それまでに使っていたパソコンのハードディスクやSSD、リムーバブルディスクなどから、
まだ使う予定のあった必要なデータを、間違ったファイルの削除のミスなどで失ってしまい、
すぐ復旧させたい時に、データ復元ソフトのお試し版(体験版)を先に入手して、
購入の前に、拡張子の検出による復旧が可能どうか確認できる仕組みとは?という疑問について。
目次
ファイル名が思い出せない時に探して確認する方法は?
まずはじめに、デスクトップPCやノートパソコンで特によく取り扱う、
デジタルの方式で作られた拡張子には、ファイルの名前などでの特徴が記録されています。
該当するデータの内容を少しでも思い出して、ストレージをチェックして、
種類や名称、保管場所を見分けるのに役立てるための参考にしてください。
ファイル名がパッと思い出せない時は、データの内容に合わせてローマ字や英単語、
もしくは日本語で名前を付けていなかったかどうか、探して確認をしてみましょう。
デジタルカメラの機能で撮った写真画像や映像の動画は、
日付と時刻がファイルの名前に加わるように設定されていることも多いです。
また、自動的にHDDやSSDのデータのバックアップが保存されるように、
アプリケーションソフトやクラウドストレージのサービスで設定されている時は、
毎回の更新ポイントの日付の名前で、新しいフォルダーが書き加えられています。
そして、定期的に自動の差分更新でデータが保管されていくように設定されている場合も多いです。
また、ファイルがどうしても見つからず、表示が消えてしまったと思われる時は、
プロのデータリカバリーサービスで、アドバイザーの方にある程度の状況を伝えて、
外付けハードディスクやRAIDケース、NAS、DVD-Rの検査をしてもらい、復元してもらう方法もあります。
データ復元ソフトで対象の拡張子が復旧が可能かチェックするには?
次に、Windowsで使う「完全復元」といったソフトウェアで、
間違えて削除したり、誤ったフォーマット(初期化)の実行などで消去して失った、
対象のファイルの拡張子の検出が可能かどうかを、あらかじめ見分けて確認する手法について。
まず、これらの市販のデータ復元ソフトは、有償の製品版を購入する前に、
お試し版をダウンロードか配布されたDVDディスクで入手して、
先にHDDやSSD、メモリーカード、ブルーレイなどの装置をスキャンしてチェックができます。
また、インストールが不要でそのままDVDブートでソフトの製品やお試し版を起動することもできる、
強力で高機能なデータ復元ソフトウェアです。
macOSのパソコン用には、データレスキューといったソフトが販売されています。
ローカルディスクやリムーバブルディスクのボリュームから、必要なファイルが検出できましたら、
お試しの体験版から機能の制限なしの有料版に変更して、復元の作業を実行できます。
体験のお試し版で先にファイルをスキャンできる仕組みとは?
次に、データ復元ソフトの体験のお試し版で、ストレージからのスキャンができる拡張子の種類は、
例えば写真やグラフィックなどの画像であれば、jpg、gif、png、bmp、psd、eps、pxr、pcxなどがあります。
また動画や音楽であれば、mp3やmp4、圧縮ファイルなら、zipやlzh、rarなどがあります。
他にも、ExcelのCSVや、Adobeのpdf、またはメモ帳のテキストドキュメントをはじめ、
復元したいデータの種類によって、ある程度の拡張子が決まってきます。
また、「拡張子を変更すると、ファイルが開けなくなる可能性があります」と、
警告のメッセージが出た場合については、こちらのページにて。
さらに製品版では、ワードやエクセル、パワーポイント、アクセスといったオフィスのソフト専用の、
修復機能を搭載されたデータ復元ソフトで、特定の拡張子をより高い精度で修復する方法もあります。
ガラケーの携帯電話やAndroidのスマートフォン、タブレットPC、
またデジタルカメラやビデオカメラの場合は、データ復元ソフトの方では、
microSDメモリーカードやminiSDカードのみ、カードリーダーを通して読み込みが可能な仕組みです。
外付けハードディスクの誤ったクイックフォーマットなどを実行してしまった時も、
体験のお試し版で先にデータをスキャンして、あとで有料版で復旧することができる仕組みです。
ですがより確実には、専門業者のデータ復元のサポートを実施されたサービスにて、
大事なファイルの復旧を行ってもらわれることも推奨します。
予備のデータがなくて内容が不明な場合に復元するには?
次に、予備のバックアップを取っていなくて完全にファイルの消失した場合に復元する手順について。
まず、自分でデータ復元ソフトを購入して、消えたファイルの修復などを実行する場合、
一度、ツールの機能でドライブの内部にあるディレクトリのスキャンを行う仕組みです。
フォルダーの内容を個別にスキャンすることができるソフトは少ないので、
多くの場合はCドライブやDドライブといったパーティション、ブルーレイディスクやDVD、
またはUSBメモリやSDカードなどのリムーバブルディスクを、有償版か体験版で丸ごとスキャンします。
そして何百、何千といった今までに削除してきた大量のファイルを一度表示させます。
また例として、サイバーセキュリティ 様での、
【簡単】削除したデータの復元方法(Windows10)|上書きやゴミ箱の誤削除など の解説も参考までに。
検出できたファイルの数が多くて特定のデータがなかなか見つからなかったら、
使い方としまして、それらをいったんどこか容量の空いている箇所に全部保存して復旧させてから、
その中を見て不明なファイルを一つずつ探す作業を、じっくりと行っていきましょう。
パソコン本体のハードディスクドライブやSSD、また外付けHDD、USBメモリー、SDカードといった、
それぞれの補助記憶装置(Computer Data Storage)からのデータを修復する方法は、
詳しくは当ウェブサイトの他の各ストレージごとの個別ページにて。
データのバックアップした分から復旧するには?
次に、バックアップがどこかに確実に存在しているデータならまだ、
OSのプログラムの「検索ツール」の機能を使って、該当するファイル名の一部を入力すれば、
多くの場合は数個~数十個の拡張子が表示される仕組みで、その中から発見できる見込みがあります。
しかし、ファイル名を確認していなかったり、長い間プログラムを開いてなくて忘れてしまい、
覚えていない場合は、右クリックの「表示」項目でフォルダー内部のデータを、
縮小版の「アイコン表示」にして目視で確認されてみてください。
あるいは、「一覧」「詳細」で日時などを確認して、探していきましょう。
間違えて消去した拡張子の種類、ファイル名、保存したフォルダー、容量の大きさ、
ほか作成した日付、更新日時、記録した媒体といった、どれか覚えている要素で探されてみてください。
バックアップした分はあるけれど、どのデータ記憶装置に保存したか覚えていない時は、
ひとまず該当しそうなポータブルHDDやUSBメモリ、コンパクトフラッシュメモリーカードを取り出します。
そして、一つずつ接続しながら内部のディレクトリを見て内容を確認して復旧をしていきましょう。
HDDやSSDから拡張子が破損した状態で修復される時は?
しかし、もしもHDDやSSDから消えたデータファイルの復元をする方法で検出ができなかったら、
前にあったファイルの痕跡が、時間がたって別のデータに上書きされたか壊れてしまった可能性もあります。
またデータ復元ソフトでも、文字化けしたり、画像が一部削れて映る破損した状態で修復されることもあります。
あるいは、パソコンやサーバなどのコンピューターに内蔵されている、
ハードディスクドライブや外部記録装置が、物理障害で丸ごと故障していることもあります。
ファイルがスキャンできなかったり、デバイスが読み込めない状態の場合は、
やはりプロのデータ復旧サービスセンターの方に問い合わせをして、リカバリーしてもらわれることもおすすめします。
また、救出したいデータが入っているハードディスクの最大容量が数TB以上の時は、
やや時間と復旧に掛かる料金が多めにかかります。
取り戻したいファイルだけ探してもらい、選んで保存してもらってもいいのですが、
他にも後に使うかもしれないファイルがある時は、丸ごと復元してもらうのも良いでしょう。