外付けハードディスクを紛失した時の探し方は?

外付けのハードディスクドライブ(または外付けSSD)を、自宅内や事務所、あるいは外出中に、
いつの間にか紛失してしまったら、どのようにHDDやソリッドステートドライブを探していって、
また、どうすればストレージに保存していたデータを復旧することができる?という疑問について。

外付けHDDを使用した後に発見しにくい場所に置いていた

まず、室内で外付けハードディスクを置いた場所がわからなくなった場合の探し方について。

よくあるケースとしまして、書類や本が上に重なっていて見えなくなっていたり、
使用した後に棚の間や引き出しの中といった場所に無意識に置かれていた、といったケースがあります。

会社内や事務所内で、複数の職員で使用されている場合は、
他のスタッフの方が現在使用されていないかどうか、確認もされてみてください。

またはスタッフの方が外付けHDDを使用された後に、うっかりデスクの上などに
置かれたままになっている状態でないか、訊かれて確認をされてみてください。



掃除中に機材をなくしてしまうケースとは?

次に、ルーム内の掃除をしていた時に、どこか押し入れや機材の収納箱、棚の上、金庫、
といった場所に移動をされていないかどうかを、思い返して探されてみてください。

特に、小型のポータブルハードディスクは見失うことが多くなりやすいです。

また、室内のゴミ箱は、作業机やテーブルのすぐ横に置いてある場合、
うっかり気づかずに上の物を肘などでスライドさせて、
または外付けハードディスクやメモリーカードを、ゴミ箱の中に落としてしまう可能性があります。

そのため、スペースに余裕がある時は、机やテーブルのすぐ横には、
ゴミ箱は配置されない方が良いかもしれません。

外出中にハードディスクを置き忘れた時は?

次に、外付けハードディスクを外に持っていって、
外部のパソコンなどにつなげて使用した後に紛失してしまった、という時の探し方について。

まず、使っていた場所の連絡先に電話で問い合わせて、PCの横の位置などに置き忘れていたまま、
退出していなかったかどうかを、確認してもらうことをおすすめします。

ビジネスホテルやインターネットカフェ、支店や支社のオフィスなどの場所から退出して、
すぐに置き忘れに気づいた場合は、そのまま引き返してパソコンのあたりに戻って見直してみましょう。

帰宅してから、または自家用車やバス、電車に乗ってしばらくたってから気づいた時は、
ひとまず引き返す前に、電話での連絡をされてみた方がよいでしょう。

特に携帯電話やスマートフォンと違い、外付けHDDやメモリーカードは通信ができません。

なので、店員や事務所の職員の方に先に確認をしてもらわれる方が、より安全で確実的です。

外付けハードディスクをどこかに落とした時は?

続いて、外での移動中にうっかり外付けハードディスク、もしくはそれが入ったカバンなどを落としたり、
置き忘れてしまったと思われる場合の、探し方のコツについて。

まず、落とし物の預かり所がある所で紛失された可能性がある場合は、
ひとまずそちらの窓口の受付に、電話かFAX、メールをされてみてください。

最後に、外付けHDDケースを出して使用した場所を思い返して、そこからどのように移動して、
どの店舗や施設、室内や座席に寄ったか、どの交通機関を利用したかを思い返しながら探されてみてください。

来た道順を逆にたどるように移動して、どこかに落としたり置き忘れていないかどうかを、
思い返しながら順に確認していくのも、一つの探し方のポイントです。

歩いた所から少しずれた位置に落ちている可能性もあるため、視野を広くして見渡してみてください。

テーマパークやスタジアムで、持ち込みしていたカバンを置き忘れたと思われる場合は、
ある程度の時間がたっていると、忘れ物の預かり所の方に移動している可能性も高いです。

または、ロッカーに入れたままうっかり忘れて外に出ていた、というケースもあります。

また、自転車やバイクのカゴの中にバッグを忘れていないかどうかも、確かめてみてください。

もし、固い床などに落としていた衝撃で外付けハードディスクケースが故障していた場合は、
例として、ロジテックのサポート情報など、各メーカーごとの解説も参考までに。

自身ではハードディスクのストレージ本体の取り出しが、かなり難しそうな構造の製品の場合は、
専門事業のデータレスキューサービスに出して、サルベージの作業をしてもらうこともできます。



どうしても見つからない時にデータを復活させるには?

次に、なくしてしまった外付けハードディスクやポータブルSSDがどうしても見つからず、
内部に保存していた貴重なデータを失ってしまった時に、復活させる方法について。

ひとまず、他の所持されている補助記憶装置や自宅・自社のパソコンに、
元のファイルやバックアップしたデータがまだ残っているかどうかをひと通り開いてみて、
どのデータが保存されているかをチェックされてみてください。

スマートフォンやタブレット端末と違い、外付けHDDやUSBメモリは、
ネットワークにそのまま接続できるコンピューター製品ではないため、多くの場合、
クラウドストレージへの自動的なバックアップは、手動での作業や専用のソフトウェアでの設定が必要です。

もし事前に、重要なファイルのバックアップを行われていたら、
クラウドやホームページなどのファイルマネージャーから、データを保存してください。

水濡れ・水没や強打でストレージが故障していたら?

次に、外出中に紛失した外付けHDDが無事に見つかったけれど、
時間がたっていて、雨で水濡れしていた場合の対処の仕方について。

まず、水に濡れたのが少しだけで短時間なら、
そのまま外付けのハードディスクドライブの、表面の水滴を拭き取るだけで済むこともあります。

ですが、機器の奥まで水が浸透していたり、水たまりや池などに落として水没させていた場合は、
そのまま通電するとショートしたり、また乾かしてから時間がたつと錆びて壊れてしまう可能性が高いです。

また、自動車や自転車のタイヤなどで強い圧迫を受けたり、落とした時のコンクリートへの強打で、
外部のケースが破損していた時は、ひとまず使用を控えてください。

もし外部のケースの部分のみが破損している場合は、同じく内部のハードディスクを取り出して、
別の外付けHDDケースに付け替えて、保存していたデータを読み出すことができます。

また、ポータブルHDDのランプが付かず接続できない時にデータを救出する方法については、こちらのページにて。

しかし、内部のHDDごと故障している可能性もあるため なるべく早めに、
特に水濡れした時は錆びないうちに、専門事業のデータ復旧サービスセンターに出して、
補助記憶装置からのファイルの取り出しによる復活の作業を行ってもらうことをおすすめします。

またRAIDケースやNASでも、外部のカートリッジごと壊れているとファイルやフォルダーを読み出せないため、
こちらもデータ復旧サービスの方で読み込んでもらってみてください。

中身のハードディスクが壊れていた場合でも、物理障害に対応されたデータリカバリーサービスでなら、
保存していた大事なファイルなどを読み出して、抽出してもらうことができます。