フロッピーディスク [FD-floppy disk・ディスケット]は磁気ディスクのデータ記録媒体で、
FDドライブに挿入してパソコンから読み込む、最も古い記憶装置の一つです。
2インチ型から3・3.5・5.25・8インチといった大きさの規格があります。
保管できる容量が720KB・102MB・1.44MB・288MBと現在のMOやフラッシュメモリ、BD/DVDのディスクと比べると
大きく下がるため、近年では次第に普及しなくなったのですが、最新のパソコンでも勿論、
フロッピーディスクドライブ(FDD)を搭載していれば読み込むことができます。
Floppy Diskの復元
FDに書き込んであった保存ファイルが認識されずに読み込めなくなった場合は
以前に書き込みエラーが起きてしまったか、相当に前のディスクなため傷が付いていたり
カビやごみなどの異物が内部に混入している、などが原因である可能性があります。
ひとまず、カートリッジに何か異物が挟まっていたら取除いて、
また差込口に引っかかりがあったりしたら、そちらをスライドさせるなどして直してみます。
内蔵または外付けのフロッピーディスク用のAドライブには故障の問題がなく、
一応パソコンでフロッピーディスク自体はデバイスが認識されて読み出せる、という状態でしたら、
データ復元ソフトウェアでスキャンして、
修復を試みることができます。
例として、ソースネクスト 様にて販売されていますソフトウェアの、救出データ復元 の解説も参考までに。
デバイスマネージャーにFDドライブ装置が認識されない場合は、
FDDのデバイスをいったんアンストールして、パソコンを再起動されてみてください。
FDはHDDと違い、ドライブ装置のカートリッジには内蔵されていても、
取り外し可能なディスク媒体であるため、システムの復元といった
通常のファイルの回復機能からは元に戻すことはできないのですが、
プロのデータ復旧サービスの方で、内部ディスクの修復・取り出しの作業を行ってもらうこともできます。