MicrosoftのWindows XP(ウィンドウズ・エックスピー)のパソコンが故障した時に、
起動用のディスクをDVDドライブに差し込みして、立ち上がらなくなったコンピューターに起きた、
オペレーティングシステム上のトラブルから回復するには、どのように操作をすればいい?という疑問について。
目次
Windows XPが立ち上がらなくなるトラブルとは?
まず、Microsoft WindowsがインストールされたパソコンのOSの画面が起動しない、という事態は、
オペレーティングシステムの中でも特に歴史の長い、Windows XPによく見られるトラブルです。
Windows XP(ウィンドウズ エックスピー)は、Windows Vista(ウィンドウズ ビスタ)が
発売されるまでの間の長期間で主流だったので、現在でもまだ利用者数の多いOSです。
Windows XPの画面が起動できないエラーや故障を修復する処理の作業は、
最近の10や8とは ある程度、起動ディスクの操作の際の表示など、異なるところもあります。
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ウィンドウズのパソコンを起動ディスクで回復する方法とは?
次に、セーフモード(safe mode)からの起動といった、オペレーティングシステムを回復する方法のほかに、
予備のWindows XPの起動ディスクを事前に作成して、そちらを使ったリカバリーの方法があります。
XPのシステムが起動できないトラブルは、前回に起動した時での、
アプリケーションソフトウェアのインストールや、何かの操作の影響で起こる場合も多くなります。
パソコンの電源の立ち上げの直後にF8キーから開く、セーフモードなどを使って開いて、
そこから再起動をして間単に復活ができる場合と、そちらでは回復ができない、やや深刻なパターンがあります。
たとえば、【マスターブートレコード】(MBR)が壊れている状態などがその一つです。
ウィンドウズ自体が開けない時は、パソコンにある程度詳しい方でなければ原因の特定が少し難しくなるのですが、
あらかじめWindows XPの起動ディスクを作成して用意しておけば、ある程度の問題からは修復できます。
また、Windows XP Professionalのデータを救出するには?という疑問については、こちらのページにて。
※デスクトップの画面を立ち上げ直すだけでしたら、セーフ・モードからの起動でも直せる場合も多いです。
オペレーティングシステムの起動ディスクを作成する手順
次に、パソコン上の機能でオペレーティングシステムの起動ディスクを作成する手順について。
まず、もし入手ができるようでしたら、Windows XPのプログラムが書き込まれた、
フォーマット済みのフロッピーディスクを6枚用意します。
※ですが、現在はBootdisk.comなど、
ほぼ古いオペレーティングシステム専門の配布サイトでのみ、入手ができる状況です。
ローカルディスクのどこかにプログラムを保存したら、【実行】で開いて、
デスクトップ上に作られた専用のアイコンをクリックして開きます。
使用許諾契約書を確認したら同意をして、セットしたフロッピーディスクなどに、
一枚ずつ順に手順に従ってデータをコピーをして、表示された手順に沿って進めてみてください。
また、製品版パッケージのWindows XPを修復インストールする方法の解説なども参考までに。
この時点で、もしハードディスクから「カタンカタン…」と異音が鳴っていて開かない時は、
故障している可能性がきわめて高いため、それ以上はWindows XPのパソコンのHDDへの通電はお控えください。
PC内部のストレージの内部に、必要な個人用のファイルがまだ残っていて読み出しの回復をしたい時は、
専門のデータレスキューサービスに出して、復元の作業をしてもらわれることをおすすめします。
PC本体のパーツが故障している時に修理するには?
次に、もしパソコンの部品自体がすでに故障してしまっていて画面が開かない場合の対処法について。
まず、WindowsXPの起動ディスクは主に、システム的な破損をリカバリーできます。
しかし、マザーボードや電源ユニット、CPUの電圧の負荷などによる焼き焦げ、
ハードディスクドライブのヘッドクラッシュによる破壊、といった物理的なダメージは、
リカバリーディスクの方では修復できないため、別の手法で回復を行う必要があります。
これらの故障は、パーツの新品交換によって修理していく必要があります。
ノートパソコンなど、小型で複雑な構造のマシンが故障して、自身では換装の作業が難しそうな時は、
一度カスタマーサポートか、私設のパソコン修理サービスの店舗にて、見てもらわれることも推奨します。
内部のデータファイルが開かない時に復旧をするには?
また、データファイルは外付けハードディスクやRAID、NAS、レンタルサーバなどに、
事前にバックアップを残しておかなければ、ストレージの経年劣化や、
または修理サポートへのお預かりの際に、HDDのフォーマットなどの措置に伴って消えてしまいます。
先にパソコンから引き出しておきたい場合には、ハードディスクをPCの筐体から抜き取って、
専門のデータ復旧サービスセンターの方で、拡張子の抽出による復元をしてもらわれることをおすすめします。