WordPressで構築したデータが壊れた時に復旧するには?

「WordPress」(ワードプレス)を使用してウェブページを作成・編集している時に、
更新のミスなどによって、構築されたコンテンツ管理システムが壊れてしまった時には、
どのようにすればウェブ上またはディレクトリ内のデータを復旧することができる?という疑問について。

WordPressの更新後にページが正常に表示されなくなった時は?

まず、HTMLソースやfunctionといった重要なphpファイルなどをカスタマイズして更新したら
ページが正常に開かなくなった、という場合の復旧の仕方について。

ひとまずは、レンタルサーバーの企業から提供されていますホスティングサービスの、
ファイルマネージャーの画面、またはFTPソフトで、ディレクトリにアクセスします。

次に、WordPressで配布されています同じ名称の「テーマ」を、
別のWordPressのサイトをお持ちであればそちらにインストールして、パソコンにダウンロードします。

PC上の保存先のディレクトリからそのテーマの名前が付いたフォルダーを開いて、初期状態の
「function.php」などのファイルをウェブディレクトリ上の同じ位置に上書きでアップロードします。

これで、ウェブ上の公開ページや管理ページの表示が元に戻っていれば、復旧に成功です。



ワードプレスのプログラムやテーマを再度インスト―ル

次に、WordPressのプログラムで作成したほかのウェブサイトをお持ちでない時は、
公式サイトにて再度入手してパソコンにダウンロードしたり、
配布されているテーマやプラグインを、作成元のサイトからインストールしてください。

事前に、WordPressでメインで使用しているテーマや一部のプラグインのフォルダーを、
初期状態、または正常に稼働できている状態の時に、パソコン上にバックアップしておかれると、
いざという時にアップロードによる上書きですぐに破損の状態から修復できるので便利です。

バックアップしていたファイルが大分古いバージョンのデータだとエラーが発生する可能性があるため、
なるべくアップデートのたびに新たにバックアップをしておかれることが望ましいです。

構築したデータをアップデートで上書きしてしまった場合は?

次に、WordPressのテーマやプラグインをアップデートで上書きしたら「.php」などのファイル内で
独自にカスタマイズしたデータが消えてしまった、という場合の修復の手順について。

まずは、事前にそのテーマをフォルダーごと、パソコンに内蔵されたHDDや外付けハードディスク、RAID
といった場所にバックアップを取っていれば、そちらのデータをディレクトリ丸ごと、
FTPソフトなどで、wp-content→themesのフォルダーにアップロードして上書きすれば、復元できます。

バックアップの分を事前に必ず用意していなければならないので、ご注意ください。

ページの表示の状態が壊れただけで、まだ管理画面へのアクセスはできる、という場合には、
例えば「function.php」を初期の状態に戻したり、
プラグインを一括でチェックしていったん停止すると、表示が復活することも多いです。

また、パソコン上で編集をしていたファイルが消えてしまい、代わりがなかった場合には、
専門でデータ救出のサポートを実施されているサービスで、復元してもらわれることを推奨します。



壊れたデータベースをサーバーのMySQLから復元するには?

次に、ホスティングサーバーのサービスで使用しています「MySQL」の管理画面から、
「phpmyadmin」のページにアクセスして、データベースを編集する際に、
間違えて必要なページを削除してしまったり、ユーザーのデータを消去してしまい
サイトの管理ページへのログインができなくなった、という場合に復旧する手順について。

まず、サーバーパネルのページにあります「MySQL」のバックアップの項目を開きます。

自動バックアップのデータが用意されていましたら、更新で破損してしまう前の時間帯の
バックアップされているポイントを選択して、復元の操作を行うと少し前の状態に復旧できます。

また、手動でパソコン上にMySQLの構築されたデータをバックアップするサービスもあります。

ほか、日頃からこまめに、テキストエディタなどにHTMLソースのテキストを
コピー&ペーストなどで貼って保存しておくと、サイトの更新やエラーの修復に便利です。

phpやテキストのファイルを失った時に復旧してもらうには?

また、レンタルサーバ上に保管されたデータは管理会社の方の運用されているディレクトリに
保存されていますので、基本的には、壊れた構築データを復旧をするにはあらかじめ
バックアップしておいたファイルがなければならないのでご注意ください。

パソコン上でカスタマイズしていたphpやテキストエディタのファイルを
誤って消去してしまったり、保存したハードディスクなどが壊れて読み込めなくなった場合は、
プロのデータ復旧サービスにて、失ったファイルを復元してもらうことができます。