取り消し機能でファイルの状態を元に戻せない時の復元方法は?

WordやExcelなどのMicrosoft Officeシリーズの文書作成・編集ソフトウェアや
写真・動画・グラフィック画像の作成・編集ソフトをはじめ、コンテンツ制作のための
アプリケーションソフトウェアのほとんどは、「手順ミス取り消しの機能」が付いています。

アンドゥ・リドゥの機能によるデータの復元とは?

ソフトウェアでの入力作業中に間違えて誤字や脱字を入力したり誤変換をしていた場合、
あるいはうっかりテキストやレイヤを一部分か全部丸ごと削除してしまった場合などに、
そのミスを取り消しして一段階戻る「アンドゥ」というツールで直せます。

主にメニューバーの「編集」の項目にあって、取り消しした作業を更にやり直しする
「リドゥ」(一段階進む)というツールとワンセットで使えるソフトが多いです。

取り消し機能は作業中のファイルを上書き保存してしまった後でも、
アプリケーションソフト上でそのファイルを閉じていなければ、
またメモリに作業の工程がデータとしてワンアクションごとに記録されたままです。

アンドゥできる回数の上限を超えない範囲内なら、取り消し(一段階戻る)を繰り返し
行うことで、編集ミス前の状態に戻して復元していくことができます。

データの入力を元に戻す上限の回数の変更とは?

しかし、例えばアンドゥの上限回数が8回までや、20回までとソフトの機能で
設定されていた場合、そこから前の作業ミスの分は元に戻すことができません。

なので、念のために取り消しできる上限回数を環境設定で変更できるソフトウェアなら、
できる限り多くの回数分を記録するように設定することをおすすめします。

ですが、メインメモリの容量をその分消費するため、メモリも4GBや8GB、余裕があれば
16GBなどに増設しておくと、データを復元できる回数、容量が増えます。

ファイルの容量が大きすぎる時は?

しかし、メモリの容量が大きくても巨大なサイズの画像データを非常に細かい指定で
編集・加工する作業の場合は、時には1回のアクションだけでも相当な容量を使い、
パソコン全体の読み込みが遅くなって、メモリ超過でアンドゥができないこともあります。

画像などのファイルはあまり全体サイズを大きくしすぎたりレイヤを増やし過ぎないように、
拡大された容量の数値を時々見ながら無理なく作業していくように注意してください。

最後まで取り消しできずに途中で巻き戻し作業が止まってしまったり、
上書きしてソフトを閉じてしまった場合、メモリからも編集前の状態のデータが
消えてしまい、どうやっても元に戻せなくなることが多いです。

自動バックアップで作成したファイルも上書きされる?

bakファイル(バックアップァイルの「.bak」の拡張子)を自動で作成する機能や、
差分更新保存のシステムでデータのバックアップ分を取っていても
そちらの方まで自動的に一緒に上書き保存されていると、なおのこと、修復が難しくなります。

「システムの復元」などの、数時間おきや一日おきに定期的なバックアップを取るツールなら
運が良ければタイミング次第で編集前のファイルの状態に復元できます。

データの痕跡を一通り探してみる

ですが、一時メモリにしか書き込まれていなかった差分のデータは
どこにも痕跡が残らないため、どのような方法でも開かなくなるケースも多いです。

その場合は残念ながらその作成中のファイルをもう一度途中から、または最初から
手順を思い出して作り直さなければならないため、作業中は日々、十分に注意してください。

一度でもファイルが別の名前などで保存されていれば、そちらの痕跡から、
またはその上からの作業によって、作業途中のファイルを復旧できる見込みもあります。

ファイルを削除しただけであれば、拡張子の痕跡が残っている可能性があるため、
専門事業のデータリカバリーサービスにて、復旧してもらうことができる見込みもあります。