MFT(マスターファイルテーブル)の破損を修復するには?

MFTとは、Master File Table(マスターファイルテーブル)の略称で、
ハードディスクやSSDのNT File System(NTFS)のファイルシステム上にある、
メタファイルを収納するためのデータ領域です。

しかしこれが破損してしまうと、パソコンを起動して読み込んだ時にファイルを見つけられずに開けなくなります。

このような時には、どうすればパソコンのデータの読み込みを修復することができる?という疑問について。

マスターファイルテーブルが破損して認識しない状態とは?

まず、NTFSのMFTはそうそう破損するものではないのですが、
ハードディスクやSSDをずっと頻繁に使っていると、稀に壊れてしまうことがあります。

パーティションは一つごとにMFTが作成されて、そこに書き込まれたファイルの位置を記録しています。

しかし、このマスターファイルテーブルが損傷すると、内部のファイルやフォルダーが開けなくなるばかりか、
WindowsやmacOSのシステムも認識しない状態になり、コンピューターが正常に立ち上がらなくなります。

ですが、まだ適切な対処をするか、専門のサポートにて直してもらうこともできます。



MFTが壊れてOSが正常に展開できない時は?

次に、MFTが壊れてしまいOSが正常に展開できないと、そのままでは満足にコンピューターが使えません。

またマスターファイルテーブルは、パーティションのデータが書き換わるたびに変更されます。

そのため、データのバックアップから引き出すのではなく、破損したMFT自体を修復する必要があります。

また、パソコン本体のOSが入ったプライマリパーティションのCドライブに不具合が出たか、
あるいはセカンダリパーティションのDやE、F、Gドライブ~に問題が起きたかで、対処の方法が少し変わります。

chkdsk(チェックディスク)を実行する

次に、WindowsのCドライブが正常に立ち上がる状態でしたら、
まずデスクトップの検索窓に「cmd」と入力して、コマンドプロンプトを開いてください。

以前のウィンドウズの場合は、スタート⇒すべてのプログラム⇒アクセサリ⇒コマンドプロンプトと進みます。

黒い画面で、「chkdsk c: /f」と入力して、chkdsk(チェックディスク)を実行してください。

DドライブやEドライブの場合は、「chkdsk d: /f」「chkdsk e: /f」と入力します。

※「ダイレクトアクセスのためにボリュームを開けません」と出る時は、
 デスクトップの検索窓から「サービス」と入力して、「サービス(ローカル)」の画面を開いて、
 ボリュームが読み取れなくなっている原因のプログラムを、プロパティの画面から無効にする必要があります。

Dドライブなどのパーティションが、それでも不具合を起こしたままで展開できない時は、
専門のデータリカバリーサービスの方で、内部のファイルを復旧をしてもらうことができます。



セーフモードや起動ディスクから立ち上げてみる

次に、Windowsのオペレーティングシステム自体が開けない時に、修復をする方法について。

まず、試しにセーフモードの方で起動ができるかどうか、一度パソコンを閉じて実行されてみてください。

あるいは、UbuntuやLinux Mintといったほかのオペレーティングシステムをインストールするか、
DVDブートでパソコンを一度立ち上げてみてから閉じると、自動的にエラーが修復されている可能性もあります。

また、パーティションテーブルの破損を修復する方法については、こちらのページにて。

これらの手法でも直らなかった時は、事前に作ったOSのシステム修復ディスクやイメージディスク、
またはPC本体の製品に同梱されたWindowsの起動ディスクを、DVD/BDドライブに挿入して、
スタートアップ修復やシステムの復元、コマンドプロンプトなどの機能を使用されてみてください。

パーティションの大事なファイルをバックアップする

次に、Windowsのレジストリと同じく、MFTはパーティションの重要な領域であるため、
変更すると必ず修復できるとは限らず、逆にエラーや中断などでかえって壊れて、
補助記憶装置の全体で、トラブルが悪化してしまうリスクもあります。

そのため可能であれば、先にストレージにある内部の重要なファイルを、
念のために外付けHDDなどにバックアップしておかれると、より安全です。

また例として、岡山の街角から 様での、マスターファイルテーブルが壊れたHDDを復活させたよ! の解説も参考までに。

あるいは、プロのパソコン修理のサポートセンターで修復をしてもらわれることも推奨します。

データ復旧サービスで内部の拡張子を取り出してもらう

また、XFSといった特殊なファイルシステムがフォーマットされたHDDが搭載された機材や、
複雑なRAIDアレイが複数のハードディスクで組み込まれたコンピューターないし周辺機器は、
一般の個人では、破損が起きた後での修復がかなり困難になるケースもあります。

もしパーティションの内部に重要なファイルが残っている時は、初期化や処分の前に、
専門のデータ復旧のサービス業者に問い合わせて、ストレージの内部にある拡張子を取り出してもらう、
救出の作業をしてもらわれることをお薦めします。