コンパクトフラッシュの寿命の際にデータ復旧はできる?

デジタルカメラなどのデータ記憶装置として導入されているフラッシュストレージの
コンパクトフラッシュ(CompactFlash/CF)を使用されている際に、
長年の経年劣化と摩耗でメモリーカードとしての寿命が来たような様子が見られて
正常に読み込みできなくなってきた際、データは復旧できる?という疑問について。

主なコンパクトフラッシュの製品一覧

・Transcend CFast Card
・SanDisk Extreme Pro コンパクトフラッシュ 32GB 90MB/Sec. SDCFXP-032G-J92
・MIT TECH:工業用コンパクトフラッシュカード、SLC、4GB
・TDK コンパクトフラッシュカード CF 1GB GBDriver CFGA6A1GABC-AAA
・Cisco Systems:フラッシュメモリカード 512 MB コンパクト Refurbished
・Lexar:Professional 3400x256GB CFast 510MB/s LC256CRBNA3400

コンパクトフラッシュがまだ読み込みできる時は?

まず、少し読み込みが鈍くなっただけでまだ何とか完全に寿命が来ずにCFが開ける場合には、
ひとまずそれ以上のデジタルカメラでの使用は控えてください。

コンパクトフラッシュを一度、専用のUSBケーブルを通してデジタルカメラからパソコンに読み込みます。

またはCFカードをデジタルカメラの本体から抜き出して、
USBカードリーダー/ライターに差し込みしてパソコンに接続します。

そしてWindowsのエクスプローラーやmacOS/Mac OS XのFinderといったファイルブラウザー(File Browser)で、
中身の写真データなどが開けるようでしたら、すぐに外付けHDDなどにバックアップを取ります。

CFカードの寿命推移と故障の状態を検査するには?

また例えばTDK製のコンパクトフラッシュメモリーカードでしたら、
「TDK SMART」という、CF・SSD・SDメモリーカードの寿命推移を検査できるソフトウェアが配布されています。

https://product.tdk.com/info/ja/products/flash-storage/flash-storage/tdksmart.html

この「TDK SMART」で、パソコンからそれぞれのフラッシュメモリの残り寿命や破損の状況を確認することができます。

CFメモリーカードが認識できない時にファイルを復旧するには?という疑問については、こちらのページにて。

メモリーカードの調子がおかしくなってきたら、こういったツールの自己診断機能で、
製品の寿命での故障(Malfunction)が近いのか、他のエラーなのかどうかをある程度判別する目安になります。

ですが、寿命の近づいた電子機器(エレクトロニクス・デバイス)をパソコンやデジカメに差し込んで使うと、
更にまた寿命が近づくため、なるべく安全にコンパクトフラッシュの中身のファイルを救出したい際には、
プロのデータリカバリーサービスに見てもらわれることを推奨します。

エラーチェックで不良ブロックを修復するには?

また、まだパソコンでフラッシュストレージのデバイス自体は認識できる状態であれば、
Windowsのエクスプローラーの「PC/コンピューター」の画面でCFのアイコンを右クリックします。

プロパティ→ツール→エラーチェックの項目の「チェック」を押して、
ドライブのスキャンと修復を行ってみることができます。

製品としての読み込み回数の寿命がまだ来ていなければ、コンパクトフラッシュメモリーカードの
エラーを修復したり最適化することで、またデジタルカメラに差し込みして、
写真画像を正常に撮影してデータを保存することができるようになる見込みもあります。

フラッシュストレージを何回か接続し直してみる

ほかにも不良ブロックで開けなくなってくる問題から修復する市販のアプリケーションソフトなどを用いて、
ある程度までであれば一般個人で問題からの、CFに残ったままのファイルのバックアップと復旧を試みることもできます。

しかし、フラッシュストレージ(Flash Storage)の内部のブロックにおける、
データの書き換え・消去の総回数が非常に増えてくると、
次第に製品が摩耗してどうしても寿命が近づいて、最後にはストレージにアクセスができなくなります。

ですが、メモリーカードをしばらく1ヶ月ほど使わずに放置してから、改めて接続し直すと、
1、2回の間だけフラッシュストレージが開けることがあります。

その際にはすぐCFカードのフォルダーを開いてバックアップを取ります。

あまり長くコンパクトフラッシュメモリーカードを放置しすぎると、今度は機器の内部に湿気が充満したり、
自然に電子が抜けて、かえって故障したりデータが消えることもあるのでご注意ください。

他のパソコンやオペレーティングシステムで読み込んでみる

CFカードの差込口やデジタルカメラ、USBカードリーダー・ライター(card reader/writer)の差込口に、
汚れやごみが溜まって付着していないかどうかもご確認ください。

また、コンパクトフラッシュメモリーカードがWindows(ウィンドウズ)のオペレーティングシステムで開けなくても、
macOS/Mac OS Xや、LinuxディストリビューションのUbuntu(ウブンツ)など別のプラットフォームであれば
外部デバイスが認識できて、読み込みのエラーも自動的に修復される、というケースもあります。

データ復旧サービスで中身のデータを取り出してもらう

コンパクトフラッシュメモリーカードがどうしてもお使いのパソコンといったコンピューターや
デジタルカメラに認識できない場合は、やはり製品の寿命が来ている可能性が高く、
その場合は一般個人ではフラッシュストレージの読み込みがほぼ不可能になります。

その際には、コンパクトフラッシュの取り扱いに対応されている専門のデータ復旧サービスセンターに注文をして、
状態を見てもらい、内部のファイルの取り出しをしてもらわれることをおすすめします。