TeraStationから外付けHDDに保存していたデータを復旧 

バッファロー(BUFFALO)から発売されているNAS(ネットワークアタッチストレージ)の製品である、
「TeraStation」(テラステーション)を使用する際に、内蔵のハードディスクドライブの本体に
保管されたファイルやフォルダーを、NASの本体とはまた別に予備のバックアップデータを保存して、
より安全にして、もしもの時にデータ復旧ができるようにするにはどのように対処をすればいい?

または、NASに使用している外付けのHDDないしRAIDケースが故障したら、
後からデータを取り出すことはできる?という疑問について。

外付けHDDケースのUSBケーブルを差し込む

まず、BUFFALOのTeraStationの筐体には、USBポートが付いています。

こちらに外付けハードディスクなどのUSB機器を接続して、読み込みできます。

最初にパソコンの電源(Power supply)を起動して、同時にNASの本体も起動します。

TeraStationのUSBポートに、外付けHDDケース、
またはポータブルハードディスクやRAIDケースのUSBケーブルを差し込みして接続します。

非常に数多くの電子機器からファイルやフォルダーをバックアップをする、大作業になる場合は、
データの保護や復旧のサービスが実施されている、専門のコンピューターサポートの事業への、
代行作業の注文も検討されてみることをおすすめします。



BUFFALOのテラステーションの製品の一覧

・TeraStation RAID6対応 Read.65MB/s 4.0TB TS-XH4.0TL/R6
・Windows Storage Server 2012R2 WSS HR 12TB WSH5610DN12S2
・テラステーション ネットワーク対応HDD 2TB TS-WX2.0TL/R1
・WS5600D2406SR2 TeraStation WSS NASサーバー
・TeraStation TS3410DNシリーズ 8TB TS3410DN0804

TeraStationをウェブブラウザから設定するには?

次に、BUFFALO(バッファロー)から配布されています、管理用のソフトウェアである、
NAS Navigator2(ナス・ナビゲーター2)を、パソコンのデスクトップの画面から起動します。

TeraStationがネットワークから検出されましたら、右クリックで「WEB設定を開く」と進みます。

ウェブブラウザで管理画面が開きましたら、ログオンします。

また、TeraStationの設定画面を表示する方法がわかりません、という疑問についての解説は、こちらを参考までに。

「ディスク」のメニューから、「USBディスク」の項目にある矢印マークを開きます。

まだ使用していないハードディスクでしたら、「ディスクフォーマット」を行います。

すでに別の電子機器で使用しているHDDをフォーマットすると、
データがすべて消えてしまいますのでご注意ください。

また、NASのデータを外付けHDDにバックアップする方法について、詳しくはこちらのページにて。

もしバックアップの前に、RAIDのリビルドに失敗したり、HDDが破損してしまった場合には、
専門のデータのリカバリーサービスで、NASからの復旧の作業を行ってもらうこともおすすめします。



ディスクチェックとバックアップタスクの追加を実行して確認

次に、NAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)のTeraStationに搭載された、
ハードディスクドライブの「ディスクチェック」を行います。

USBハードディスクに、自動で定期的にテラステーションのデータをバックアップするには、
まず「バックアップ」のメニューから、「バックアップタスクの追加」と進みます。

新しいバックアップタスクの設定を行って、フォルダーの選択画面から外付けHDDを選択します。

「OK」を押して、テラステーションに保存されているデータのバックアップの設定を実行します。

そして、正常に外付けHDDにファイルやフォルダーが保存できているかどうかを確認してください。

TeraStationのフォルダーを開いてデータをバックアップ

また、外付けHDDをパソコンの方のUSBコネクタに差し込みして、
デスクトップの画面から外付けHDDとTeraStationのフォルダーを同時に開いて、
コピー&ペーストなどを行って、手動で任意の必要なファイルをバックアップすることもできます。

その際には、「share」のフォルダーなど、データが保存されているディレクトリを個別に開いて、
また外付けハードディスクやRAIDの方には、手動バックアップ専用のフォルダーを新規で作成して、
データファイルを外部の補助記憶装置に保存されていくと、整理して保管ができます。

外付けHDDやRAIDのケースが破損して保存したデータが開けない時は?

一方で、もし外付けハードディスクやSSDのケース自体が故障して使用できなくなった時は、
内部のストレージを分解で取り出して、別のケースに差し替えて読み込み直す方法もあります。

ですが、製品によっては、固くくっついたふたで一般の個人ではほぼ開けない仕様のものもあります。

また、外部のRAIDケースの内部にある基板などが故障してしまった時は、一般の個人では、
RAID1や5といったディスクアレイを組んでいるHDDの読み出しが非常に困難です。

その際には、プロのデータ復旧サービスに注文して、リカバリーを行ってもらうことを推奨します。

HDDの寿命が来る前にポータブルハードディスクなどにデータをコピー

NASの中で、特にRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)による、
ストレージの多重化を設定されていない場合は、ハードディスクドライブの寿命が来て故障すると、
保存されているデータファイルにアクセスができなくなってしまいます。

そのため定期的に、外付けのHDDや、またはコンパクトなポータブルハードディスクに、
ドライブ装置にあるデータを、自動更新または手動でコピーして、バックアップをされることも重要です。

LANポートにケーブルが認識されていない時は?

次に、作業の際にTeraStationがネットワークにつながらずパソコンからアクセスできない、
またはUSBポートに外付けHDDが認識しない、LANポートにLANケーブルが認識されない、という場合の対処法について。

まず、接続するポートを変更したり、別のパソコンにつなげてから再起動をされてみてください。

また、無線LANルーターの位置を変えて、一度電源を切って冷やしてから再度起動してみる、
といった手順を試されてみてください。

もしLANケーブルが折れ曲がっていたり断線しかけている時は、交換が必要です。

NASに対応されたデータ復旧サービスで修復してもらう

また、サーバーといったコンピューターから、別の補助記憶装置の外付けHDDに実行したフォーマットが、
windowsやmacOSのパソコンで対応されているものかどうかも、お確かめください。

一方で、バックアップしていた方のファイル自体が元のデータと同様に破損していた場合には、
TeraStationといったNASのトラブルに対応された、データ復旧のサービスセンターに問い合わせて、
壊れた拡張子のプログラムを修復する作業を行ってもらわれることもおすすめします。