電源ユニット交換の取り外し作業の準備をするには?

パソコンの中に搭載されている内蔵パーツのひとつ「電源ユニット」(電源装置・power-supply unit)は、
コンピューターに電気を通すための入力から出力の機能を行う回路です。

電源ケーブルとプラグでコンセントにつながっているため
電流・電圧の負担を受けやすく、仮に停電や落雷などのアクシデントがあった場合
過剰に流れる電気の対策を取っていなければ破壊されてしまうことがあります。

また、長く使っていると老朽化していきますし、一回電源を閉じた直後に間をおかずに
急に起動ボタンを押すと、ごく稀になのですが負荷が掛かって損傷してしまう危険もあります。

一般には「スイッチング電源」が使われているのですが、このスイッチの部分が強い衝撃で
割れたり外れたりして押せなくなると壊れてしまうおそれもあります。

もしも電源ユニットが故障してしまった時はパソコンケースを開いて
マザーボードから取り外し、新しく交換して直す必要があります。

PCケースの手入れ

電源ユニットもPCパーツの中ではそれほど交換自体は難しくはなく、簡単な手順で取り外しができます。

まずはデスクトップパソコン本体(またはノートパソコン)の電源コンセントやUSBケーブル、
LANケーブルなどのコードを感電や破損の防止のために必ず全部、先に抜いて準備を整えます。

ケースの上部や通気口にたまったホコリや小さなゴミを拭き取って除去します。



続いてパソコンケースのふた部分に付いているネジを
指またはネジの種類に対応したドライバーを用意して回して取り外しふたを開けます。

作業の前にはごみやほこりが付着しないように、なるべく部屋を掃除して準備してから、
きれいなビニールや用紙の上にパソコンを置いてパーツ分解の作業を始めてみてください。

実際に留め具のネジや接続プラグを一つずつ外して、といった製品の電源ユニットをケースから取り外して、
玄人志向といったメーカーの各電源装置の製品に交換をしてください。

マザーボードとPCケースから電源ユニットを取り外す時、サイズが小さいケースだと
空きスペースが狭くなりがちです。

時には他の部品に引っかかってしまうため、
その部品も一緒に取り外してから交換しなければならない時もあります。

ついでにグラフィックボードやメモリなど増設したい部品があれば、
まとめて取り付けていくのも良いことでしょう。

そして、BUFFALO(バッファロー)といった各メーカーのパーツと交換を行ってください。

コードの配列を後で間違えないように、本体から外す前に携帯電話のカメラで写真を取ったり、
メモを付けて位置の記録をしておくと接続のミスを防げます。

自作組み立てパソコンを作る際での配線の取り付けの時も、配線を間違えると起動せず
動かなかったり故障につながるおそれもあるため慎重かつ丁寧に接続作業を行っていく必要があります。

ご自身で電源ユニットの交換をするのにあまり自信がない、という場合は、
私設のパソコン修理サービスでも短時間で交換作業を行ってもらえます。