HDDのデータの空き容量がなくなり障害が起きた時の復旧

パソコンや外付けHDDケース、RAIDケース、NAS、サーバーといった多くの電子機器に搭載されている、
ハードディスクドライブを日々使用している際に、新しいユーティリティーのインストールや、
新規作成したファイルの保存といった作業で、
各パーティション(ボリューム)の空き容量の部分は次第に埋まって減っていきます。

そして空き容量がほとんどなくなった頃に、動作の遅延といった読み込みの障害が発生した場合は、
どのようにすれば元の状態にHDDを復旧することができる?という疑問について。

ハードディスクドライブの読み込み速度を回復するには?

まず、HDDが古い製品で最大容量が20GBくらいだと、今はあっという間に満杯になってしまいます。

なので、新品のストレージを購入する時に、容量のできるだけ大きいHDDにして、
ドライブ装置の交換、または障害が起きたパソコンなどの修理の注文をされることをおすすめします。

なるべくであれば、常にストレージの空き容量の部分が半分以上残っているのが適切です。

残り容量のチェックはたとえばWindowsのOSの場合は、『PC(マイ コンピューター)』にある、
ローカルディスク(C:)』のアイコンを右クリックすることでチェックできます。

多くの場合は、不要なファイルを削除していくことで読み込み速度を復旧できます。



ローカルディスクの容量が埋まった時に出る問題とは?

次に、ローカルディスク内の残り容量が埋まってしまうと、パソコンの動作が重くなります。

そうなると作業が遅くなってしまったり、またプリンターの一時書込みのキャッシュが不足して
動作が効かなくなるなど、コンピューターの一部の機能がスムーズに働かなくなってしまいます。

また、DVDなどの視聴の際にムービーが急に止まってしまったり、
コンピューターウィルスの検索など、ハードウェア動作の重くなるような作業を行っている最中に、
フリーズが起こってパソコンごと作業が止まってしまったり、
作業中のデータが壊れてしまうといった、大変なエラーが出てしまうおそれもあります。

HDDのボリュームの内部の負担の削減をして修復するには?

次に、パソコンの本体は基本的に、ハードディスクやSSDの空き容量を軽くした方がスムーズに動きます。

ローカルディスクの一台のHDDの内部に、あまりデータファイルを詰め込み過ぎずに、
増設したハードディスク(Dドライブ、Eドライブ〜)に、あるいは外付けHDDや外付けRAID、
NAS、DVD-Rといった外部のデータ記憶装置に、移し替えをされてみてください。

また、ハードディスクの容量が埋まるとトラブルが発生する?という疑問については、こちらのページにて。

また、定期的にローカルディスクの空き部分もチェックして、
ストレージの空き容量がなくならないように充分に確保されることをおすすめします。

その際に、うっかり必要なファイルを間違えて削除したり、フォーマットを掛けてしまった時は、
それ以上のハードディスクへの上書き保存は控えて、
プロのデータレスキューサービスで、消えたファイルの復旧をしてもらうことをおすすめします。



ファイルを別のHDDなどに移行して空き領域の部分を増やしていく

次に、すでにHDDの空き領域がほとんどなくなり、
パソコンの動作が非常に重くなるような障害が起きた場合に復旧する方法について。

その時は、すぐにポータブルハードディスクなどのUSB機器を接続して、
データの移し変えを行って、空いた部分のスペースを増やしていきましょう。

またその後でさらに、ディスククリーンアップやディスクデフラグツールでCドライブ全体を整理されると、なお良いです。

ほか、復元救出マスター3といった、ハードディスクドライブの修復用ソフトで直してみる方法もあります。

外付けハードディスクやRAIDケース、NASなども、パソコンと同様に空き領域が埋まってきたら、
ファイルを別の場所に移行して、エラーチェックなどを実行して修復します。

壊れたハードディスクに保管していたデータを復旧してもらうには?

もしハードディスクドライブ自体に、重度のアクセスエラーや、マスターブートレコードの破損、
コントローラーボード、あるいはそのインターフェース(差し込み口)の損傷、ヘッドクラッシュといった、
深刻な破損の障害が出て読み込みができなくなった時は、作業を中断して電源を切り、読み込みを控えます。

そして、故障したPC本体の修理でパソコンサポート店に出す前に、内部に保管していたファイルを回収しておきたい、という時には、
専門事業のデータ復旧サービスの業務店に問い合わせて、見てもらわれることをおすすめします。