RAIDアレイの再構築で消えたデータを復旧するには?

デスクトップパソコンやRAIDケース、サーバ、NAS(ネットワークストレージ)といったコンピューター機器で、
データ記憶装置のハードディスクドライブを多重化して二台以上に同じデータを書き込んで安全性を高める、
RAID(レイド/Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を使用すると、ファイルをある程度保護できます。

しかし、RAID0からRAID1、RAID1からRAID5などディスクアレイの構造を再構築して使い直す作業を行った際に、
誤って前の状態の時に保存していたデータをバックアップせずに再構築をして、HDDの中身のファイルがすべて消えてしまった、
という場合には、後からデータ復旧をすることはできる?という疑問について。

RAIDのケース本体の製品の一覧

・BUFFALO:USB3.0用 PC/家電対応 外付けHDD 2TB ブラック HD-LC2.0U3-BKE
・Synology:DiskStation DS216j デュアルコアCPU 2ベイNASキット DTCP-IP対応可 CS6426
・ラトックシステム:USB3.0 RAIDケース ブラック RS-EC32-U3RX
・ロジテック:HDDケース 3.5インチ 4Bay USB3.0 eSATA接続 RAID機能搭載 LHR-4BRHEU3
・玄人志向:HDDケース3.5インチHDD2台搭載可能 USB3.0/2.0 GW3.5AX2-SU3/REV2.0

予備で取ってあったバックアップデータを探す

まず、どこかに予備のバックアップデータがあるかどうかを一通り確認します。

たとえばパソコンのハードディスク内やデジタルカメラのメモリーカード、
またはインターネットのホームページなどのファイルマネージャーやクラウドサービスといった、
別の場所に別のバックアップ先や、元となったオリジナルのデータがまだどこかに残っていれば、
そちらを引き出して、ディスクアレイに保存されていた分のファイルを早急にバックアップをし直します。

必要なファイルのバックアップがどこにもなかったら、ディスクアレイを再構築して、
初期化させたRAIDは一旦、なるべくそれ以上は動かさずに電源を切っておきます。

一番確実な修復の方法としましては、プロのデータリカバリーサービスに注文をして、
再構築したRAIDのHDDのチェックと、消えた拡張子のサルベージの措置を行ってもらわれることを推奨します。




個人でファイルの回復作業を行う場合は?

次に、RAIDアレイの再構築を一度行う際に基本的に表示されるデータ消去の警告メッセージの通り、
保存したすべてのファイルやフォルダーは初期化して消去されて、ゴミ箱フォルダーにも残りません。

ですが、再構築した後にまだあまりデータの新しい上書き保存を行っていなければ、
RAIDのハードディスクには、まだ表示の消えた拡張子の痕跡データが残っている見込みがあります。

パソコンに普通に接続して読み込めるファイルシステムでフォーマットされた機器であれば、
WindowsやmacOS用のデータ復元ソフトで、消えたファイルのスキャンを掛けることもできます。

NASやサーバのファイルシステムが設定されているハードディスクの場合は、
復旧天使 Standard RAIDなどのデータリカバリーソフトで読み取りをすることもできます。

一つのハードディスクとして、デバイスに認識されている普通のRAIDなら、
そのまま外付けHDDやUSBメモリと同じように接続・起動して、
「フォーマットをした場合」などのメニューを選択してスキャンを行います。

また、RAIDのディスクアレイ(disk array)のうち、ハードディスクドライブが一台壊れただけで、
そこからHDDの交換をしてようとして、何かのトラブルでシステムの再構築(リビルド)が失敗した時も、
保存されていた必要なファイルをデータリカバリーサービスで復旧してもらう方法もあります。




消えたデータの検出がうまくいかないない場合は?

最初はデータ復元ソフトの試用体験版を入手して、復旧の前の検出の作業だけを試みる方法もあります。

データ救出フリーソフトと試用体験版は違う?など、詳しくは各解説ページにて。)

しかし、多くの場合はRAIDのディスクアレイから大量のファイルが消えてしまうため、
一般の個人ですべてのデータを元に戻すことはできない可能性が高いです。

NASで使っているHDDのRAIDなどは、通常WindowsやmacOS/Mac OS Xでは、
読み込めないファイルシステムでフォーマットされています。

またUSBケーブルで直接つなげる周辺機器ではなく、サーバのようにHDDも複数なため、
基本的にデータ復元ソフトでは正常に読み込みができずに復旧が難しくなります。

データ復旧サービスセンターで直してもらう

また、ディスクアレイの再構築を試みた際にRAIDアレイが崩壊して壊れてしまったり、
コントローラーボードが破損すると、読み込み自体ができなくなってしまいます。

ハードディスクが二台以上同時に故障してしまい、完全に読み出しができなくなった場合も同様です。

それらの際には、やはり専門のサービスであるデータ復旧センターに問い合わせて、
RAIDを持ち込みか送付で提出して、修復をしてもらわれることをおすすめします。