PD(Phase change Dual)のデータも復元可能?

PD【Phase-change Dual/Phase-change Disc】とは相変化ディスクとも呼ばれる、松下電器産業にて開発された
書き換え可能なデータ保存ディスク媒体で、DVD-RAMの前機種にも当たります。

今となっては古い記録ディスクだけれど、現在のソフトやサービスでもデータ復旧は可能?という疑問について。

パソコンで読み込みができる状態

まず、対象のPDのディスクが摩耗していない、現在でも読み込みができる状態であることが重要です。

Phase-change Dualに記録できるデータ容量は650MBで内蔵型・外付け型があります。

やがてMOやZIP、DVD-RAMなどが普及したため市場から撤退されたのですが、
PDドライブや以前のDVD-RAMドライブで読み込み使うことは可能です。

PDをメインで使っていた当時はまだデータの復旧サービスやソフトウェアの技術が今ほど発達・普及していなかったので
復元がうまくできなかったため今の高性能になったソフトウェアや充実したリカバリーサービスでPD内での
データの復元をためしてみたい、という際には、最初に、細かいホコリや汚れを、丁寧に取り除きます。



間違えた操作で消えた拡張子の復旧

または現在もまだPhase-change Dualを少し使っていて、急に故障ないし誤った操作でのファイル削除のトラブルが
起きてしまった際、まず、Phase change Discに保管していたファイルでも勿論読み取りは可能です。

ファイナルデータをはじめデータ復元ソフトウェアの対応機器の使用にもリストが記載されています。

PDが特に異常なく正常にパソコンで読み込める状態であることが前提で、ディスクの盤面にかなり大きなキズや汚れ、
カビが付いていたり、回路の自然な劣化で寿命が来て老朽化をしていると物理的にデバイスで認識できず、
修復プログラム関連のツールを用いてのファイル復旧作業は効かなくなりますのでご注意ください。

ずっと前にPhase-change Dualに保存していたファイルが急に必要になったので
読み込んでみたら中身のファイルがなくなっていたり壊れていた、という場合、

そのディスク内で消去トラブルが発生してから何回か書き換えを行っていた場合は
データの痕跡が消えて、復元が難しくなってしまうかもしれません。

また、ディスクはどうかわからないけれどPDドライブやDVD-RAMドライブの方が
故障して開けない、という場合、今では代わりのドライブが中古市場以外で
ほぼ販売していないため探すのが難しくなってしまうかもしれません。

ほか、データ復旧(回収・修復・復元・サルベージ)の株式会社アップルワン 様での、
PD/CD-R/RWディスクの仕組みと概要・解体新書 の解説も参考までに。

こういった難しいトラブルに遭遇されてしまった際には、PDをデータ復旧サービスセンターに
持っていくまたは郵送で送ることで内部データを読み込み・修復してもらうことができますので
いざという時にはやはり、専門のリカバリーサービスをご利用ください。