パソコンのデータ破損に備えたセキュリティ対策とは?

パソコンには個人ファイル、または社内の企業情報などをはじめ、
貴重なデータが大量に入っているため、セキュリティー管理をしっかりしていないと
個人情報やプログラム、社内機密事項といったデータの破損や流出の危険も出てきます。

そこでまず、アンチウイルスのソフトやファイアウォールといったセキュリティ機能を
セットアップして、常時稼働させておくことが必須です。

セキュリティ対策によるデータの保護とは?

コンピューターのハードディスクやフラッシュメモリでは、ウェブページや電子メールを通して
ネットワークからコンピューターウイルスの有害プログラム(有害ファームウェア)が侵入して、
貴重なデータが感染して破壊されてしまう危険もあります。

また、スパイウェアやトロイの木馬などの危険なプログラムが、
インストールしたファイルに含まれていることもあります。

そのため、セキュリティソフトやガード機能のセットアップが必要です。

また、もしデータが破損してしまった時は、まだ専用のソフトウェアを使用したり、
専門のサービスに依頼をして、復旧ができる見込みもあります。



バックアップとフォルダーの暗号化

また、誤った上書きや削除の操作ミスなどのヒューマンエラーを想定して、
事前にデータのバックアップを、外付けHDDやDVD-R、RAID、NAS、クラウドストレージといった、
パソコン本体の外部の保管場所に取っておかれることも重要です。

BUFFALO(バッファロー)のNASといったストレージを、
複数の人で使用される際には、場合によっては付属のソフトウェアなどを使って、
フォルダーの暗号化といったデータの保護もされてみてください。

コンピューターを廃棄する時のデータの抹消

次に、会社内・団体内の共有パソコンも、万が一に備えて、部外者の第三者によって
貴重なデータが持ち出されたりコピーされたりしないようにするため、
自宅や事務所、学校、会社内から持ち出す時や、コンピューターを売却、廃棄する時は
迂闊に盗難やコピーの被害に遭わないように細心の注意と対策が必要です。

ハードディスクをはじめ、SDメモリーカード、CD-RW、DVD-RAM、BD-RE、USBメモリー、
RAID、NAS、サーバーといったあらゆるデータ保存媒体が寿命で故障した際には、
万が一の第三者による回収の被害の可能性を考慮して自分で割るなどして破壊した後に廃棄、
またはデータ完全消去のサービスを実施された専門業者にお願いするのが、一番確実な方法です。

パソコンに残ったファイルの確実な削除作業

パソコンのハードディスクやSSDなどのデータ記録装置を廃棄処分される前には必ず、
上記のような方法でファイルの消去を行って、拡張子の痕跡を残さないようにしましょう。

もしも知らない誰かにデータ記憶装置を何かの偶然で拾われたりして、
個人情報やID、パスワード、クッキー、履歴、住所録、開発プログラム
といったプライバシーのデータを読まれてしまうと一大事です。

データを読み込み不可にしてからの廃棄

捨てる前には、読み込み不可能にするよう一度物理フォーマットをして、
その後、専門業者に破砕消去を注文されてみるのもおすすめです。

また、重要なデータをバックアップしたHDDやDVD-Rは、データ記憶装置を
保管できる金庫に入れておいたり、またはクラウドストレージに保存するなどして、
災害などの物理的な事故による破損や紛失の対策を施しておかれることもおすすめします。