普段、インターネットを使っている際、パソコンは常にコンピューターウイルスや
スパイウェアのプログラムなどによるデータの損害といった脅威にさらされていると言えます。
コンピューターウイルスに感染してしまうと、発見や対処が遅れるほどハードディスク内に
広がり、最悪HDD内の全データや電源を入れて繋げている外付けデータの保存装置や、
ログイン(サインイン)しているサーバー内にまで蔓延してしまう可能性すらあります。
こうなると今まで培ってきた貴重なデータが根こそぎ破壊されて、取り返しのつかない事態となってしまうでしょう。
しかし、内蔵ハードディスクや外付けHDD、RAID、MO、DVD-RW、CDーRW、USBメモリ、SDカード
などがコンピューターウイルスにかかった状態からでも、データの復旧ができる見込みもあります。
有害ファームウェア(Firmware)が移ってしまったファイルやシステムデータは、
普通に上書きや削除で対処しても全部消えない可能性が高く、またその方法ではファイル自体もやはり失ってしまいます。
しかし近年のコンピューターのOSの復元機能や市販データ復元ツール、プロのデータ救出サービスなどでしたら、
上手くコンピューターウィルスの感染をなくした状態のファイルで修復して元に戻せる強力な手法が数多くあります。
マルウェアの検知
トロイの木馬やスパイウェア、ワームウイルスといったマルウェア(malware)は、
安全面で十分な保証がされていない何かのアプリケーションソフトをインストールした時に
一緒にパソコンに紛れ込んで侵入してくる場合が多く、セキュリティ機能ですぐに検知されないこともあります。
そのため、定期的にクイックなどでウイルススキャンを行うか、
何かオペレーティングシステムやユーティリティーの機能がおかしくなったと感じたら、
すぐにコンピューターウィルスの検知を行うように習慣づけてください。
ソフトウェアを再度セットアップ
パソコン上のソフトウェアは、たとえばコントロールパネルの「プログラムと機能」で問題の発生した
ソフトウェアの名称を選択して、右クリック→「修復」を行ってみるか、または一度アンインストールをしてから、
再度CD/DVDディスクやインターネット上からインストール・セットアップして、復活を試みることもできます。
あらかじめ外付けハードディスクやクラウドストレージにデータをバックアップしていると、
いざという時に、すぐに失ったファイルを復旧することができるようになります。
失ったファイルの修復
コンピューターウイルスの種別や感染の具合、データ保存媒体などの要素によってデータ復旧ができる
確率、予算もまた違ってくるのですが、プログラムの修復サービスにより、
コンピューターウィルスにより失われたデータを回復させることもできます。
普通にパソコンの機能だけで対処する場合は、システムの復元機能で直せるかもしれないのですが
ワームやロジックボム、ボットなど破壊タイプの悪質なプログラムがすでにOSの
システムファイルを壊していると完全に直りきらなかったり、まだ開かない可能性もあります。
専門で対応されているデータ復旧センター会社の行われている診断サービスにて
障害の重度や、復旧可能かどうかの確認が行えますので、大変役立つサービスです。