筆まめのはがきのデザインや住所録のデータを復旧するには?

オリジナルハガキの作成用ソフトウェアで、現在大手のユーティリティーのひとつである、
株式会社モーリンの『筆まめ』をお使いの際に、誤ってデザインや住所録のファイルを削除した時に復元をしたり、
しばらく使っていないうちに、いつの間にかデータが消えて失った時には、
どのようにすれば復旧することができる?という疑問について。

下書きの文章やデザイン、住所録のデータを失うトラブル

まず、年賀状や喪中はがき、クリスマスカード、暑中見舞い、残暑見舞い、寒中見舞い、ウエディングペーパー、
また誕生日カード、冠婚葬祭、名刺、ちらし、企業からのお便りや告知、といったさまざまな用途での葉書やシールに、
写真やCGイラストの画像の合成、デジタルロゴなど、いろいろなデザインを付けておいたデータは、
筆まめといったソフトウェアで展開する、専用のファイルの拡張子で保存して使います。

これらを、しばらくデスクトップパソコンまたはノートブックPCで使用していないうちに、
いつのまにか住所録や、はがきの下書きに作成していた文章などのデータファイルを、
間違えて削除していてなくなっていたり、紛失してしまうトラブルもよくあります。

ひとまずパソコンでエクスプローラーを開いて、どこかのフォルダーまたは外部のハードディスクやメモリーカードに、
まだアドレスのリストやはがき作成用の書き出しのデータが残っていないかどうか、ひととおり開いてみてください。

ほか、Windowsのデスクトップにある、ゴミ箱のフォルダーもご確認ください。

ゴミ箱に対象のリストのファイルが移動されていましたら、そちらを選択して「元に戻す」を実行してください。

もし、だいぶ前に間違えてパソコンの再インストールやHDD・SSDのフォーマット(初期化)などで、
住所録を消去してしまった場合は、それ以上のハードディスクやSSDへの新しいデータの上書き保存は控えて、
プロのデータ復旧サービスセンターにて、削除したファイルの復元をしてもらわれることを推奨します。



表記を間違えた時に「元に戻す」を使用する

次に住所録・テンプレートの「fwa」や「fba」のデータを作成してハガキを記入している際に、
うっかり文章の表記を間違えた時に、修復をする手順について。

まず、筆まめもほかのアプリケーションソフトと同様に、
「編集」のタブにある「元に戻す」を押すか、「Ctrlキー+Zキー」を入力すると、
一回のアクション分ごとに、消えた状態の前のデータに復旧する機能が使えます。

こちらは、入力欄からマウスカーソルを移動するとアンドゥが効かなくなるのですが、
画面を開いている間はもう一度カーソルを合わせることで、「元に戻す」が使用できます。

筆まめのファイル・設定のバックアップの機能とは?

次に、筆まめの機能で「fwa」の住所録といったデータのバックアップと復元をする方法について。

まず、「ファイル」のタブにあります、「ファイル・設定のバックアップ」をクリックします。

「はい」を押すと、バックアップのバルーンが開きます。

「全てのデータをバックアップする」か「バックアップするデータを選択する」のどちらを選んで、
ファイルを保存するフォルダーを指定して「実行」をクリックします。

これで、「mbr」の拡張子が保存されますので、「完了」を押して閉じてください。

「mbr」の拡張子からデータを引き出すには?

後日に、バックアップしていたデータを引き出すには、
今度は同じく「ファイル」のタブにある、「ファイル・設定の復元」をクリックします。

「全てのデータを復元する」または「復元するデータを選択する」の片方を選んで、
復旧する「mbr」の拡張子を選んで、「実行」を2回押してください。

最後に完了を押して、もう一度筆まめを開いてから、
ユーザーファイルや設定が反映されているかどうかをご確認ください。

ほか、筆ぐるめの住所録やハガキのデータ移行を行う方法については、こちらのページにて。

また、複製の分がなかった状態で、ハードディスクドライブやメモリーカード自体の回路が故障して、
内部のファイルが開けなくなった時は、それ以上の通電は控えて、物理障害に対応された、
専門事業のデータリカバリーサービスに出して、復旧の措置をしてもらわれることを推奨します。



なくなったはがきのアドレスのリストの戻し方は?

次に、例えば一年くらいたって年末に年賀状を書く時期になった時に、以前に取ってあったはずの、
筆まめオールシーズンといったはがき作成ソフトウェアの、住所録のリストがなくなっていた場合は、
どうすれば復元することができる?という疑問について。

まず、一番良いのは、筆まめのユーティリティーをハガキを作り終えて一段落するたびに、
設定画面から、作業後または作業中の住所録のファイルを、外付けHDDやRAID、DVD-RまたはDVD±RWなどの、
外部のローカルディスクやリムーバブルディスクにコピーして、データのバックアップを取っておかれると安全です。

予備のファイルが残っていれば、いつでもそちらから引き出して住所録やデザインを復旧できます。

あるいは、同じく前にエクセルやワード、パワーポイント、アクセスといった他のソフトウェアに、
一部でデータを取り込みして、CSV(コンマ・セパレーティド・バリュー)などで加工していたり、
メモ帳といったテキストディタで部分的に文書のデータを別に保存していましたら、そちらを探されてみてください。

別のソフトウェアで保管をしていた分からリカバリーする

次に、筆まめなどのハガキ作成ソフトウェアで、アドレスや氏名の文書を書きかけの際に、
間違えて違うものに上書き保存をしてしまった場合などに、失ったデータの復旧をする方法について。

まず、別のアプリケーションソフトで使っていた住所録(Address book)のバックアップがありましたら、
「ファイル」タブにあります、「他の住所録形式の読み込み」の解説に沿って、
「筆王」や「筆ぐるめ」で作成したデータを開いて保存することもできます。

また例として、 筆まめネット での、バックアップツールのデータを復元する方法などの解説も参考までに。

あるいは、メモ帳などを開いて、そちらのテキストファイルにある分を、
そちらからコピー&ペーストで書き写しをするか、または拡張子を変換して、
設定画面から上記の方法で復元をする形で、ファイルを元に戻す手法もあります。

もしアドレス帳や、年賀状、暑中見舞い、寒中見舞い、香典袋、お中元のお礼状、ラベルシールなどで使う、
ハガキの画像・グラフィックやロゴを製作したファイルを失ってしまうと、
どこかで消えていた後で、また筆まめで一から作り直すのに手間がかかってしまいます。

なので、ついでに外付けハードディスクやRAID、NASといった外部記憶デバイスに住所録とともに、
コピー&ペーストなどの方法で、住所録や葉書のデザインといったデータのバックアップを取って、
後からいつでもアドレス帳のリカバリーができるようにしておくと、安全性が高まります。

一方で、ファイルの拡張子そのものが、システム上のエラーといった影響で破損してしまった場合は、
場合によってはバックアップをしている分まで、壊れている状態で保存されていることもあります。

その際には、破損を修復してもらえる専門のサポートの事業で、直してもらう方法もあります。

消えたアドレスブックなどのファイルを修復するには?

次に、個人で大勢に宛てるため年賀状や暑中見舞い、クリスマスカードといったハガキを書く時や、
法人関連で大勢のユーザー様に、感謝御礼や宣伝用のお便りを作成する時は、
住所録(アドレスブック)が特に必要です。

アドレスブックのデータが、もしコンピューター上から表示が消えた時には、
たとえば手書きのメモやノートブック、電話帳などの紙媒体といった別の場所に書かれたものが、
まだどこかにありましたら、そちらを探して開いてみてみてください。

それを見本にして、コンピューター上に再度のデータ入力をして、
筆まめや筆王のユーティリティーで使用する住所録に、保管をし直されてみてください。

その時だけでなく今後、同じところに葉書を出していく際にも、
すぐに住所やお名前をパソコンで以前のデータから引き出せれば、作業時間の短縮にも役立ちます。

ほか、筆王のはがきの住所録やデザインのデータを復旧する方法については、こちらのページにて。

また、インターネット上の「筆まめクラウド」のオンラインストレージのサービスを、
事前に登録して使用されていましたら、そちらから住所録のデータを引き出して復活させることもできます。

以前に用紙に印刷していた分を見本にして葉書を書き直す

また、メモが見つからなかった時は、以前にデジタルの文字入力やインクジェットプリンターでの印刷をした、
はがきのサンプルで使った用紙がまだどこかに残っていましたら、ケースや引き出しから取り出して、
そちらを見本にして、筆まめのソフトウェアで作り直す形で復旧する、という手法もあります。

以前にテストでハガキや住所録を印刷をしていた分や、複合機でプリントしたアドレスリストなどがありましたら、
そちらを引き出して、書き直しをされてみると、スムーズに再作成ができます。

表示が消えたデザインなどの拡張子を後から復元するには?

次に、電子データの予備のファイルが残っていないと、長くパソコンを操作しているうちに、
何かのミスで知らない間に、連絡先や文書の書き出しのデータの表示が消えてしまう可能性もあります。

ですが、もしバックアップを取っていなかった状態でファイルの誤った削除の操作を行ってしまった場合は、
後から市販のデータ復活ソフトウェアといったツールの機能を使って、
以前に作成していた、差出人の住所録やハガキデザインなどの、消えたデータの復旧を試みる方法もあります。

データ復旧サービスでパソコンやストレージを見てもらう

ですが、前回に筆まめを使ってから、数カ月~一年以上たって開いていなかった際に、
前に作り上げたファイルをどこかで間違えて削除していたりで、いつの間にか消えたことに気づかれた場合、
ハードディスクやSSDのセクタがそれまでに、何度も別のデータで上書き保存されて、
住所録などの拡張子の痕跡が、もうほとんど消えてしまっている可能性も少なくありません。

特に、失ったのが筆まめといったはがき作成用ソフトウェアでよく使う、
替えのない貴重なアドレス情報や編集画像だったのでストレージから復元をしたい、という際には、
住所録やデザインのファイルを保存していたパソコン、または外付けHDDやRAIDやNASなどのストレージを、
プロのデータ復旧サービスに出して、消えた拡張子を元に戻せるかどうかを見てもらわれることをお薦めします。