NTTドコモ(docomo)から契約をしている、AndoroidのXperiaや、
BlackBerry(ブラックベリー)、Windows Mobile、といったスマートフォンやタブレット端末では、
電子メール(E-mail)のサービスを使用できます。
その一つである、『spモードメール』のspモードで送信・受信・下書きをしたメールのファイルは、
クラウド・コンピューティングのサービスに、自動的に予備の分を保管する機能はないため、
自分でデータのバックアップを取る必要があります。
後に、もし端末が破損したり、間違えて必要なメールデータを削除してしまった時には、
どのような手順で操作をして、バックアップの分から復元を実行すればいい?という疑問について。
目次
spモードメールのデータを専用の機能で保存するには?
まず一つの方法としまして、保存したいメールを開いて、専用の機能のメニューボタンを押します。
「SDにコピー」⇒「eml(バックアップ用)」を指示すると、
内蔵しているmicroSDカードの『export』のフォルダーに書き込んで、データを保存できます。
または、docomoの『SDカードバックアップ』などのツールを、
スマートフォン(Mobile phone)にインストールして使用します。
これで、spモードメールだけでなく他の画像やお気に入り、ユーザー辞書、通話履歴、
またその他のファイルといった多くの大事なデータも一緒に、パソコンや外付けHDD、
あるいはRAID、ネットワークアタッチストレージ、個人用サーバーといった場所に保管ができます。
(電話帳などのデータは、『電話帳バックアップ』などを使用します。)
※バックアップの前に、スマートフォンのSDカードが破損して開けなくなった場合には、
専門事業のデータ復旧サービスセンターにて、復元してもらうことができます。
バックアップで保管した分から受信・送信・下書きのファイルを復元する
次に、microSDHCカードなどの外部メモリーや、デスクトップPCやノートパソコン、外付けHDDに、
バックアップでコピーをしておけば、もしも間違えて大事なメールをうっかり一覧から削除したり、
操作のミスで丸ごとアンインストールしてメールデータが全部消えたとしても、
後でもう一度NTTドコモ(docomo)のspモードメールのインポート機能を使って、取り込みをして復元ができます。
また、SDカードの方に作成されたフォルダーにあるメールなどのファイルの方を、
うっかり誤って消去した場合は、すぐにもう一度カードをスマホ本体に差し込み直します。
そしてもう一度、外付けのHDDや外部のRAID装置、NAS、ほかDVDディスクなどのストレージに、
データのバックアップを取り直して保管をしてください。
また例として、 docomoの携帯電話での、ご利用方法(バックアップ・復元) の解説も参考までに。
AppleのiPhoneやiPadの場合は、iTunesの管理ソフトで写真画像などをバックアップして、
受信メールや下書き、送信済みメールの方は、iCloudのサービスで転送による保管をすると便利です。
spモードメールなどで扱う大事なファイルのバックアップ先はなるべく、SDメモリーカードだけでなく、
パソコンからCドライブや外付けハードディスク、またはRAIDケース、DVD-R、
あるいはネットワークドライブなどの方にもあらかじめ保存して、別の場所に保管しておかれた方が安全です。
スマートフォンが故障したり紛失した時にデータを救出するには?
次に、スマートフォンや携帯電話の本体そのものを紛失してしまったり、
水濡れ・水没・高熱などの影響で故障させてしまうと、
内蔵されたフラッシュメモリまで、まとめて壊れてデータを失ってしまうおそれもあります。
ですが、多くの場合はフラッシュメモリまでは破損していないことが多く、
まだ壊れたスマートフォンやタブレット端末から、内部のデータを救出できる見込みもあります。
一方で、spモードメールを使用している端末自体を完全に紛失してしまった時には、別のSDカードや、
インターネット上のクラウドや、携帯電話会社のデータ保管サービスでのバックアップが必要です。
ほか、携帯電話・スマホからパソコンにデータを移し替えて救出する方法については、こちらのページにて。
こちらも、壊れたSDメモリーカードを取り扱われた、データ修復のサポートを実施されているサービスにて、
内部から取り出せなくなったファイルの、復活の措置を行ってもらうこともできます。
SDメモリーカードをデータ復元ソフトで検査する
次に、もしキャリアメールサービスのspモードメールの機能で保管したデータのバックアップを、
SDカードに取っていないうちに誤って削除してしまったら、
その時はどこにもファイルの表示がなくなってしまいます。
ですが、まだSDメモリーカード自体には、送信済みや受信箱、下書きのボックスにあるメールなどの
以前の「データの痕跡」が、表示されていない部分で残っている可能性もあります。
こちらは、パソコンに市販のデータ復元ソフトをインストールして、
USBカードリーダーにSDカードをつなげてから読み込みによる検査をして、復旧ができる見込みもあります。
データ復旧サービスセンターで携帯電話を見てもらう
ですが、もし携帯電話やスレートPCに新しい受信通知で送られたメール機能の更新アップデートなどで、
SDカードか内蔵のフラッシュメモリにデータが上書き保存されると、痕跡が消えてしまう危険があります。
なので、ひとまずはspモードメールとそのデータファイルを使用している、
対象のスマートフォンやタブレットPCの電源を切って、OSの機能をいったん閉じてください。
その後で、対象のモバイル端末の機種を請け負われている、プロのデータ復旧サービスに問い合わせて、
spモードメールや他のファイルを復元できるかどうか、見てもらわれることをおすすめします。