WindowsのOSのパソコンには、データを保管しているハードディスクドライブの方で、
「ファイルシステムエラー」などの問題が起きた時に、問題の発生した箇所を検出して、
自動的に修復するための「エラーチェック」(チェックディスク)というサービスの機能があります。
目次
ハードディスクの問題を自動的に修復する機能とは?
主に、OSがインストールされていて普段メインで稼働させているCドライブに、
アクセス時のエラーなどのソフトウェア的なトラブルが頻繁に起こるようになった時に、
断片化された不良セクタの整理による回復などで、このシステムを使用します。
ですが、パーティション分けしているDドライブやEドライブ、
またUSBで接続した外付けハードディスクの方でも、エラーチェックと回復の機能を使用できます。
深刻な破損が出ていて、WindowsのエクスプローラーやmacOSのFinderから、
ボリュームが展開できないような状態になっている外付けハードディスクの場合は、
それ以上の稼働は控えてください。
その際には、プロのデータリカバリーサービスにて、外付けHDDの故障の診断と、
中身のファイルのレスキュー作業をしてもらわれることをおすすめします。
ドライブ装置のエラーからの修復ができる状態とは?
次に、OSを動かしているメインのCドライブとは別のデータ保存用のHDDであればどれも、
いつでもすぐにチェックディスクで、読み込みの不具合などの検査ができます。
また、PCのメインメモリ容量不足でデータエラーが起きやすくなる?という疑問については、こちらのページにて。
念のために、エラーチェック中は、対象の記録装置内のディレクトリにあるファイルは、
アプリケーションソフトなどで開いたり上書き保存をするのは、なるべく控えましょう。
チェックディスクの実行をするには?
まずは、パソコン上でエラーチェックによる回復を始める際に外付けHDDをUSBポートから接続します。
エクスプローラーから「PC」(マイコンピューター)に入って、
ハードディスクドライブの一覧にアイコンを表示させます。
そのアイコンを右クリックして、「プロパティ」⇒「ツール」のタブを選択します。
「エラーチェック:このオプションはドライブのエラーをチェックします。」の欄にある、
『チェックする』のボタンを押すと、チェック ディスクのオプションが表示されます。
「ファイル システム エラーを自動的に修復する」「不良セクタをスキャンし、回復する」
の二つにチェックを入れて、「開始」ボタンを押すと、リカバリーの作業が始まります。
ファイルすべての処理にはしばらく時間がかかるので、
その間はパソコンのOSをスリープモードにせずに、また外付けHDDの電源は止めずに待機します。
外付けHDDが正常に読み込みできるかどうかを確認する
それからエラーチェックが終わって、外付けハードディスクのケースのUSBケーブルを念のため一度外します。
電源を切ってから、再度立ち上げます。
そして、パソコンなどのコンピューターでの動作が元通りになれば、修復に成功です。
後で「ディスククリーンアップ」などでの整頓作業もついでに行っておくと、より確実です。
ハードディスクのメーカー先から配布されている「S.M.A.R.T.」の管理用ソフトの機能をなどで、
モニタリングのチェックを行って、故障の検査と一部の機能の回復を実行することもできます。
また例として、バッファロー正規 故障予測サービス「みまもり合図」のサポートでは、
BUFFALOから販売されている外付けHDDやポータブルハードディスク、SSDの製品にも対応されています。
また、パソコン修理店やデータ復旧サービスの方でも、問題のチェックと復元の作業は行ってもらえます。
プロのデータリカバリーサービスの方で復旧をしてもらう
しかし、エラーチェックや他のシステム回復ツールを使っても異常が直らない場合、
またはツールの使用が実行できない場合は、OSかHDD自体に深刻な障害が起きている可能性があります。
なので、すぐに外付けハードディスクから、必要なデータのバックアップを行いましょう。
Windows(ウィンドウズ)のパソコンでUSBケーブルを通してつなげても正常に開けない場合は、
試しにmacOSやUbuntuを起動してドライブ装置の接続をすると、エラーから回復することもあります。
コンピューターの直し方や、オペレーティングシステムでの異常の原因がどうしてもわからない時は、
やはり専門のパソコン修理サービスやデータ復旧サービスセンターに出して、
エラーや破損の状況のチェックと、外付けHDDのアクセスの状態の修復をしてもらわれることを推奨します。