外付けHDDのミラーリングでデータをバックアップするには?

パソコンやサーバをはじめとするコンピューターの装置は、どこか一部のパーツ、
特にハードディスクに故障が起こると、使用できなくなるばかりか、データーの読み込みも出来なくなります。

そこで、HDD回路の破損によるデータのアクシデントに少しでも耐えるための、
フォールト・トレランス(fault tolerance)の機能を組み込むことで、ある程度の対策ができます。

外付けハードディスクをミラーリングで運用

RAIDやディスクミラーリング、クラスタリングなどの多重化(冗長化)の機能を設定しておくことで、
もしどこかのシステムが故障した時にも、そのまま正常な稼動を継続できるように対策が施されたマシンを、
フォールト・トレラント・コンピューター』、またはRAIDと呼びます。

その方法の一つである、二台のハードディスクドライブ同士の共有領域に
まったく同じデータを書き込んで二重化して、マシンの物理的な安全度を上げて保存する、
『ディスク・ミラーリング(disk mirroring)は、中でもメジャーな手法です。

そこで使用する二個目のハードディスクの方は、デスクトップPCのドライブベイにもう一台セットする以外にも、
専用の外付けHDDと内蔵ハードディスクの二つを用いて設定をすることも可能です。

コンピューター自体の故障率を下げるだけでなく、リムーバブル・ハードディスクにそのままOSの設定ごと
すべてのデータをコピーして、外部のパソコンとUSB接続を通して共有して使用する際にも、大変役立ちます。

RAIDでデータを二重化して保存する手法とは?

たとえば、株式会社バッファロー(BUFFALO)から発売されている「HD-W800IU2/R1」といった、
ミラーリング用の二台組外付けのHDDユニットを購入して、PCに接続します。

そして製品に同梱されている、RAID設定の専用ソフトウェアを用いて、
コンピューターのデータを二重化する、といった専用の設定方法を用いると、簡単で安全です。

PCショップや電気店で、ハードウェアRAID(ミラーリング)の機能が
最初から搭載された外付けハードディスクを選んで購入される方法もおススメです。

具体的なセットアップのマニュアルも、各商品に詳しく記載されています。

ミラーリングでもファイルを失うトラブルとは?

Windowsの「ドキュメント」やMacの「書類」といったフォルダーに保存してあるファイルを、誤って消去してしまったり、
コンピューターウイルスに感染する、ファイルやプログラムの拡張子が破損してしまう、といった
システム的なトラブルが発生した場合は、内蔵HDDと外付けハードディスク両方のデータを失ってしまいます。

RAID1(レイド・ワン)のアレイを、外付けHDDなどに構築して冗長化するミラーリング(Mirroring)の設定は、
ストレージのハードウェア的な故障のみでの安全性の向上のためのシステムで、論理障害によって
データファイルをディスクストレージシステムから失った場合は、また別の復旧の方法が必要になります。

定期的に別の機器にもデータをバックアップ

HDDを二重化して書き込んで、データをより安全に保管するミラーリング(Mirroring)の共有設定の機能を導入した
フォールト・トレラント・コンピューターは、ハードウェア(hardware)的な物理障害には強い反面、
ソフトウェア(Software)的な論理障害への耐性は、そのままでは普通のパソコンと変わらない状態です。

そのため、データの二重化対策とは別に、定期的に他の外付けHDDなどのデータ記憶装置に
フルバックアップやイメージバックアップで大事なデータの保存を行っていきましょう。

RAIDアレイの再構築で消えたデータを復旧するには?という疑問については、こちらのページにて。

データファイルを失った時に復旧するには?

もし替えの利かない大事なデーターをシステムの障害や操作のミスによる削除で失った時は、まず一旦、
外付けHDDを繋げ直して、PCの内蔵ハードディスクから『ゴミ箱フォルダー』からの引き出しといった回復機能を使用したり、
市販のデータ復元ソフトを用いて、ファイルの修復の作業を実行されてみてください。

BIOS(Basic Input/Output System)に認識できないほど、RAIDケースまたはHDDが物理的に故障していて、
データが開けず元に戻らない場合は、ミラーリングしていた外付けHDDなどを、専門のデータリカバリーサービスに出して、
プロのスタッフの方に消えたファイル、または壊れたプログラムの復元を行ってもらうことをおすすめします。