通にソフトウェアが動いていたのに、
ある時から何かのエラーか障害で、バックアップ機能が使えなくなることもよくあります。

また例としてSONY(ソニー)の電子機器で、外付けUSB HDDが認識しなくなった場合の解説も参考までに。

自分で操作した時の設定の変更ミスや、アプリケーションソフトウェアのプログラムの破損も
考えられるのですが、多くはOS(オペレーティングシステム)が、
長年の使用と更新のために、不具合が積み重なってエラーが出始めることが主な原因です。

外付けHDDに保存したデータを修復するには?

ひとまず、まだコピーを取っていない大事なデータを全部手動でバックアップしてから、
Windows修復ツールや上書きインストール、場合によっては初期化のリカバリなどを行って、
OSの状態を直してみてください。

今までの更新分のログ設定は失われるのですが、時にはもう一度バックアップソフトを、
再度インストールしてセットアップし直す必要もあります。

また、外付けHDD一台あたりの容量をあまりギリギリまで詰め込みすぎずに余裕を空けて、
長時間の連続稼働も控えて、負担を掛けすぎないように丁寧に動かしていく使い方も日々心がけていきましょう。

もしも外付けハードディスクやRAID、NASがある日、明らかに壊れてしまい、
中身の読み取りができなくなった場合には、専門のデータ復旧サービスセンターに出して、
一定の確率で、内部からの抽出と別媒体への保存をしてもらうこともできます。