画像安定装置でビデオ映像のデータをきれいに補正できる?

以前にビデオテープに録画した映像や、だいぶ前のデジタルの機材で撮影したムービーや画像のデータを、
パソコンやDVD、ブルーレイディスクなどに移し変えをしたいという際に、
時には書き換え後の映像がビデオの時よりも、目に見えて劣化して画質が悪くなる可能性もあります。

このようなトラブルが発生した時に、画像安定装置(イメージ・スタビライザー)や、
ビデオテープクリーナーを使用してきれいに補正をする方法とはどういったもの?という疑問について。

録画したビデオテープ(VHS)の画質の劣化とは?

まず、ビデオテープ(VHS)は購入して開封、録画してから数年間そのままにしておくと、
たとえ一度しか録画していなくても、自作の映像データの画質が劣化してしまうことも多いです。

電子機器やデータ記憶媒体の保存の状態が悪いと、カビが生えてしまう場合もありますので、
特に湿気には十分に注意をして、慎重にビデオテープの保管をすることが大切です。

また、ハードディスクやDVD-R、SDカードといった各種のメモリーカードも同様に、
水気や日光、磁気などが当たらない安全な場所に保管をしてください。

もしHDDやSDメモリーカードが破損していた時は、まだ内部のファイルは無事である可能性がありますので、
専門事業のデータ救出のサービスにて、取り出しの措置をしてもらうことができます。



画像安定装置を使って画質をきれいに整える方法とは?

次に、画質の劣化した映像をきれいに補正(Compensation)できる画像安定装置には、
アナログタイプとデジタルタイプの製品があります。

例としてプロスペックDVE792Wといったメーカーに、
また、画像安定装置搭載のHDMIコンバーターといったさまざまなバリエーションの製品が登場しています。

ビデオカメラの撮影や動画データの編集に合わせた、それぞれの用途で選択されてみてください。

ビデオスタビライザーでノイズやコントラストを調整

次に、画像安定装置(Image Stabilizer)は、ビデオスタビライザー、
またはビデオ編集機とも呼ばれる機材で、一般的におおよそ数千円から1万円前後の価格です。

画像の調整機能により、画面の明るさや色合い、色の濃さ、コントラストを調整して、
ノイズフィルターで粗いノイズを除去できます。

例として、サイバネティックのブレ補正装置(ビデオスタビライザー)といった、
専用の機能を使って、以前に古いビデオカメラでアナログのテープに録画した映像を、
デジタルに移し替えて作成したデータをきれいに修復する場合などに、大変役立ちます。

また、だいぶ前のビデオカメラやガラケー、スマートフォン、タブレットPCで撮影した映像、
あるいは撮影した日の天候や場所が悪くて画質に乱れが出ていた場合に補正をするのにも便利です。

また、Androidで撮影・編集した動画データを復元する方法については、こちらのページにて。

一方で、動画ファイルの拡張子そのものが破損していて正常にムービーが映らない時は、
専門のデータ復元のサービスに出して、プログラムを修復してもらわれることを推奨します。



動画編集のソフトウェアで映像を再編する手法とは?

また、パソコン上で動画編集のアプリケーションソフトウェアを使って、
ある程度の細かいムービーのデータの補正を行う手法もあります。

例えば、特に映像が乱れているけれど必要ではないコマの部分をカットしたり、
重要な箇所のみをPC上の各種ツールでつなぎ合わせて再編をする、といった再作成の方法も便利です。

また大手の動画投稿サイトにも、ある程度の映像の編集機能が備わっているサービスもあります。

ビデオテープクリーナーで汚れを除去する方法とは?

次に、前に撮っていたビデオテープからDVDディスクにデジタルデータとして再作成する際に、
アナログのビデオカメラに使用していたテープが汚れていた場合には、
市販の「ビデオテープクリーナー」や「カセットクリーナー」を用いて、汚れを除去することもできます。

また、DVDやCD、ブルーレイといったディスクに傷や汚れが付いてしまい、
正常に読み込めなくなった時は、ディスククリーニングキット(研磨機)で修繕をする方法もあります。

ですが、それでも大きな傷や汚れを除去しきれなかった時は、
プロの修復のサービスに問い合わせて、修繕の作業をしてもらわれることを推奨します。

撮影した写真画像のファイルをフィルターで調節

また、デジタルビデオカメラ(Digital Videocamera)の機能で撮影した写真画像のデータは、
普通の専用のデジタルカメラに比べて、画質の性能が劣っている場合が多いです。

パソコン上で写真のファイルを見てみたらだいぶ画像がぼやけていた、という際には、
Photoshop(フォトショップ)といった画像編集用のソフトにあります、
明るさの調節や色調の補正、シャープといった、フィルターの機能で調節をする方法もあります。

ほか例として、ムービーメーカーで編集していた動画を復元したい というケースでの解説も参考までに。

または、フォトショップといったソフトウェアで多機能なツールでの画像データの調整が可能です。

専門のサービスで動画ファイルの修復をしてもらう

しかし、相当に古く使い込んだビデオテープで画質の損傷が激しく、
画像安定装置やビデオテープクリーナー、PCのツールでもきれいに補正しきれないケースもあります。

その際には、カメラのプロラボなどの専門のサービスにて、修復の注文をされてみてください。

また、デジタルデータのストレージも最後に読み込みをしてから数年以上の時間がたつと、
USBメモリの電子抜けといった障害や、ハードディスクといった精密機器の回路の経年劣化が起きて、
正常に動画ファイルなどが開けなくなる可能性もあります。

その時はやはりデータ復旧サービスで、拡張子の修復や取り出しをしてもらわれることをおすすめします。