テラステーションのデータ復旧を行うには?

ある時、TeraStationに保存していたファイルの拡張子を もし間違えて必要な分まで削除してしまったり、
初期化のフォーマットをバックアップの前に掛けてしまったら、保存されたデータが消えてしまいます。

また、NASの本体を強打でぶつけたり、電気ショートした、といった物理的なダメージや、
重度のコンピューターウィルスへの感染によって、もし内部のデータが破損してしまった場合は、
どうすればテラステーションのファイルを復旧することができる?という疑問について。

喪失したファイルをサルベージするには?

まず、NASのテラステーションほどの安全性の高い外部接続の補助記憶媒体でも、上記で述べたような例外で、
搭載されたハードディスクドライブに保存されているデータが、消失してしまう可能性もあります。

故障したテラステーションの復旧を行うには、HDDなど破損した部品の交換修理を行ってもらうと良いのですが、
内部に保存しているデータは、痕跡から復活させて直す方法を使うにも、少し難しくなってきます。

テラステーションもリンクステーションと同じく、
ディスクの内部からWindowsのエクスプローラーの画面などを通して、保存してあるファイルを削除した時に、
自動的に「ゴミ箱」が作成される、データの保管の機能が備わっています。

「trashbox」(トラッシュボックス)というフォルダーが、共有フォルダーの中に表示されます。

そちらを開いてみると間違えて消したデータが残っていますので、「元に戻す」でサルベージができます。

ゴミ箱をすでに空にしていてファイルを削除してしまい、結構な時間がたっていた場合は、
専門のデータリカバリーサービスに問い合わせて、ハードディスクからの復旧の注文をされてみることをお薦めします。



BUFFALOのTeraStationの製品の一例

・テラステーション ネットワーク対応HDD(NAS) 2TB TS-WX2.0TL/R1
・TeraStation RAID6対応 Read.65MB/s 2.0TB TS-XH2.0TL/R6
・テラステーション 管理者・RAID機能搭載 NAS TS-X2.0TL/R5

テラステーションから消えたデータを復元するには?

次に、もしゴミ箱の機能を無効にしていたり、バックアップシステムを使用していなくて、
そのままファイルの拡張子やフォルダーを間違えて消してしまっていた場合に、データを復元する方法について。

その際には、データレスキュー用のアプリケーションソフトウェアを使って、復元の措置を行う方法があります。

普通に消去されてしまったファイルやフォルダーを元通りに復活させるだけなら、
専用のデータ復旧ソフトウェアやシステムの修復機能で、ある程度まで直せます。

TeraStationに内蔵されたハードディスクにフォーマットされているジャーナリングファイルシステムは、
「XFS」という種類で、このため、パソコンに比べてデータを復旧する方法はやや限定されてきます。

WindowsやmacOSのパソコンに直接増設したり、外付けHDDケースに移し替えても、BIOSでの認識自体はされます。

しかし、エクスプローラーやFinderで、TeraStationの内部のファイルを直接開くことはできません。

そこで、「復旧天使」など、NASのファイルシステム(XFSなど)の認識ができる、
データ復元ソフトウェアを購入して、パソコンにインストールします。

テラステーションからハードディスクを取り出しして、パソコンに増設、またはUSBポートから接続します。

そして、ディスクのドライブスキャンを掛けてみると、消えたデータが検出できる見込みがあります。

また、LinkStationのデータ復旧については、こちらのページにて。

なるべくであれば、プロのデータ復旧サービスセンターに注文された方がより確実です。



TeraStationで起こるトラブルの解決の方法とは?

また、その他のTeraStationのトラブルを解決する方法については、サポートのページも参考までに。

また、インターフェース工学株式会社 様でのデータ復旧のサポートの案内なども参考までに。

TeraStation(テラステーション)とは、RAID1(レイド・ワン)やRAID5(レイド・ファイブ)、
またジャーナリングファイルシステムなど、データの保護機能が多彩で優秀な、外付けのHDDを収納するケースです。

アイ・オー・データやエーピーシー・ジャパンでもLANDISK(ランディスク)が発売されているのですが、
TeraStationという名称の付いた製品はBUFFALO(バッファロー)から開発されていて、ショップで出荷されています。

購入した後でだいぶ長く使っていると、ホコリやごみが通気口にたまって、
エラーや読み込みの遅延、過熱による故障の原因になるため、定期的に除去をされてみてください。

また、LinkStationにエラーが発生した時にデータを回復する方法については、こちらのページにて。

たとえば、ファームウェアがエラーを起こしてEMモードになった時は、
BUFFALOの公式サイトからファームウェア・アップデーターをダウンロードして、
テラステーションを更新する必要があります。

データ復旧サービスにて取り出しをしてもらう

次に、テラステーションの保護機能をもってしても、論理障害でストレージからデータが消えてしまう事態や、
HDD自体が破損してしまうトラブルが起こると、やはり深刻なファイルの消失となりえます。

また、NASの機器自体の電源が付かずに立ち上がらず、テラステーションが故障してHDDが開けなくなった場合など、
データ救出の措置が、一般の個人自分では ほぼ不可能なまでに破損してしまうケースもあります。

そんな時には、NASのテラステーションを取り扱われている、
専門のデータ復旧サービスセンターにお問い合わせをされてみることが、やはり一番お薦めの対処方法です。

近年では高い復旧率でのリカバリーサービスも、大変多くなっています。