パソコン内部で消去してしまったデータを元に戻してもらう方法のひとつに、
直接PC本体やHDDをデータリカバリーサービスの窓口に持参や郵送で送る方法の他に、
近年ではネットワークからのアクセスによるリモート操作での復旧方法が確立されています。
目次
インターネットからのリモートによるサポート
インターネットによるオンライン経由で、遠くの事業所から復元作業をパソコンなどにアクセスして作業を
行ってもらえるサポートで、『インターネット・リモートデータ復旧サービス』という、
復元完了までにかかる時間の短縮に大変便利なプランです。
このサービスは、こちら側のコンピューターの機器が故障していなくて正常に電源が付いて作動していることと、
ネットワークに接続できる状態でのみ条件が整って適用できるシステムのため、
「論理障害」のみでのサポートに対応されたサービスです。
(例:誤った消去・フォーマット・パーティションの開放・コンピューターウィルスによる破壊など。)
HDDやメモリーカード自体が破損してしまった時も、
物理障害に対応されたデータ救出のサービスで、見てもらうこともできます。
ネットワークからのアクセスによる操作の代行
例えば、間違えてパソコンのローカルディスクや外付けHDDなどのリムーバブルディスクのディレクトリから
削除してしまったファイルやフォーマットで消去してしまったデータを復元してもらいたい時に、大変便利です。
このサポートでは、クラウドサービスやオンラインリモートによるフォルダーの共有のように、
データ復旧サービスセンターの方からの、リモートアクセスを通じての、
インターネットによる一時的なコンピューターへの同期接続の許可をする必要があります。
ネットワークへの接続の状態を確認
まず、ネットワークカードやモデム、無線LANルーターといった、インターネットへの接続の環境が準備できているかどうかを、
事前にひと通り、ご確認ください。
また、故障で操作できないパソコンをリモート接続でデータ救出をする方法については、こちらのページにて。
また、スマートフォンやタブレット端末といったモバイル・コンピューターの場合は、AppleのiCloud(アイクラウド)
といったクラウドストレージのサービスに事前に登録して設定していたり、電話帳のデータのバックアップサービスなどに
事前に登録していれば、あとからネットワークを通して、新しいモバイル端末や、修理に出した後の製品に、
バックアップの分からオンラインを通して、データを引き出しできます。
また、インターネットのオンラインで読み込みできないフォルダーやストレージの場合は、
データリカバリーサービスの配送の宛先に補助記憶装置を提出して、救出してもらうこともできます。
補助記憶装置に残留しているデータからの復旧
パソコンからファイルの誤った削除のミスなどでデータを失った際に、遠距離からの復旧の作業を行ってもらえる
インターネット・リモート(Internet remote)のリカバリーのプランを提供されているデータ復元のサービスセンターは、
現在のところは一部の事業のみで実施されています。
現在のところはAOSデータ復旧サービスセンター様や、データレスキュー119様でのサポートなど、一部の事業のみで実施されています。
ほか例として、エーワンデータ 様での、リモートデータ復旧サービス の案内も参考までに。
論理障害によるデータ障害が発生する以前の状態にパソコンを修復したり、まだ補助記憶装置に残留しているデータの
痕跡をセクタからスキャンで検出して復元する方法、あるいは特殊なバックアップシステムを事前にセットアップして
使っていてそのことに気づかれなかった場合は、そちらから、消えたファイルのコピーの引き出しによる復帰の作業で、
損失したデータを適切に取り戻してもらうこともできます。
電子機器を直接送付してデータを復元してもらう場合は?
もちろん、何かインターネット回線へのアクセスが不可の状態になっていたり、
消えた拡張子の検出と復元の失敗などのトラブルがあった場合でも、
事業所に直接、持参をしたり、郵送のサービスで提出して、データ記憶装置をリカバリーをしてもらうこともできます。
大手のデータ復旧サービスセンターで実施されているプランを中心に、
これから先もオンラインによる復元サポートも、より普及していくと思われます。