ウェブサービスが使用できない問題が出た時に修復するには?

インターネット上で会員登録(ユーザー登録)や有償サービスの契約をして
電子メールやクラウド、通信販売、動画視聴サービス、コンテンツの投稿、
ホームページのレンタルサーバー、ブログ、SNS、お役立ち機能、

といったさまざまなウェブサービスを日々、使っていくと、

ある時、突然使用上のエラーが発生して正常に閲覧や処理ができなくなったり、
ログイン画面にアクセスできなくなる、というトラブルが稀に起こります。

そんな時の原因の把握のために、よくある事例と修復方法について、順に記載していきます。

新着メールが受信されない

インターネットのポータルサイトで提供されている電子メールのサービスも、受信/送信できる量に
限度が設定されて、その容量いっぱいになると新しくメールが受信されないことがあります。

そうなると重要なメールが届かなくなって、業務上や買い物などでの
大事な報告メールが受信ボックスに届かなくなってしまいます。

なので、容量の重いファイルの添付メールから順に削除して、以前の古いファイルも消去して
ゴミ箱を空にして、空き容量の分を回復させていきましょう。

もし、パソコンやスマートフォンに保存していた電子メールが消えてしまった時は、
まだネットワーク上のメッセージを確認して、そちらに残っているかチェックをされてください。

インターネットに残っていなかった場合でも、専門のサービスにてデータの復元ができる見込みもあります。



ウェブ機能のアップデートをしたらシステムがおかしくなった

WordPressなどの場合、定期的に配信される[アップデート]を施すと
自分で書き換えたPHPファイルなどの一部のデータの内容が
自動的に最新版へのアップデートで一緒に書き換えられることがあります。

そうなるとまた一からそのPHPの組み立て直しや、
状態のチェックと目視によるページの点検が必要な場合があります。

最新バージョンへのアップデートが毎回行われる領域のフォルダーは、
一部を親子ディレクトリに分割するなど特別な設定を施しておくと、
自身で設定したPHPファイルの状態もそのまま書き換わらず引き継がれます。

なので、一定期間おきにアップデートしたファイルには必ず対策をしておいてください。

新しいファイルのアップロードができない

FTPソフトから新しくファイルが急にアップロードができなくなったら、
まずそのサービスの容量がいっぱいになっていないか確認します。

ディスク使用量は最大で1GB、5GB、10GB、50GB、100GB、という具合に
ほとんどのサービスでは容量の制限が設定されています。

この数値に達すると新しくファイルがFTPやアップローダーからアップロードできなくなります。

そこでプランを変更して追加分の料金を支払って拡張子して使用するか、
使わないファイルを一括削除して容量を軽減して空き領域を増やします。

また、OneDriveといったクラウドサービスでは、最大容量を超過すると、
同期用のフォルダーにファイルを保存しても、転送がされなるなるためご注意ください。

ほか、Dropbox(ドロップボックス)から消えたデータを復元する方法については、こちらのページにて。

または、レンタルサーバーのデータベースやファイルマネージャーが
一時的にダウンしていることもあるので、その時は回復するまで待機します。

パソコンや外付けHDD、USBメモリーにある、保存されたファイルの方が破損してしまっている時は、
プロのデータ復元のサービスにて、拡張子を復旧してもらうこともできます。



アカウントの使用が一時凍結されてしまった

SNSやブログなどでよくあるトラブルなのですが、短期間に更新を繰り返しすぎたり、
一般的には非常に不適切な内容をうっかり書いてしまったり規約違反になるコンテンツを
アップロードして公開したりすると、一時的に登録したユーザーのアカウントが凍結されて
アクセスや管理画面へのサインインができなくなることもあります。

しばらく待って自動的にフリーズが解除されるのを待つか、運営元のサービスの
メールフォームなどのページに入って問い合わせをしてアカウント凍結の申請を行ってみてください。

不正なアクセスの遮断の反動で自分でも開けなくなった

「WordPress」(ワードプレス)や「MovableType」(ムーバブルタイプ)、「XOOPS」(ズープス)、
その他SNSやブログサービスなど、インターネット上でログイン(サインイン)して入る形式のページは、
それぞれ不正アクセス防止のためのセキュリティ機能が備わっています。

しかしここで、ある日に外部の悪意ある第三者から不正なアクセスによる侵入の試みが連続で
行われると、サーバー側のセキュリティ機能が自動的に働いて遮断されることがあります。

しかし自分自身のIPアドレスまでアクセスが遮断される場合があるので、
これを解除するにはその方法が書かれた通知と解除方法の緊急警告メールを確認します。

そして変更された「.htaccess」や「.htpasswd」などのファイルや
ユーザー専用ページのシステム設定、パスワードなどをひととおり書き換えて元に戻します。
(通知のメールが迷惑メールボックスの方に振り分けされる場合があるので、
 うっかり見逃さなように注意してください。)

また、WAF設定(ウェブアプリケーションのファイアウォール設定)などを
レンタルサーバーから開いて、セキュリティ機能をさらに強化してください。

契約の継続更新を忘れていた

ウェブ上の各コンテンツサービスの中でも有料のサービスは、
定期的に契約期間の延長更新の申請と料金の支払いが必要です。

ですが契約更新の期間延長(継続)の手続きをうっかり忘れてしまうと、
ページがいつの間にかなくなり管理画面にも開けなくなる危険があります。

そこで、1年ごとの自動契約更新の設定を有効にしていれば、うっかり手続きの確認を忘れてしまっても
料金の引き落としなどで自動的に更新手続きが行われるので便利です。

サービスの移行と転送手続きを忘れていた

しばらく長い事そのネットワーク上のサービスを使っていないと、システム自体や料金体系は
そうそう変化しないのですが、稀にサービスが終了して閉鎖している、ということもあります。

特にメールサービスやブログにはよくあるトラブルなのですが、ひとまず登録したメールのアドレスの
受信箱か迷惑メールボックスにその通知のメールが届いていてうっかり見逃してないか、確認します。

インターネット上のサービスが終了すると大抵はもうログインや引き継ぎ、
バックアップ転送などのサポートも閉鎖されてしまいます。

なので、サービスの終了日までに、受信メールの転送やサイトの引っ越しなど別サービスへの
移行の作業はすべて済ませておけるよう、日々気を付けてください。

また、Google(グーグル)といった大手のサービスで、終了の際の連携による、
データの移行のサポートが実施されている場合もあります。

パソコンに専用のアプリケーションソフトがインストールされていない

ネット上のサービスは主にウェブブラウザで閲覧するのですが、
またに特定のブラウザでなければ閲覧できないものもあります。

Internet Explorer (インターネットエクスプローラー)ではなくGoogle Chrome(グーグルクローム)、
Firefox(ファイアフォックス)、Safari(サファリ)、Android-browser(アンドロイドブラウザー)
といったブラウザやモバイル端末でのみ閲覧できるサービスもあります。

また、JAVA関連など さらに専用のアプリケーションソフトを
インストールしなければ使用できないシステムが導入されているウェブページやサービスなどもあります。

その際にパソコンの方での設定の仕方がどうしてもわからない時には、サービスの提供元の会社の
お問い合せサポートに尋ねてみるか、壊れたパソコンの修理・サポート店に注文をして設定をしてもらいましょう。