古い携帯電話に保存していた登録の電話番号や住所、メールアドレス帳、ダウンロードした着メロ、着うた、
またお気に入りや、カメラやビデオ機能で撮影した写真画像が急に必要になったり、思い返して閲覧したくなった時に、
すでにケータイが老朽化や一部の破損で壊れていたりして中身が見れない、といった場合には、
どうすれば端末の内部やメモリーカードから、大事なデータを復旧することができる?という疑問について。
目次
古い携帯電話に保管されたデータは後から取り出しできる?
まず、携帯電話が一般的に、そして世界的に流通して低価格化での普及が始まってから20年以上経ち、
その間にもさまざまなメーカー企業から数々のケータイ機種が随時、絶え間なく登場して、機能の性能や容量も上がってきました。
しかし逆に、20年以上前のケータイの機種では、まだメモリに搭載できる容量も小さく、
カメラ機能の写真画像やダウンロードしたファイルも、今に比べて限られたものでした。
新しく新製品の機種が登場した時や、それまでに使っていた携帯電話の本体が壊れた場合に、
機種変更を何度も行って、家の引き出しや押し入れにそのまま古い機種の端末と、
付属の旧式のSDメモリーカードなどを何個もしまってある方も多いことでしょう。
基本的には、それらの機器や重度の焦げ付きや錆び付きなどの問題が起きていなければ、
まだ内部のデータを読み込んだり、メモリチップの取り出しのサービスによって復旧ができる見込みがあります。
古いSDメモリーカードからHDDにファイルを回収するには?
まず、付属で入っていたバックアップ用のSDメモリーカードがありましたら、
壊れていない以前の機種の携帯電話があれば、メモリのコネクタに差し込んで開いてみます。
またはUSBカードリーダーに差し込んで、パソコンからフォルダーを開きます。
または、スマートフォン(多機能型携帯電話)でしたら、付属のUSBケーブルを用いて、パソコンに同期して接続します。
そしてフォルダーから直接、一部のファイルを外付けハードディスクなどにバックアップします。
これで、後で不具合が発生した時に、そこからデータを復旧できます。
また、IDE方式の古いHDDにすでに取ってあった携帯電話のバックアップのデータを、
現在の新しいパソコンで開くには、S-ATA方式への変換アダプターないしコネクタが必要です。
昔の携帯電話の写真画像のデータを復元するには?
次に、昔の古い携帯電話に保存されている写真画像のデータを復元したい、という場合の対処法について。
まず、携帯電話に差し込みをしているmicroSDメモリーカードやMiniSDメモリーカードに保存していた、
写真画像のデータファイルを復元する場合には、ひとまずケータイの本体から一度、取り外します。
こちらを、USBカードリーダー・ライターのコネクタに(場合によっては付属のアダプターに取り付けて)差し込みして、
パソコンにリムーバブルディスクとして、SDメモリーカードを読み込みます。
そして、AOSデータで販売されています「フォトリカバリー」といったデータ復元ソフトで、
ドライブスキャンを掛けて、前に削除していた写真画像などのファイルの検出を試みる方法が使用できます。
一方で、昔に使ってから10年~20年以上の間、通電をしていないSDメモリーカードの場合、
電子抜けという現象により、まだ消去していなくて保存されているままのはずのデータも、
一部が表示が消えてしまっている可能性もあります。
もし対象のファイルが検出できなかったら、デジタルデータリカバリー様といった、
プロのデータ復元のサービスに、対象のSDカードや古い携帯電話機を出して、
検査と復旧の作業を行ってもらうこともできます。
SDカードにファイルが保存されていなかったら?
次に、SDカードに特定の必要なファイルやフォルダーが何もなかった場合は、
残念ながら対象の古い携帯電話からのデータのバックアップが取れていなかったり、
時間の経過による電子抜けで、拡張子が破損して消えてしまった可能性が高いです。
もし事前に、外付けハードディスクやRAIDケース、NASなどにファイルのバックアップを取ってありましたら、
そこから引き出して、失ったデータを復旧されてみてください。
ほか、メモリーカードから失ったデータを復元するには?という疑問について詳しくは、こちらのページにて。
注文の際には、その古いケータイの機種本体を電話会社の受付窓口に持っていって、中身のメモリーを、
今使っている携帯電話かPC用のデータ記憶装置に移行が可能かどうかを訊いてみてください。
古い携帯電話からデータを回収してもらう
次に、以前のガラケーやスマートフォン(Mobile phone)の機種の本体が開けなくなっていた場合の対処法について。
また、まだ電源が立ち上がって何とか作動できれば、データを回収できる見込みは高いです。
内蔵のフラッシュメモリやSDカード(SD Memory Card)も、通電ができて読み込み自体はできるようでしたら、
ケータイの本体が破損していても、保存されているファイルはそのままで残っていることが多いです。
また、SDカードから間違えてファイルを削除していた場合は、上記と同じく、
市販のデータ復元ソフトでスキャンをかけて、拡張子を復旧できる見込みがあります。
たとえば、ドコモでのバックアップ・復元の手順などが参考までに。
また、上記と同じく携帯ショップにモバイル端末を持っていて、データを抽出してもらう形で、
新しい機種に移し替えてもらう形で、電話連絡先などのある程度の復旧をしてもらうこともできます。
昔のケータイの電源が立ち上がらない場合は?
次に、昔の古いケータイに内蔵されたメモリーの部分の回路まで破損していた場合は、
一般の個人ではほぼデータが開けなくなります。
また、電源が付かなかったり、水没や圧迫などによる重度の損壊をしていた場合は、
携帯電話会社の方では、機種の中身のメモリーからデータを取り出せないこともあります。
その際には、携帯電話を取り扱っている、専門のデータ復旧サービスセンターに、
持ち込みか郵送で提出して、分解による回収の作業を行ってもらえます。
また、microSDメモリーカードなどの大容量の記憶デバイスは、データの復元の料金が高くなることが多いため、
事前の初期診断や、ファイルの復旧の際の値段のお見積もりを受けてみるのもおすすめです。